けむり。

朝の電車。隣のおっさんから猛烈なたばこ臭。
「うぇっ」てなってしまい、別の車両に移動した。
先日の出張中も猛烈なたばこ臭を放つ人とエレベーターで遭遇し
「うぇっ」てなり脂汗を流した。
街でかわいい女子が目の前を通りすぎる。
ほのかにたばこ臭。
むかしはなんか感じ良くすら思っていた匂いだが
今では女子のかわいさを下げる程に感じる匂いとなった。

もう、ホントに要らないんだなたばこ。
と思う。
ヘビーに近いほど吸っていたたばこ。
周りが止めてもお前だけは吸い続けるだろうな、と言われていた僕。
その僕が一番最初にたばこを止めた。
止めたというか、要らなくなった。
急にもういらん！て思い、それから5年吸っていない。
ホントにもういらん！のである。

たばこの匂いを感じる度に思う。
自分もこんなに臭かったんだなと。
こんな臭い営業がモノ売り込みに訪ねてきて
たばこ苦手な取引先はその匂いをどう思っていたのだろう。
出張で宿泊するホテル。
間違えて喫煙フロアに入ってしまった時のあの苦痛たるやない。
満室で部屋をかえてもらえなかった時は地獄だ。
一晩泊まったらあらゆるモノにヤニの匂いがつく。
喫煙時代に引っ越した部屋はヤニでドロドロだった。
たばこっておそろしいな～と思う。
こんなものを毎日毎日大量に身体に注入していたのだ。怖っ！

小学生時代、たばこの害についての写真をみて絶句した。
友人の自由研究、コーラによる骨の溶け方の写真とおなじくらい
いや、それ以上に絶句した。
しかしその数年後の僕はたばこを吸う。
絶句しておいて吸う。
吸わせるたばこのその存在感たるや恐ろしい程凄い。

しかし人体も凄い。
たばこを止めた人の回復力についてもテレビで見た事がある。見事！
今、僕の肺は
どれくらい回復しているのか
気になるところである。
心は真っ黒。ついでに肺も。手遅れだったりして。

めけめけ～。