金沢大学がんセンターブログ

金沢大学がん高度先進治療センター医局における
日々の出来事を適宜更新していきます。

さよなら夏の日、そして

2018-09-02 17:46:25 | 日記

2018年の夏(7月と8月)は行事が目白押しでした。

7月の初旬から中旬にかけて、国立がん研究センターと金沢大学がん進展制御研究所の合同若手研究会(和倉温泉)6th JCA-AACR Joint conference(京都)、臨床腫瘍学会(神戸)に参加し、それぞれで発表させて頂きました。和倉の若手研究会ではこれまであまり交流のなかった金沢大学がん研の先生方とお知り合いになる機会となり大変良かったです。また国立がん研究センター研究所長の間野博之先生から貴重なアドバイスを頂き、それにお応えすべく現在実験中です。

もうひとつの行事ですが、みなさんご存知のように、夏はトライアスロンのシーズンです。

729日:珠洲トライアスロン練習会 

鉢ヶ崎総合運動公園をバックに練習後の1枚

85日:いきいき富山トライアスロン

 岩瀬浜でスイム

826日:珠洲トライアスロン

 珠洲トラフィニッシュ後にみんなと記念撮影、本当に楽しかった・・・

 スタート前、朝日がいい感じにみんなを照らしています

7月の終わりから8月にかけて、レース本番と練習会に行ってきました。

珠洲トラ練習会当日は大変熱く最高気温36!炎天下で体を動かしたことで暑さ対策にもなりました。

いきいき富山トライアスロン当日も酷暑でしたが、暑さ対策をしていたこともあり、熱中症にならずゴールできました。

珠洲トラは台風一過の影響で潮の流れがとても早くスイムが中止になるハプニングがありました。昨年はスイムでタイムオーバーとなり、この夏はスイム練習を頑張ってきただけに残念でしたが、気持ちを切り替えてバイク102km、ラン23kmを無事完走しました。僕は昨年からUPSのメンバーとなり、メンバーのみんな達成感と感動を共有することができ感激しました。夏の思い出です。

夏が終わり、本当に寂しいですが、今シーズンのレースは続きます!あと4つもあります。

詳細はまた後日に。

文責:西山明宏


アレクサンダー・ドリロン

2018-07-11 20:46:40 | 日記

 711日に京都でありました第6JCA-AACR joint conferenceに参加してきました。

2日目のポスタープレゼンテーションで、転移臓器毎に耐性機序が異なるheterogeneityについて報告いたしました。

会場には長崎大学の谷口先生がポスター発表で来られており、互いに近況を伝え合いました。

また、先日和倉温泉でありました国立がん研究センター研究所の先生方との若手研究会で音頭を取られていた後藤研の西村先生もポスター発表で来られており、色々とお話しさせて頂きました。

さらに、NTRK研究などで大変高名なMemorial Sloan-Kettering Cancer Centerのアレクサンダー・ドリロン先生もお越しになられており、先生と一緒にツーショットの写真を撮りました(左がドリロン先生)

自身のNTRK研究について簡単に伝えたところ、「引き続き頑張って」と言ってもらい感動しました。日帰りでしたが、大変充実した一日を過ごすことができました。

 発表の機会を与えて下さりました矢野先生、当教室の先生方・スタッフの方々にこの場をお借りしまして感謝申し上げます。

 

文責:西山


Pancreas 2018

2018-05-27 09:23:51 | 日記

4/2629アメリカメリーランド州ボルチモアにあるJohns Hopkins大学で開催された国際会議Pancreas 2018に参加してきました。

ボルチモアはワシントンDCから60kmあまり北東にある人口62万の港町で、カニが名産です。緯度は仙台とほぼ同じで、朝晩はやや寒かったです。

今回の学会場となったJohns Hopkins大学は肝胆膵・移植外科の宮下先生の御留学先であり、宮下先生からお誘いを受け、参加することにしました。

学会では現在自分が取り組んでいる膵胆道疾患におけるマイクロRNAに関するポスター発表を行ってきました。また、膵疾患に関する最新の動向を幅広く勉強することができました。

