時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ワン・デイ ~23年のラブストーリー~(完全にネタバレ) 16

2012-06-29 | 映画
2人の出会いは1988年7月15日
大学の卒業式だった

真面目なエマと
自由奔放なデクスターは
その日初めて言葉を交わした

意気投合した2人は
お互い惹かれ合いながらも
そのまま恋愛に発展させることはなかった

エマは
恋心を隠しつつ
デクスターとの友人関係を続けていく



1989年
エマはロンドンで暮らし始めていた

1990年
デクスターはパリを謳歌していた

1992年
二人きりで旅行に出かけた

1994年
家族とのトラブルに頭を悩ましたデクスターは
エマに電話をするが
その時エマは
別の人と会っていた

1996年
久しぶりに会ったものの
思いがすれ違っていく2人

2000年
友人の結婚式で再会する二人
エマとデクスターは
すれ違いながらそれぞれの人生を歩んでいく

そして
転機となる7月15日を2人は迎える



エマとデクスターの
7月15日と言う1日限定を2
23年間に渡り描いた作品ばのです

一年364日は
互いのプライバシーを恙無く送りながら
7月15日だけは二人で逢う!
日頃から
携帯電話やらで
お互いの近況報告はしているようですが
観客は
1989年7月15日
1990年7月15日…と
一日のごく限られたエピソードを
映像で見せられるだけなので
ど~も薄っぺら感が抜けない

中身がない
と言ったら言い過ぎ?

ようは二人の人生を
23日間の出来事で
語りつくそうとするのが無理!
当然
うわべだけのエピソードを描くしかない



しかも
σ(^^;) の大嫌いな結末
突然の死別ですよ…

見なきゃ良かったぁ~


友達でいよう
セックスはしない
裸で泳ぐのもなし
子供も作らない
結婚もしない
etc.

色んなルールを交わした2人です

ですが
紆余曲折
やっとの事で
互いの存在の大きさに気付き
結婚した2人



2011年7月15日(多分)
彼方の子供が欲しい
それじゃ~始めるか!?


2012年7月15日朝
エマは妊娠しずらい(不妊症?)ようで
今だ赤ちゃんを授かる気配はなし!
その事が原因で
朝から言い合ってしまった2人
特に
エマはご機嫌斜め

そんなエマに
(エマ)今日は仕事が終わったら
二人で映画を見て
外で食事しよう!


と優しく語り掛けるデクスター



午後(?)
書斎で気もそぞろで
執筆活動もせずボ~ッとしているエマ
すると
背後から西日(?)が部屋に差し込み始め
部屋が一気に輝き始める

何を思ったか
エマはおもむろに立ち上がり…

場面はスポーツクラブ
ひと泳ぎした後
エマが

今朝はごめんね
イライラしちゃって…
少し遅くなるけど待っててね
愛してるわデクスター


見たいな内容のメールを
デクスターに送信

デクスターが
そのメールを読んでエマを待っている頃
エマは…

話の展開が唐突過ぎる!



部屋に差し込んだ
眩い日差しに
作り手の
何かしらの意図を感じたσ(^^;)
あの日差しの中で
エマは
何かを思い立ったと思うんですが
それだけ
印象的なシーンだったのに
違うの!?

σ(^^;) なら
23年なんて短いスパンではなく
もっと長くする
同じ死別だとしても
例えば

1年後の2012年7月15日は
病院で妊娠を知らされたエマが
待ち合わせの場所で
デクスターに妊娠を告げるシーンにする!




2013年7月15日に出産と言うのは
計算が合わないから諦めるとして
エマ デクスター ベイビー(女の子)
デクスターの父
デクスターの離婚した元妻と
元妻との間に生まれた娘他家族に囲まれて
笑っているシーンにする!
当然
デクスターの亡き母の遺影も
そばに置く!

亡き母の残した言葉の通り
デクスターは
キチンとした良い大人にならなければいかん!

そして
云十年後
エマが病死して

娘と二人で思い出の丘にやってくる
そして
母であるエマと自分との思い出を
語り始めるとか

思い出の丘で
デクスターが回想するその近くで
エマとの間に生まれ
成長した娘ととの夫
そして孫が無邪気に戯れているシーン
でエンディング

見たいにする!



間違っても
エマが事故死した後
デクスターが
酔いつぶれ
自堕落な生活に舞い戻り
飲み屋で大喧嘩して
血まみれのまま別れた元妻の家の
マンション(アパート?)の玄関前で倒れ込む
それを見つけた元妻が
これまた看病するのかと思いきや
後部座席にデクスターを押し込んで
義理の父の元へ置き去り…
娘は娘で
後部座席で横たわる
父・デクスターの手を払いのける…

こんな展開にはしない!

ラストに
初めてデートした
1989年7月15日のシーンが登場しますが
ただただ
お涙頂戴的な演出
さも感動的な面持ちで終わった印象にすると言う
意図的な思惑を感じる…

余りにも
報われない2人の23年間…

パリ10区の運河周辺が登場してまして
それが懐かしかったのを考慮して
星ひとつ




        

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