今朝、会社で使う書類を取り出しに
お役所へ向かうバスに乗った。
僕は前方の席に座り出発までしばし待つ。
ぼけ~っと外を眺めていたら
いきなり凄まじい匂いに押し潰されそうになった。
うんこの匂いだ
ウソである、しかし僕にとってはそれと同じくらい嫌な匂い
無駄に香る香水?柔軟剤?シャンプーリンスコンディショナーか?
いやいやありとあらゆる匂いが混ざりあって化学反応を起こしちまったような
そんな強烈な作られた匂いだ。
まるでその匂いに操られるかのように無意識に後方を振り返ると
そこには、明らかに“匂いの出所ここ!!!”て感じのばばあが立っていた。
ばばあはハンケチ(ハンカチよりハンカチと言う呼び名が似合う)を
うちわ代わりにパタパタと扇ぎながら
暑いわね~もうっといった表情で後ろの方の座席に座った。
さほど混雑しているわけではない車内。
数人の乗客がみな顔をしかめる。(←マジで)
そんなにまでして体臭を消したいのかばばあ!
そうじゃないか
匂いで“あたくしぃ”という人間を周囲(特に男性)にアピールしているのか!
どちらにせよ、くせぇ。
なんて事を思った瞬間、空調が入りバスが発車した。
ぶはーっと吹き出した空調がばばあの匂いを車内に循環させた。
臭すぎて死ぬ!
僕は“ハンカチ”で口と鼻を覆う。
しばらくして、目的地のバス停へ到着した。
さて下りようと立ち上がったら
後方座席にいたばばあがすぐ真横に現れ
ちょっとお退きになって、と言わんばかりに片手で僕を押し退けた。
え?と思った瞬間、ばばあの足が僕の足の上に乗った。
「痛…」
と思わず声が漏れる。
おもいきり足を踏まれたのだ。
ばばあは僕の声に反応してか、チラッとこちらを軽く睨み下車してゆく。
僕もしかめっ面で続いて下車した。
そしたらば、おりた所でばばあが僕を待ち構えていて
いきなり僕に向かって
「人の足ふんずけといて、あなた謝りもしないの!?」
とほざきだしたではないか。
はぁ!?
僕はばばあの言ってる事がいまいち理解出来ず立ち尽くす。
「足踏んどいて謝罪はないのかって言ってんの!」
更にばばあが僕に追い討ちかけるように怒鳴った。
まるで語尾に「どぅ~ゆ~あんだすたん?」
謝る常識ご存知?あんた日本人じゃないんじゃなくて?
みたいな嫌味が付きそうな言い方だ。
いやいや違うでしょう。
足踏んだのはばばあ、あんたの方でしょ。
今さっきバスの車内で僕の足おもいきりふんずけて
そのまま知らぬ顔で出てったでしょうが。
僕はそう思いながらもそれを口には出さず
ただ「はぁ?」とだけ言ってみせる。
その「はぁ?」がお気に召さぬばばあ
“ブタコウモリ(←いるかいないか分からんが例えるならばそんな感じ)”
みたいな顔で「あ・や・ま・り・な・さ・い・!」と
文字と文字を区切る様な言い方で叫び
片足で地面をガンガン蹴りだしたではないか。
もう何か怖いし、距離が近いから臭いし
僕は辛抱たまらなくなり
「ろーろるりましぇーろー」
まるで「どうもすみません」に聞こえるかのような出鱈目語を言い放ち
そそくさとその場を立ち去った。
完全に馬鹿にした言い方
だって僕は踏んでないし何も悪くないもの。
踏んだのはばばあで、だから謝るのもばばあだもの
当然!
ってか、別に謝られたくもないけどね。
「ろーろるりましぇーろー」
っつって立ち去る僕の背後からばばあが一言
「いいえどういたしまして!」
なーんじゃそれ!
もう意味が分からん。
自分の行為に対し、相手から文句言われるより先にキレたもん勝ち
みたいな理不尽な法則がばばあん中にあるのか?
それとも頭おかしいのか?