学会の合間にはボルチモアと近郊都市の観光、地元オリオールズの大リーグ観戦などに行き、日頃の疲れを癒してきました。

 最後に学会参加の機会を与えていただいた矢野教授、並びに御協力いただいた先生方に深謝いたします。

写真1Johns Hopkins大学 膵臓の研究のメッカとも言われています。大学のシンボルであるドームです。

写真2:ポスター会場にて

写真3:ボルチモア最大の観光名所であるインナーバーバー 港に寄港する船、係留されるヨットの群れなどでとても華やいだ雰囲気でした。

写真4:マックヘンリー要塞 1812年から始まった米英戦争で、1814年にイギリス軍との熾烈な戦いが繰り広げられました。アメリカ国歌誕生の地でもあります。

写真5, 6:今回一緒に学会に参加した肝胆膵・移植外科の田島先生 (左奥) と宮下先生 (右奥) との食事風景。スパイスの効いたカニ料理を堪能しました。 

写真7, 8:オリオールズとタイガースとの一戦。自分にとって初めての大リーグ観戦でした。地元オリオールズがホームラン攻勢で見事勝利を収めました。 

 

文責 大坪公士郎


患者さんとご家族への報告

2018-05-21 13:48:18 | 日記

22回日本癌分子標的治療学会学術集会二日目のワークショップで現在取り組んでいる研究の成果報告をして参りました。

患者さんの貴重な腫瘍検体を用いた解析をもとに発表いたしました。

その患者さんは残念ですが、本年の元旦に永眠されました。このブログで詳細は記載致しませんが、患者さんと患者さんのご家族には、論文という形で何としても報告する決意でございます。

発表の機会を与えて下さりました矢野先生、スライドの添削をして下さりました竹内先生をはじめ、当教室の先生方・スタッフの方々にこの場をお借りしまして感謝申し上げます。

文責:西山


「襷」

2018-05-13 17:00:09 | 日記

513日に金沢城公園内特別周回コースで開かれましたリレーマラソンに参加してきました。

当日は生憎の天候で土砂降りに近かったです。

金沢に来て大変懇意にさせてもらっております「めがねのお店Mito(http://mito-megane.com/)のチームメンバーとして走りました。

チームMitoは自分を含め合計7人で周回コースを11周するハーフマラソンの部にエントリーし、最後に若干のハプニングがありましたが無事制限時間内にゴールし完走証を頂きました

打ち上げはMito2階にありますサングラス・カフェであり、みんなで今回のレースを振り返り、最後にリレーメンバーで写真を撮りました(完走証を持っている社長は少しお疲れの様子)

普段のレースは個人・一人ですが、今回はチームで「襷」を繋いでいったことが感慨深かったです。

最後にチームMitoメンバーに選んで頂きまして本当にありがとうございました。またいつでも誘って下さいね。 

文責:西山


ご挨拶

2018-04-27 11:16:21 | 日記

はじめまして。金沢大学附属病院・医師の鈴木千晶と申します。

徳島大学医学部を卒業後、医師として12年間、主に耳鼻咽喉科・頭頸部外科医として臨床現場で治療に携わる日々を過ごしておりました。

近年は腫瘍内科医として化学療法を中心に幅広く頭頸部癌に限らず、固形癌の臨床に携わっていました。

その間、従来の化学療法に加え、近年は分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の登場でさらなる治療効果が得られるようになっていますが、依然として治療効果が乏しく、新治療に期待を持ちながらお亡くなりになる方も多くいらっしゃいました。そういった経験を通じて、私は難治性固形癌や治療抵抗性がんに対する治療に興味を持ち、臨床に密着したリサーチを行うことで化学療法を中心とした新たながん治療の創出に挑戦したいと思い、金沢大学に赴任致しました。

まだまだ研究としては初心者ですが、今後ともよろしくお願い致します。

鈴木千晶


はじめまして!

