時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

あきない世傳金と銀5~転流篇~

2018-04-16 | 読書
大坂天満の呉服商
五鈴屋の六代目・智蔵の
女房となった幸
四代目・徳兵衛 
五代目・惣次に嫁すと言う
数奇な運命を受け容れた幸に
お家さんである富久は
五鈴屋の将来を託し
息を引き取った
「女名前禁止」の掟のある大坂で
幸は智蔵の理解のもと
奉公人らと心をひとつにして
商いを広げていく
だが
そんな幸たちの前に
新たな試練が待ち受けていた
果たして幸は
五鈴屋は
あきない戦国時代を
勝ち進んでいくことができるのか


桔梗屋が
五鈴屋高島店と名を替え
五鈴屋は
本店を名乗ることとなりました
とは言え
番頭・周助をはじめ桔梗屋に奉公人が
五鈴屋で勤め上げたのち別家となった暁には
改めて
『桔梗屋』の名と暖簾を引き継ぐと言う
提案を幸が提案します
なんとまぁ~
良心的な合併吸収だこと!
流石
私の女房だすなぁ~
私の考えてた通りのことを
ちゃんと言うてくれはった

って智蔵…

本店と高島店の奉公人を
定期的に
入れ替えることで
双方の仕事を覚えて貰うよう
工夫したり
帯の勉強会を
奉公人が自主的に始めだし
経営者としての
幸の手腕が
如何なく発揮されはじめ
ほんと
良かったですよ
幸の
柔軟な発想
アイデアも抜群
必要な出費だと思えば
惜しまず出す!
これが
まぁ~見事に
大当たり!
大したものです

なのに

大変だす
旦那さんが、旦那さんが倒れはりました


子供まで
失った幸なのに
追い打ちをかけるような設定
まさかまさかの
六代目・智蔵倒れる!
そこまでしなくてもいいのに
ちょっと
やり過ぎじゃないですか?
倒れても
復活してくれるなら
良いけれど…

五鈴屋に
鉄助に次いで
長く奉公している佐七と
‘五鈴屋の要石’と呼ばれた
元番頭
治兵衛(現在長期療養中)のひとり息子
(賢輔改め)賢吉が
江戸出店の足がかりとして
現地調査に派遣されることになりました
なので今後の
展開と言うか
結末は
智蔵の生死如何に関わらず
幸は
「女名前禁止」の大阪を出て
江戸で一旗揚げる
と言うか
商い大成功!

大阪の五鈴屋本店は
五代目・惣次の復活?
高島店は
経営状況も安定し
最終的に
番頭(現・支配人)周助と
幸の妹・結が夫婦になり
元桔梗屋の奉公人らと共に
桔梗屋の屋号と暖簾を引き継ぐ
なんて感じでしょうかね~

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