まったく分からんが
理屈をすり替えられたこちらは感情の行き場に困る。
厄介なこっちゃ。
ひとまず、何だかよくわからないので
僕も何だかよくわからないことをつぶやきながら
お役所へと入っていくのだった。
「くわばらくわばら」
めけめけ~。
写真。道。
お役所へ向かうバスに乗った。
僕は前方の席に座り出発までしばし待つ。
ぼけ~っと外を眺めていたら
いきなり凄まじい匂いに押し潰されそうになった。
うんこの匂いだ
ウソである、しかし僕にとってはそれと同じくらい嫌な匂い
無駄に香る香水?柔軟剤?シャンプーリンスコンディショナーか?
いやいやありとあらゆる匂いが混ざりあって化学反応を起こしちまったような
そんな強烈な作られた匂いだ。
まるでその匂いに操られるかのように無意識に後方を振り返ると
そこには、明らかに“匂いの出所ここ!!!”て感じのばばあが立っていた。
ばばあはハンケチ(ハンカチよりハンカチと言う呼び名が似合う)を
うちわ代わりにパタパタと扇ぎながら
暑いわね~もうっといった表情で後ろの方の座席に座った。
さほど混雑しているわけではない車内。
数人の乗客がみな顔をしかめる。(←マジで)
そんなにまでして体臭を消したいのかばばあ!
そうじゃないか
匂いで“あたくしぃ”という人間を周囲(特に男性)にアピールしているのか!
どちらにせよ、くせぇ。
なんて事を思った瞬間、空調が入りバスが発車した。
ぶはーっと吹き出した空調がばばあの匂いを車内に循環させた。
臭すぎて死ぬ!
僕は“ハンカチ”で口と鼻を覆う。
しばらくして、目的地のバス停へ到着した。
さて下りようと立ち上がったら
後方座席にいたばばあがすぐ真横に現れ
ちょっとお退きになって、と言わんばかりに片手で僕を押し退けた。
え?と思った瞬間、ばばあの足が僕の足の上に乗った。
「痛…」
と思わず声が漏れる。
おもいきり足を踏まれたのだ。
ばばあは僕の声に反応してか、チラッとこちらを軽く睨み下車してゆく。
僕もしかめっ面で続いて下車した。
そしたらば、おりた所でばばあが僕を待ち構えていて
いきなり僕に向かって
「人の足ふんずけといて、あなた謝りもしないの!?」
とほざきだしたではないか。
はぁ!?
僕はばばあの言ってる事がいまいち理解出来ず立ち尽くす。
「足踏んどいて謝罪はないのかって言ってんの!」
更にばばあが僕に追い討ちかけるように怒鳴った。
まるで語尾に「どぅ~ゆ~あんだすたん?」
謝る常識ご存知?あんた日本人じゃないんじゃなくて?
みたいな嫌味が付きそうな言い方だ。
いやいや違うでしょう。
足踏んだのはばばあ、あんたの方でしょ。
今さっきバスの車内で僕の足おもいきりふんずけて
そのまま知らぬ顔で出てったでしょうが。
僕はそう思いながらもそれを口には出さず
ただ「はぁ?」とだけ言ってみせる。
その「はぁ?」がお気に召さぬばばあ
“ブタコウモリ(←いるかいないか分からんが例えるならばそんな感じ)”
みたいな顔で「あ・や・ま・り・な・さ・い・!」と
文字と文字を区切る様な言い方で叫び
片足で地面をガンガン蹴りだしたではないか。
もう何か怖いし、距離が近いから臭いし
僕は辛抱たまらなくなり
「ろーろるりましぇーろー」
まるで「どうもすみません」に聞こえるかのような出鱈目語を言い放ち
そそくさとその場を立ち去った。
完全に馬鹿にした言い方
だって僕は踏んでないし何も悪くないもの。
踏んだのはばばあで、だから謝るのもばばあだもの
当然!
ってか、別に謝られたくもないけどね。
「ろーろるりましぇーろー」
っつって立ち去る僕の背後からばばあが一言
「いいえどういたしまして!」
なーんじゃそれ!
もう意味が分からん。
自分の行為に対し、相手から文句言われるより先にキレたもん勝ち
みたいな理不尽な法則がばばあん中にあるのか?
それとも頭おかしいのか?
まったく分からんが
理屈をすり替えられたこちらは感情の行き場に困る。
厄介なこっちゃ。
ひとまず、何だかよくわからないので
僕も何だかよくわからないことをつぶやきながら
お役所へと入っていくのだった。
「くわばらくわばら」
めけめけ~。
写真。道。