2018-04-25 21:14:50 | 日記

2018年4月より北里大学呼吸器内科から国内留学という形でお世話になっております、特任助教の大谷咲子です。

私はこれまで多くの時間を呼吸器疾患中心の臨床に携わってきました。そんな生活の中で目にするトランスレーショナルリサーチについては畏怖と憧れを抱いておりました。

この度、ご縁があり薬剤耐性等の研究をはじめ、がん治療を牽引されるおひとりである矢野先生がおられる金沢大学で研究をさせていただく機会に恵まれました。

金沢での生活は始まったばかりですが研究するという期待と不安な気持ちの入り混じる中、矢野先生をはじめスタッフの方々が親切丁寧に教えてくださり、感激しています。

日々精進ではありますが、金沢の美味しい食べ物、美しい風景も楽しみつつ頑張っていこうと思います。美味しいお店についても色々教えてください!

どうぞよろしくお願いいたします。

文責:大谷


感謝

2018-04-19 20:19:58 | 日記

大学院4年になりました西山です。

先日、投稿中の論文がClinical Cancer Research誌に無事受理されました。

(http://clincancerres.aacrjournals.org/content/clincanres/early/2018/04/02/1078-0432.CCR-17-1623.full.pdf)

大勢の方にサポートして頂きました。偏にみなさまのおかげでございます。

本当にありがとうございました。

実は、初投稿から受理までに8か月を要しています。

2回目のリバイスの実験では、マウスへの脳移植と治療実験が必要となりましたが、気持ちを切り替えて遣り切りました。

その甲斐もありましてSupplemental Figure.2は力作となっております。文句を言わず実験に協力してくれましたマウスたちは本当に頑張ってくれました。

引き続き実験できる喜びと感謝の気持ちを忘れずに、研究して参ります。

P.S.

がんセンターのHPにスタッフ紹介欄があり、各スタッフの趣味も載っています。僕の趣味はマラソン、トライアスロンで、金沢に来てから熱中しています。2017年にはトライアスロンチーム(UPS)のメンバーになり

UPSメンバーと (眼鏡が僕です)

金沢マラソンで初のサブ3.5(3時間30分未満でゴールすること)を達成しました。

さらに和倉温泉の万葉の里マラソン(2018/3/11)、加賀温泉郷マラソン(2018/4/15)でもサブ3.5を達成でき、3大会完走の表彰状を頂きました。

3大会完走証

なかなか石川県に貢献しているのではないでしょうか。

3大会とも僕の担当患者さんが応援に来て下さり、声をかけて頂きました。

沿道からの応援は嬉しいですし、担当患者さんからの声援は格別です。本当にありがとうございます。

文責:西山


日本内科学会ことはじめ2018 プレナリーセッション優秀演題賞 & 指導教官賞受賞

2018-04-19 09:53:20 | 日記

※ 演題名に一部誤りが生じております

2018414日に、日本内科学会講演会と並行して開催される学生・研修医向けのシンポジウムである「日本内科学会ことはじめ2018」に本学医学類4年生の森 新太郎さんが当教室の筆頭発表者として参加しました。森さんは医学類2年生から基礎実験の手技を取得すべく、谷本が指導していた学生であります。

今回、当教室が得意とするトランスレーショナルリサーチをメインにした症例報告を選んだところ、幸いにも465演題の中の10演題のプレナリーセッションに選出されました。忙しい試験勉強やアルバイトの合間にも基礎実験に携わっていた森さんの成果が、臨床の学会において優秀演題として評価されたことは大変喜ばしいことであります。

堂々たるプレゼンテーション

一方、自身は北信がんプロ事業として「北信がんプロ・地域がんデータベースによるがん対策立案に向けた金沢大学附属病院での基礎的検討」を総会・講演会ポスターセッションで発表しました。基礎研究や臨床に関する学会発表をしてきた自分にとって、AYA世代や障がい者のがん症例を分析してがん対策立案に還元するという社会的使命を帯びたスケールの大きな内容でありましたが、腫瘍内科医として大変重要な視点を養うことができました。

