時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

dele ディリー 2

2018-07-21 | 読書
所長・坂上圭司の指示を受け
依頼人の死亡確認をする
真柴祐太郎は
この世と繋がる
一筋の縁を切るような仕事に
いまだ
割り切れないものを
感じていた
そんなある日
大越美容クリニックの理事長
室田和久から依頼が舞い込む
実は
この室田和久は
祐太郎の妹・鈴が通っていた
相和医科大学大学病院
循環器内科の元教授だった

難病を患い
新薬の治験中に死亡した鈴
その真相に二人は近づくが…

           「チェイシング・シャドウズ」より



dele ディリー 2では
坂上圭司が
『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)を
起業した
根本の理由が
明らかになります
治験を
こんな形で絡めてくるとは…
実際
治験の仕事に
携わっていた者としては
そのからくりに
イチャモン
つけたいこともないけれど…


それはさておき
他人に知られたくない
記録の一部を
依頼人の死後
誰に知られる事もなく
消し去る
この仕事を
流されるまま
ふらふら生きてきた
裕太郎は
真面目に
一生懸命
遂行してきたわけですよ

依頼人の意思が
最優先
誰にも知られたくない
記録だとしても
もしかしたら
残された人にとっては
心の救いになるかもしれない
常に
裕太郎自身の中で
葛藤しながら
誰もが
何とか折り合いがつくような形で
丸く収めたい!
と頑張っていたのに
最後がこれですよ

よりによって
鈴の死にまつわる依頼に関わるとは…
しかも
その事件に
雇い主である
圭司の父親が絡んでいて
その事実の
証拠隠滅の為に
『dele.LIFE』自体が起業されたもだった
とかさぁ~

すべてを
承知の上で
操っていた圭司って
どういう性格してんの?
全てのカラクリが
明らかにされて
正直なところ
ひで~話や!
と思いましたよ
吾輩は!
真柴裕太郎の人生
もてあそぶなや!
やって良いことと
悪いことがある!
この先
裕太郎
人間不信になるんちゃう?
この先
立ち直れるんかいな?
と心配になりました

ドラマ化されますよね~
菅田将暉さんと山田孝之が
どんな
真柴裕太郎と
坂上圭司役を演じるのか
最終回
原作通りに
落すのか否か
楽しみです

この記事についてブログを書く
« Laver Cup 2018 in CHICAGO | トップ | 空也十番勝負4 青春篇 ~異郷... »
最新の画像もっと見る

読書」カテゴリの最新記事