はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

ふさふさ、いた!

2012年08月30日 20時18分41秒 | 動物王国
つい先日、当ブログの記事に書いた行方不明の野良猫“ふさふさ”がいた!
昨日出勤時、自宅を出て直ぐの道
よく“ヤツ”と遭遇していたその道を
“当の本人(本猫)”が堂々と横切っていたのだ!
驚きのあまり「出た!」なんて
まるで化けネコでも見たかのような事を思わず叫んでしまった。
ふさふさからしたら失礼極まりない。
そんな僕に怒りの目を向け
「シャーッ!」の一声でも放っていい所を
ふさふさはゆっくり振り向き「ニャー」と笑顔をみせてくれた。
なんと心の広い猫だろう。

ふさふさはそのまま道路脇にある公園へ入ってしばらくたたずみ
どこかへとまた消えて行ってしまった。
そのたたずみ姿をなんとかおさめたものが冒頭写真である。

堂々とした風格、地に足ついたたたずまいから
ふさふさの波乱万丈な人生(猫生)が伺い知れる。
この落ち着いた日々をむかえるまでに
相当な苦労を背負ってきたのだろう。

ふさふさ
本名は知らない。
昔は飼い猫だったのだろうか。
捨てられたのか。
それとも生まれつきの野良か。
どちらかは分からんが、どちらにせよ
つらい野良生活である。

世間の風当たりは凍てつく程に冷たい。
死にかけた事もあったろう。
仲間との出会い。
楽しい日々。
縄張り争いの末の裏切り、喧嘩
そして別れ。
友人(友猫)との死別。
ふさふさは孤独を選ぶ。

生きてゆく為に慣れない狩りをする。
時に人間に媚び
民家と民家を渡り歩き
いつしか孤独な渡り猫となって今に至る。

周りの野良どもの眼は冷ややかだ。
けれどもふさふさは今の自分の立ち位置を気に入っている。
A家とB家とC家を行き来する生活は飽きがない。
野良であるふさふさからしたらある意味刺激的でゆとりをおぼえる。
人間との付き合いは時に面倒な事も多いのだが
それにも勝る大きな保証がそこにはあるのだ。

「ゆとり世代」と他人(他猫)はふさふさをくくったりすることもある。
皮肉である。
構わない、言わせておけ。
その皮肉はやっかみでしかない。
ふさふさの今の保証された生活は
ふさふさの人生(猫生)に、はじめから備わっていたものではない。
ふさふさが掴み取ったものである。
今のふさふさの生活の背景には膨大な苦労が裏付けられている。
表面しかみないヤツこそ
実は考えが「ゆとり世代」に属するのではないか。
まぁ、ふさふさからしたらそんなんはどうでもいい。
自分は自分
ふさふさとした自分が
今ここにいるだけだ。

ふさふさのたたずまいは
そんなたたずまいである。

なんて
勝手な事ばかり書いているが
ふさふさと再び遭遇出来て良かったと思うわけだ。

ふさふさは
今日もどこかでのんびり過ごしているだろう。

自分のことを
とやかくブログの記事に書くおっさんのことなど
当然まるでお構い無しに。

ふさふさは
常に明日を見つめているようだった。

めけめけ~。

写真。ふさふさ撮ったどーっ!