文責 谷本 


ここからは人生初の学会参加にも関わらず、プレナリーセッションで見事発表された森さんのコメントとなります。

414日に京都で開催された日本内科学会ことはじめ2018において、プレナリーセッションとポスターセッションで発表させていただきました。私にとって初めての学会参加であり、非常に緊張していましたが、矢野先生、西山先生、谷本先生をはじめ多くの先生方にご指導いただき、なんとか発表を終えることができました。

今回の学会発表に携わるにあたって多くのことを学べました。

まず、学会の準備として、スライドや発表原稿の構成の仕方、ポスターの作成方法は非常に勉強になり、今後学会等に出る機会があれば参考にしたいと思いました。また、当日の学会の雰囲気をこの目で感じることができました。プレナリーセッションでは、今まで経験したことのないくらい多くの先生方に対して大きなスクリーンを3つ用いて行う発表に圧倒され、自らのメンタルの弱さや経験値の無さを痛感しました。ポスターセッションでは、ブースごとに分かれてポスターを壁に貼り、座長の先生により発表と質疑応答が進行される形式が、初めての学会発表であった私には新鮮でした。発表に関する質疑応答では勉強不足であることも痛感しました。今後CBTや国家試験に向けて臨床の勉強もしていこうと思います。

発表後に催された表彰式親睦会では、島根大学の先生方と交流を深めることができたことも大変貴重な機会でした。また表彰式において、谷本先生との写真を撮ることができ、非常に良い記念にもなりました。

表彰式

今回、日本内科学会に出させていただき、優秀演題賞まで受賞させて頂いたことで、今まで以上に研究に対するモチベーションが上がり、将来またこのような賞を頂けるように今後も研究に携わっていきたいと思うようになりました。

今回ご指導いただいた先生方、本当にありがとうございました。 

文責 森 


がんプロ海外FD研修

2018-03-01 22:28:30 | 日記

北信がんプロにおけるがん専門医療人材養成の1つとして、2018212日から16日にかけて海外FD研修に派遣されました。

今回の海外研修の目的としては「がんゲノム医療」を学ぶ目的でアメリカ合衆国メリーランド州ベセスダに位置するNCI (国立がん研究所) NHGI (国立ヒトゲノム研究所) に行ってまいりました。当教室からは谷本が参加いたしましたが、金沢大学のみならず、信州大学、富山大学、福井大学、金沢医科大学の各施設の医師、研究者、薬剤師の先生方と交流を深めることができたことも大変貴重な機会でありました。

NCIは、かの有名なNIH (国立衛生研究所) の一部であり、年間約4000億もの予算のうち8割を米国内のがん研究者に対する助成を行い、残り2割で自施設での研究費に充てております。日本版NIHであるAMEDの予算が年間160億であることを考えても、圧倒的な資金によるスケールの大きさを感じました。

NIHには附属病院があります

NIHには臨床試験を実施するだけの目的の病院が存在します。実際の医師の診療現場を見ることはできませんでしたが、壁画があるような大きな施設にも関わらず患者は余程の体調悪化がない限り入院させないというアメリカ式医療の世知辛さを痛感させられました。

また、各部門を代表する研究者の方によるプレゼンテーションでは、網羅的遺伝子解析パネルの熾烈な開発競争や米国のがんゲノム医療に関わる計画が2020年以降もマイルストーンで緻密に設計されていることを知りました。

各施設の参加者の先生方との打ち上げ

ホテルはベセスダの南にあるワシントンDCにあったため、昨年のAACR 2017に参加した際に再訪問したいと考えていたレストランに行くことができました。幸いなことに同行した先生方の評判は良かったですが、クレジットカードの請求を何度も間違えられた末、ランダムで自分だけ巨額の支払いを請求されました。明らかに金運が落ちていることから今年は飲む・打つ・買うは控えようと思います。

