はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

それ私の!

2012年08月07日 16時32分57秒 | 出張中の日常シリーズ
車内で見かけるどんなかわいい女の子も
どんなかっこいい男性も
お年寄りにすすんで席を譲るようなどんな親切な方でも
電車内にて携帯電話で通話をはじめた瞬間、一気に嫌なやつに見えてしまう。
それくらい僕の場合は人の見方が極端だ。
実際今日もまさに上記3例のケースを目撃。
なんだこいつらは!てムカッとした。
多分本人らは何とも思っちゃいないだろう。
寝て起きてご飯食べるのと同等な感覚で車内で携帯通話を楽しんでいる。

僕の腹が立つのは別に悪い事ではない。
禁止されている行為をしている方がむしろ悪い。
しかしまあ、いちいちそんなに引っかからなくても
流せばいいじゃん、とも我ながら思う。
他人のことなどどーでもいいじゃん、気持ち的にも関わるだけ損じゃん
他人のフリ見て我がフリ直しておいて、はい、それでよしでいいじゃんと。

度々良い行いをしていた人が1つ大きな過ちをおかしただけで
その人の評価が天から地へ瞬く間に落ちてしまうことはよくある話である。
それだけ、ひとつの大きなミスは重いということでもあり
マイナスはプラスよりはるかに目立ちやすいということでもある。

人間、人を悪く言ったりそいつで盛り上がるのは得意だが
褒めたり、感謝したり、認めたりは比較的苦手なのかもしれない。
誉められるのは嬉しいが褒めるのは照れくさい。
悪口は面白い。
それぞれ言わないだけで意見は当然しっかりあるのだから
自分とあわない人をせめることで日々の活力を見出だしたり。
他人の欠点は直ぐに見つかるが
良い面を探すとなると意外と難儀である。
良い面は、別な人からすれば嫌な面だったり
それは個性だったりする場合、比較的扱いにくかったりもするからだろうか。

褒め感謝し認めるべき事は何やら特別なものではなく
常識的範囲内のことになっているような気がするなんて
ここ最近思うのだ。
決まりを守れたり、普通な事が出来たりしたら
それはもう凄いことになってしまう。
良いことのハードルが低すぎる。
それだけ非常識な人が増えているという証拠なのかもしれない。
そんなだから、常識的な事をいちいち明記して「ダメ」と注意を促す。
しかし、それすら守れない人がいる。
とんでもない事が度々起こるような現代
世間無法地帯だから仕方ないのかもしれない。
良いことのハードルが下がるのと共に
悪い事のレベルが低くなり
非常識な極悪犯罪が増える一方で
いけない事の幅が果てしなく広がっていく。

何をするにしても人は人と関わりをもってゆかねばならない以上
目を背けてはいけない部分な気がする。
自分に意見がある以上
ひと1人1人に同じく意見がある。
伝えたり我慢したりしながら常々関わりあって世界があるのだ。

昨晩甲府のデパ地下で夕飯を買った。
夕方7時だった為ちょうど値下げ時だった。
お惣菜やお弁当が分かりやすく1箇所に集められている。
そこに主婦たちが群がり
「半額」シールが貼られるのを今か今かと待ち構えていた。

その光景がもう異様に見えて仕方なかった。
腐りかけた鹿の肉を狙うハイエナか
そのおこぼれを待つハゲ鷹のようだ。
皆さま常連のようで
暗黙の了解で得られたテリトリーやルールみたいなものがあるご様子。
奥様と奥様とで牽制しあいピリピリとした緊張感すら感じる。

そんな雰囲気にうんざり
僕的には値引きよりも何よりも
とにかく疲れているので早く買ってホテルへ行きたいってのが心情である。
こんな事で余計な疲れを背負うのは嫌なのだ。
しかし奥様方にとって値引きは第一だ。
旦那の晩酌のつまみまで作ってらんないからとかで
例えばこうして惣菜を利用するのだから
そんなもの、出来る限り安くあげたいと思うのは普通だ。
その気持ちは凄くよく分かる。

群がる奥様方を刺激しないように
自分の必要なものを取りにいく僕。
とある弁当を取る。
そしたらそこにいたおばさんに
横からその弁当を「ちょっと!」と奪い取られた。
「何するんですか!?」と僕。
おばさん「私が横にいてキープしていたんだから、私のお弁当なの!」だって。
他にも、半額になる前の惣菜を手に取れば別なおばさんが
「半額シール貼られるまで待つのがルール!」だって。
なんだそのルール!
そこでは「普通に買わせろ!」ていう僕が
ちょー非常識な人みたいになってたのだ!
この狂った状況に心の中で怒りまくるわけだが
よく分からん地方デパ地下世界のローカルルールだ我慢、我慢である。
そのうちスタッフが半額シールを貼りに来て
まぁひとまず買えたわけだが
何が常識的で何が非常識なのか
良いも悪いも大体が意味不明だった。
我慢して買い物した自分を自分だけが褒める。

人によって常識には多少のズレがあろう。
そのズレを共通認識として補ってゆかねば
何事も上手くはいかないのかもしれない。

人と人、自分と他人、男と女
あぁこりゃ難しいなと思う。
そんな甲府であった。

めけめけ~。

写真。とりもつ。甲府駅にて。