時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

水鏡推理 43

2015-12-01 | 読書
正義感を発揮するあまり
組織の枠を越え
暴走してしまう文科省一般職
ヒラ女性職員・水鏡瑞希

役所は
彼女を持て余し
研究費不正使用を調査する
特別チームに配属する
税金を掠め取ろうとする
悪者の研究開発の嘘を見破れるか?

抜群のひらめきと
推理力を持つ
美女公務員の下克上エンタテインメント!



「探偵の探偵」シリーズが終わり
新作が
何やら続編的なポジション
なのかと不安に思っていましたが…
大丈夫でした

しかも
タイムリーな
研究費の不正流用
税金の無駄図使い問題!
商業化前提の科学研究が優先され
そこに目を目を付けた
企業や
成果の出ない研究に対する
研究費減或いは
打ち切りを恐れる
研究所が
いつしか
本来の研究ではなく
データねつ造工作に
情熱を傾ける訳ですよ
傍から見れば
本末転倒も
甚だしい限り

そこを
霞が関の文科省
国家公務員試験の総合職又は
上級甲種又はI種やらに合格した
キャリア組ではない
ノンキャリアの職員が
スパッと
一刀両断
快刀乱麻
実に小気味よいのです
しかも
はじめは
事務員ごときが
何様のつもり!?

と超上から目線だった
官僚たちが
水鏡瑞希の行動を通し
浄化されていくと言うか
本来
自分たちがすべき
本来あるべき
職務遂行に
まい進するようになるのです

こういう
国家公務員が
霞が関に増えてくれれば
日本の未来も
明るいのにね~

この記事についてブログを書く
« ISUグランプリシリーズ2015第... | トップ | International Premier Tenni... »
最新の画像もっと見る

読書」カテゴリの最新記事