 

46日というタイトなスケジュールでありましたが、学会とは違った雰囲気で海外の先端研究に触れることができたことは財産になりました。文部科学省が求めるがん専門医療人材になれるよう大きな視点で日常診療・基礎研究に励んでいきたいです。

 

今回の研修をサポートして頂いた矢野先生をはじめとした各施設のコーディネーターの先生方とがんプロ事務局の方々に厚く御礼申し上げます。

 

文責 谷本


Fifth AACR-IASLC international joint conference

2018-02-27 11:38:36 | 日記

2018年1月8-12日にかけてアメリカ、サンディエゴでの

Fifth AACR-IASLC international joint conferenceに参加してきました。

 

ハードロックホテルという、ジミヘンやストーンズ、ビートルズの

写真が至る所に飾られている、極めてロックな会場でした。

 

 

今回は現在投稿中の論文の内容をポスター発表および、

2分間のポスターハイライトセッションで発表させていただきました。

多くの方に見に来ていただき、議論も盛り上がり、あっという間に2時間が過ぎました。

 

 

免疫チェックポイント阻害薬関連の発表をはじめ、小細胞肺癌のセッションも大変盛り上がっており、アメリカの研究スケールに大きな刺激を受けました。

 

夜は、矢野教授、留学中の南条先生と食事を楽しみました。

 

 

南条先生はこの日、誕生日を迎えられたのですが

誕生日になった瞬間、ホテルでエアコンのトラブルに見舞われ

早朝まで対応してもらえないという悲運に苛まれたので

ロックな1年になることを心から祈り、盛大にお祝いさせていただきました。

 

サンディエゴは、メキシコ国境に近い南の街で

暖かくて大変穏やかな気候でした。

 

 

しかし、帰国した日

金沢は30年に一度の大雪で小松便も欠航でした。

無事に何とか帰れたものの

車がかまくらみたいになっておりました。。

 

最後になりましたが、このような発表の機会を与えてくださった

矢野教授および当教室の先生方に心よりお礼申し上げます。

 

福田 拝


日本肺癌学会 若手奨励賞

2017-11-06 16:10:56 | 日記

20171014日にパシフィコ横浜にて日本肺癌学会 若手奨励賞の授賞式が執り行われました。

胸部腫瘍学に関する研究に携わっている40歳未満の研究者が対象となりますが、幸いなことにこのたび受賞者として選出されました。授賞式の会場では優れた研究成果を上げておられる他施設の先生方と意見を交わすことができ、非常に貴重な機会にも恵まれました。

 目を開くタイミングが遅れました

現在は受賞演題とは別のテーマに悪戦苦闘し、新たなトランスレーショナルリサーチを目指している毎日でありますが、気を引き締めて研究に邁進してまいります。

矢野先生と肺癌研究助成を受賞された山田 忠明 前医局長とともに

今回の受賞の機会が得られたのは、紛れもなく矢野教授をはじめとした当教室の先生方から臨床、研究ともに日々ご指導いただいた賜物であり、ご厚情を深謝いたします。

文責 谷本


AACR Annual Meeting 2017

2017-05-25 16:57:37 | 日記

201741日から5日にかけてワシントンDCWalter E. Washington Convention CenterにてAACR Annual Meeting 2017が開催されました。

新年度の初日であったため日本人には参加しづらい日程であったこともあり、当科からは谷本が参加させていただきました。

 ホワイトハウスの裏側

今回は昨年投稿した論文の内容をポスター発表させていただきました。私が発表したEGFR遺伝子変異陽性肺癌に関する新たな知見の報告は比較的少なく、免疫チェックポイント阻害薬関連の発表が予想通り多数を占めておりました。一方で、液性検体を用いた網羅的解析に関する発表も非常に多く、世界の興味がダイナミックに動いていることを実感しました。当教室でもすでにCTCに関する研究を立ち上げており、目が離せない分野であります。

