はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

社長暗殺。

2012年08月08日 19時51分49秒 | 会社天国編・地獄編
ベリーショートな二泊三日の出張も
いつものロングロングロングな出張に比べ
「あ」と言う間もなにもなく終わり
今朝会社事務所へ出勤。

早めに事務所で仕事している間にスタッフも出勤。
掃除や仕事準備、今日の段取りを進めている。

僕は朝一マネージャー会議前にやっておきたい雑務をせっせとこなす。
そんな時、あるスタッフが「社長、麦茶飲みます?」なんて声をかけてきた。
おー。気がきいているではないか。
飲むぞ飲むぞ!
「のむーっ!」
なんて
ローラー付いた事務椅子を反転させて叫ぶ。

今日の東京は比較的涼しい方だったのかもしれない。
にしても朝方は暑かった。
ちょうど喉を潤したいと思っていた所だ。
いや~ありがたや!

スタッフが麦茶を持ってきてくれた。
グラスを持っただけでキンキンに冷えているのが分かる。
ありがたくいただこう。
飲もうとしたその時

「ちょっと待った!」

もひとりのスタッフがこちらに向かって叫んでいる。
何事!?
振り返ればそのスタッフが両手の人差し指をクロスして「×」を作って
こちらに向かってみせている。

はぁ?どういう事?
「それ、へんなにおいしますよー!」
麦茶は腐っていた。
うわぁ!
殺す気か!
そこまではいかねども、危うく腹を壊す所だった。

なんて
なにを食っても消化させちまう僕のこのお腹のことだ
飲んでもきっと何ともないだろうが
腐ってんのを腹に入れるのはどちらかといえば遠慮したいものである。

麦茶だが、先週のいつかに作ったものをずっと入れていて
土日明けて月火とたまたまスタッフ誰も飲まなかったらしく
今日注いだら変になっていたそうだ。
夏場は冷蔵庫に入れていても傷みは早いものだ。
気をつけてなければなるまい。


もし、そのスタッフが
僕に麦茶を
故意に出していたとしたら…
ババーンッ!
なんてまた馬鹿な事考えて
頭ん中で勝手に「ひぇ~」と楽しんだりしてみた。


OLが嫌な上司のお茶にぞうきんの絞り汁をいれたりするのと同等に
僕に腐りきった麦茶を出してくる我が社スタッフ。
僕は知らずに麦茶を飲んで…ギャーッ!
なんて、スタッフさん、僕はそんなに甘くは無い。
あなたが出した腐った麦茶、知らずにいられるわきゃない。

だってその麦茶には緑色のコケだかカビだかの物体がプカプカ浮かんでおり
鼻を近付けたら
亀が死んだ後暫くほったらかしておいた水槽みたいな匂いがするのだから。
亀にコロナっちゅう餌を必要以上に与えすぎ
亀も死んじゃうわ、あげすぎたコロナはプクプクにふやけて腐ってるわ
相当な異臭騒ぎ!みたいな風に、とにかく“トロみ”すら感じる
完全に腐りきった麦茶なのである。

僕はそんな麦茶を目の前にして思う。
言わばこれは、女性スタッフからの挑戦状だと。

キモい麦茶に僕は気付いても、気付かぬふりをしてスタッフをチラ見した。
スタッフはスカした半笑いを浮かべこちらを見ている。
ほら、どうするの?どうして処理しはるん?社長はん?
みたいな顔で。

このバトル
負けてたまるか!

僕はグラスをむんずと掴み
なんの躊躇もなくおもいきり一気に麦茶を飲み干した!
吐きそうだ!
しかぁし、吐いてたまるか!
口の中の麦茶は、逆流した涙といっしょに胃へと消えていったのだ。
どうだ、スタッフよ!
俺の、俺の勝ちだろ!

振り返れば
誰も居ず…。

そして午後
社長は病院へ運ばれるのである。


なんだそのキモい想像は!

リアルな午後
僕は作り直されたおいしい麦茶で喉を潤し
営業へと出かけたのであった。

めけめけ~。

写真。ファーストフード店で喉を潤す!