はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

りんどうの花言葉は悲しみによりそう。

2014年02月09日 19時34分03秒 | 漫画・アニメシリーズ
以前、読めていない週刊マンガ雑誌スピリッツの事をこちらに書いたことがあった。
買っても読めずにいる号が昨年からたまっているというはなし。
読めず?いや、読んでいる時間がしっかりとれず、が正確な言い方。
忙しさ故の優先順位の問題である。

少しずつ読みすすめ、未読の雑誌山脈の高さをだいぶ削ることが出来た。
ついに2014年号まで突入!バンザイ!イエイ♪

その以前書いた際、おやすみプンプンというマンガの最終回のことも書いた。
読めていないうちに、僕の知らないところで大好きなマンガが既に終わっていたりする。
それに気付かず号は嵩む。僕は未だに古いものから読み進める。
情報が古くて残念!ならば早よ読め(笑)

僕は大概マンガはお風呂で読む。
今朝、朝風呂で読んだ号でもまたひとつ好きなマンガが最終回をむかえていた。
2014.2-3合併号、細野不二彦作『電波の城』である。

このマンガの詳しい内容は割愛。
最終回は主人公天宮詩織が自らの命を絶って終る。
とそのひと文だけだとなんとも重々しいイメージであるが
最終回は僕の勝手な印象でとってもふんわりとした
ぬくもりの感じられる救いある安らかな話だった。

マンガを読んでいてよく思う。
登場人物を死なせてしまう時の作者の心内はいかなるものだろうか
また作品の終りを画く時の作者のそれはいかなるものかと。
ページの中、コマの中で活き活きと生きる自分が産み出したキャラをなくす心境は
そりゃツラいに違いないだろうな。
編集社担当と共にあれこれしながら永いこと考え、画き続けた物語に終止符をうつのも
なんとも言い難い複雑な気持ちが入り乱れることだろうな。
なんて勝手ながらに、そんなふうに思う。

僕もメーカーの代表としてたくさんの商品を出してきている。
定番はあるが、基本的にはある程度のサイクルで完売終了し
また新しいシリーズが生まれ出るってのを繰り返している。
全ては長い時間を割き考えた企画をデザイナーが長きに渡り必死にカタチにし
たくさんの人の手と想いが加わった商品だ。
完売してゆく瞬間は、もっのすごく嬉しいのとちょっぴり寂しいのとで複雑な気持ちになる。
でも、たくさんの方々が当社の商品でウキウキしたりニコニコしているんだな
と考えたら、すっごく嬉しい気持ちが心をたちまちにしていっぱいにうめてくれるのだ。

当社では終了した商品も、使ってくれている方々の生活の中で生き続いている。
それこそとても幸せなことである。
発想されたトコロから、大切に想う気持ちが繋がってゆくことは
これ、嬉しさの連鎖である。なんともありがたい。

メーカーは常に新しいものをつくり続ける。
止まってしまったら終わってしまう。まるでマグロのようだ。
なんというか、ただ流れにまかせて売れるものを作ろうとするのではなく
いつでも産み出す喜びと、巣立ちしきる瞬間の甘酸っぱさを
心に共存させていたいと真底思うのである。

めけめけ~。


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