時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

居眠り磐音 江戸双紙32 ~更衣ノ鷹(下)~69

2010-05-10 | 読書
紅花大尽前田屋内蔵助に嫁いだ奈緒に
子供ができたらしい

奈緒の幸せが磐石になり
磐音自身も真の幸せを掴む事ができる
あとは
家基を無事第11代将軍に!

なのに…
なんだかやな感じです

義父・佐々木玲圓は
当主のみが行うという
東叡山寛永寺境内の忍ヶ岡にある
寒松院の佐々木家隠し墓に
磐音を共に連れて行き

磐音、万が一の場合、無心様(寒松院住待)に
佐々木家の当主と名乗り出て願いの筋を伝えよ

江戸の佐々木家に異変あらば
三河刈谷宿の称名寺に
わが遺髪(玲圓の)を納めよ

とか
申し送りし出すし

母屋を
磐音とおこんに譲るとか言い出すし…

磐音は磐音で
近く
坂崎家の養子となる井筒遼次郎を
一日も早く
一人前にしようと
頑張ったり

豊後関前藩の江戸屋敷に
福坂利高を訪ね

今後
佐々木磐音なる人物との関わりはない
その昔
坂崎磐音と名乗りし時代しか知らぬ存ぜぬと
強硬に主張してくださりませ

の願い出て…

親子揃って
身辺整理みたいなことを始めるんですよ…

そりゃ~
徳川家基の第11代将軍在位を阻止せんと
あからさまな攻撃にでようとする
田沼意次と
武士道に生きる無骨な佐々木磐音親子の
命を懸けた戦いですから…

なのに
あっけなさ過ぎ

田沼意次の力は凄まじかった
ずるがしこかったって…

徳川吉宗から三代に渡り
徳川に仕えたその頭脳と組織力
政治的な駆け引きに秀でた意次の前に
無念やな…

これが現実か…
戦わずして負けたと言うか

毒殺だもの
家基

その上

なっ!
なんつ~展開にしちゃったわけ
佐伯泰英


神田・神保小路
直心影流佐々木尚武館道場閉鎖

徳川将軍家の王道を守り切れなかった
佐々木玲圓は
自らの命を絶ち
妻・おえいも殉死させるとは…

せめて
玲圓とおえいに
孫が出来たことを
知らせて欲しかった


徳川家基が
18歳で毒殺されたのが1779年
徳川家基が
10代将軍として
在位するのは1786年まで
その後
徳川家斉が
11代将軍に就くのが1787年

田沼意次が
家斉に罷免するまでの8年
その間
政権を握るわけだ…

磐音とおこんは
どうなちまうんだよぉ~

忍ヶ岡近くにある
料理茶屋谷戸の女衆
隠居お京様・現当主お茅様
その娘・忍
特に
お京様は
何やら絶大な力というか…
人脈があるみたいで

今後
田沼意次の弱点を突く
キッカケを作ってくれそうです

霧子は
師匠の弥助と行動を共にするだろう
小田平助爺は?

磐音とおこんは
金兵衛長屋で暮らすことになるのかな?

尚武館道場が一大事の時に
‘痩せ軍鶏’こと松平辰平と
‘でぶ軍鶏’こと重富利次郎
何してるんだよぉ~

御側御用取次速水左近は
失脚か?

どうすんのよ

これから…



磐音さんところ
一人目は女の子がいいな~
江戸幕府も順調に
終焉に向かっているし
町人だぁ~武家だとか
どうでもなってきそうだし
ましてや
磐音もおこんも
身分とか家柄とか気にしないだろうし
見目麗しく賢い女の子を授かって
ゆくゆくは
今津屋の跡取り・一太郎と夫婦なんてどう?

二人目は
文武両道にして
頭脳明晰な男児
後に
尚武館道場再興を果たす!

外国へ
三人目も男児で
こちらは
小浜藩蘭方医中川淳庵や
御典医桂川甫周国瑞のように
医学の道に進む
とか?

磐音とおこんに
安らぎの日を与えたまえぇ~


取り合えず
13日に最新刊
孤愁ノ春 居眠り磐音江戸双紙
が出る!
『古着屋総兵衛影始末』シリーズやらで
引き続き繋ぎますσ(^^)

忘れてた!
死んだと思われていた
丸目喜左衛門高継
生きてました

離れに独り居ることに
いたたまれず
尚武館道場を抜け出た磐音が
田沼屋敷に足を向けまして…

そこで
ぶった切りました

丸目歌尾女

モチロン
瞬殺

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