アメリカ合衆国の首都であるワシントンDCは言わずと知れた桜の名所であり、「全米桜祭り」を楽しみにしておりましたが、残念ながら突風などの影響でほとんど散ってしまっておりました。しかし、ワシントンDCには無料で入館可能な博物館が集中しており、そのスケールに終始圧倒されました。

巨大な裸人像

また、ワシントンDCで驚いたことは、物価の高さです。調べたところ、全米ではニューヨークよりも物価が高く、1年間快適に過ごすには年収1300万程度必要というレポートがありました。実際に、外食の単価が日本の2-3倍であり、注文したマグロの刺身数切れが約4000円でありました。

緑色のソースはただのわさび

かなり出費をしてしまったものの、世界都市であるワシントンDCのスケールの大きさと文化度の高さを日々感じることができました。 

最後に医局の人事異動であわただしい中、このような発表の機会を与えてくださった矢野教授および当教室の先生方に深く感謝申し上げます。

谷本 拝


WCLC 2016 in Vienna

2016-12-19 19:59:41 | 日記

12/4~12/7にオーストリアのウィーンで行われた世界肺癌学会(WCLC2016に矢野教授、山田先生、西山先生とともに参加させていただきました

 私は、ALK-ROS1のセッションで「HDAC inhibiton overcomes crizotinib reistance by Mesenchymal-Epithelial transition (MET) in EMTL4-ALK lung cancer cellsを発表しました。

初めての海外での口頭発表だったのでこれまでになく緊張しましたが、無事に終えることができ大変良い経験になりました。

学会会場では、免疫療法に関連する演題が非常に多く、改めてその勢いを感じました。多数の世界中の研究者の話を聞くことができて、大変モチベーションが上がりました。

また、学会の合間には、ウィーン市街地を色々観光しました。最高気温が2℃くらいで金沢よりもはるかに寒かったですが、歴史ある美しい街並みに圧倒されました。

                         

オペラハウス前   シェーンブルン宮殿  シュテファン大聖堂    夜のシュテファン大聖堂     チェスキークロムノフ


シュテファン大聖堂は、ウィーンのシンボルとも言える寺院です。高さ148メートル343段の果てしないらせん階段を矢野先生と展望台まで登り切りました。

夜はライトアップがすごかったです。

また、チェコのチェスキークロムノフも訪れました。こちらは“世界一美しい街”と言われており、おとぎ話に出てきそうな街並みが素晴らしかったです。


 

来年もヨーロッパで学会発表できるようますます研究生活と英語学習に力を入れ、精進していきたいと思います。

最後に、このような学会参加の機会を与えていただいた矢野教授および、学会中にご迷惑をおかけしました先生方にこの場を借りて、心から御礼申し上げます

 

 

 

文責:福田






第3回となみ庄川散居村縦断マラソン大会レポート

2016-11-20 15:42:17 | 日記

ブログ担当の西山です。

今年最後のレースとして1120日に開催された第3回となみ庄川散居村縦断マラソン(ハーフマラソン)に山田先生と共に参加してきました。スタート時は小雨でしたが、走っていると雨はあがり、結果的には曇天で走りやすかったと思います。コースですが、殆どアップダウンはなくほぼフラットで、沿道で応援される地元の方がたくさんおられました。残り5kmでスパートをかけて、1時間3353秒でフィニッシュできました。山田先生はスタート前に2時間を切ること宣言され、1時間5959秒でタイムをまとめておられました。ギリギリではありますが、宣言通り、有言実行を体現するところが素晴らしいと感心しました。フィニッシャーに振舞われた豚汁が、やけどしそうなくらい熱く、僕個人としては非常に気に入りました。今回のレースでのポイントは、山田先生がレースを通して耐久系スポーツに目覚めた、ことです。近いうちにフルマラソンを参加されるのではないでしょうか。それではまた。