時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

インディゴの夜2 ~チョコレートビースト~ 22

2010-02-13 | 読書
なぎさママの店に押し入った強盗に
晶が投げつけたバッグには
四十三万円ことまりんが入っていた!?
そのまままりんは
強盗たちに連れ去られ
晶は
ホストたちと共に
事件解明に乗り出すことに

インディゴシリーズ第2弾


面白かったぁ~
‘club indigo’のオーナー塩谷&晶
総てがミステリアスな憂夜
そしてお馴染み個性派ホストくん
豆柴や
歌舞伎町のホストクラブ‘エルドラド’の空也
各章に登場する単発登場者
彼らのキャラが
も~ね
文句のつけ様がないくらい強烈で愉快

解説でも
担当の方が述べられておられますが

キャラクターが的確な配置で輝きだす妙
ブレない視点と軽やかにして安定した筆到
気持ちいい読後感に加えて
さらに読みたい気持ちにさせる心憎い幕の閉じ方

まったくもって
その通りでございます

登場人物ひとりひとりが
独自のオーラを放出していて躍動感はあるし
自分の生き方に
‘核(信念)’みたいなものがある!

ホストの世界でありながら
これまで描かれていた小説やドラマとは
視点が全然違う(気がする)!

「返報者」の章で
小学生だけでは飽き足らず
1歳の乳児までも
瞬時に己のワールドに引き込む
魔性のホスト・空也のキャラは
圧巻でした(笑)

インディゴシリーズ第3弾
『ホワイトクロウ』を
速攻読みたい気持ちはあるんですが…
21日の文庫発売まで
待ちしますσ(^^;)

時間はあるけど
お金のない小生には
ホストクラブなんて~エリアは
永遠に無縁の空間

行けたとしても
絶対引くなぁ~自分
『ヤマトナデシコ七変化』の
中原スナコじゃないけれど
まぶしぃ~
って感じで近寄れないと思うわ…
その他大勢の群集に紛れ込み
眺めるのがマックスです


せいぜい
小説の中で楽しみたいと思います

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