《ビトロス8世の日記10-地球携帯-》
光太郎サポート任務もひと月たち、夜型生活にも慣れてきた。
帰宅後は昼までずっと寝ているので飼い主からはよりぐうたらになったと言われている。
あれから王子に頼まれたことがある。
通信担当が不在なので代わりをしてくれないかという。
通信員のりりしい動きをかっこいいと思っていたので
快諾したが、渡されたのはなんと携帯電話。
これでどこに通信するのか聞いたところ、
地軸回転事件以来、一行は謹慎中にあり、力を制限されている。
その一時解除は電話して申請するのだという。
「なにも私が言わずとも直接電話したら」というと
こたつ氏に物陰にひっぱられ
「そこは家庭の事情があるのでどうかお願いします」
といわれた。さらに
「短縮に*地球もしもしダイアル*が登録してあるので
いざという時にそこにかけてください。」といわれた。
しぶしぶ承知することにした。
その数日後の夜、たま通信員から緊急連絡があった。
巨大隕石が地球に近づいているという。
地球は大丈夫なのか王子に聞いたら、はるか遠くで
撃退するからまったく問題ないといわれた。
それはそうとして、
それ以来、こたつ氏の竜巻で宙に浮かびながららいぞう氏
の電撃をかわすという訓練が始まった。
聞くと、宇宙戦闘対策とのこと。
自分は「犬」の姿で宇宙にでるのはまっぴらごめん
なのにこの一行はなにを考えているのだろう。
電撃のおかげで身体の毛があちこちパーマをかけられた
ように逆立ってしまい。
それを見た王子に腹がひきつるほど笑われた。
(初稿 2007-02-25 02:47:49)
光太郎サポート任務もひと月たち、夜型生活にも慣れてきた。
帰宅後は昼までずっと寝ているので飼い主からはよりぐうたらになったと言われている。
あれから王子に頼まれたことがある。
通信担当が不在なので代わりをしてくれないかという。
通信員のりりしい動きをかっこいいと思っていたので
快諾したが、渡されたのはなんと携帯電話。
これでどこに通信するのか聞いたところ、
地軸回転事件以来、一行は謹慎中にあり、力を制限されている。
その一時解除は電話して申請するのだという。
「なにも私が言わずとも直接電話したら」というと
こたつ氏に物陰にひっぱられ
「そこは家庭の事情があるのでどうかお願いします」
といわれた。さらに
「短縮に*地球もしもしダイアル*が登録してあるので
いざという時にそこにかけてください。」といわれた。
しぶしぶ承知することにした。
その数日後の夜、たま通信員から緊急連絡があった。
巨大隕石が地球に近づいているという。
地球は大丈夫なのか王子に聞いたら、はるか遠くで
撃退するからまったく問題ないといわれた。
それはそうとして、
それ以来、こたつ氏の竜巻で宙に浮かびながららいぞう氏
の電撃をかわすという訓練が始まった。
聞くと、宇宙戦闘対策とのこと。
自分は「犬」の姿で宇宙にでるのはまっぴらごめん
なのにこの一行はなにを考えているのだろう。
電撃のおかげで身体の毛があちこちパーマをかけられた
ように逆立ってしまい。
それを見た王子に腹がひきつるほど笑われた。
(初稿 2007-02-25 02:47:49)