将門は
著者の最も食指を動かした人物の1人である
反逆者としての
歴史の刻印を除きたい気持もあったが
純粋で虚飾のない
原始人の血を将門
都にあっては
貴族に愚弄され
故郷では
大叔父国香に父の遺領を掠められ
将門は
やり場のない怒りを周囲に爆発させる
それは
天慶の乱に発展し
都人を震撼させる
富士はまだ火を噴き
武蔵野は原野そのままの時代だった…
「出版社/著者からの内容紹介」引用


小生が長年抱いていた
将門像が
あっけなく崩れ去った感が…
京の都から
坂東平野に戻った将門を慕い
集まってくる人々から
将門の真っ正直で無骨な男気が
感じられる
大掾国香や藤原純友・秀郷などから
父・良将の土地を奪い返す辺りは読み応えもあるし
従兄弟である
平貞盛の官僚独特の
計算高さ・ずる賢さ&要領の良さが
ムカつく感じで描かれてます
ですが
全体を通して
ここで描かれる‘平将門’は
純粋とか
お人好しと云うよりは
単なる
単細胞な阿呆
感情のコントロールが出来ず
思考能力にやや欠ける人物
洞察力も学習力もなく
図体ばかりが大きくなったような…
坂東平野から
出たことのない弟達の方が
よほど
断然思慮深いのでは?
藤原不比等に
云いように操られる様は
何とも
遣る瀬無い&情けない
小生の思い込みが激しかっただけなのか
思っていた程
勇猛果敢で
限りなく過激で激しい将門を
文体から感じ取る事が出来なかった…
あっけない最期も…
坂東平野を守護する神として
畏怖すら抱かれた平将門
体を求め
坂東平野まで首が空を飛んだという
そこまで激した
凄まじい‘怨念’を
抱くに至る思いを読み取ることが出来なかった
海音寺潮五郎版『平将門』
こちらも読むべきか…
著者の最も食指を動かした人物の1人である
反逆者としての
歴史の刻印を除きたい気持もあったが
純粋で虚飾のない
原始人の血を将門
都にあっては
貴族に愚弄され
故郷では
大叔父国香に父の遺領を掠められ
将門は
やり場のない怒りを周囲に爆発させる
それは
天慶の乱に発展し
都人を震撼させる
富士はまだ火を噴き
武蔵野は原野そのままの時代だった…
「出版社/著者からの内容紹介」引用


小生が長年抱いていた
将門像が
あっけなく崩れ去った感が…
京の都から
坂東平野に戻った将門を慕い
集まってくる人々から
将門の真っ正直で無骨な男気が
感じられる
大掾国香や藤原純友・秀郷などから
父・良将の土地を奪い返す辺りは読み応えもあるし
従兄弟である
平貞盛の官僚独特の
計算高さ・ずる賢さ&要領の良さが
ムカつく感じで描かれてます
ですが
全体を通して
ここで描かれる‘平将門’は
純粋とか
お人好しと云うよりは
単なる
単細胞な阿呆
感情のコントロールが出来ず
思考能力にやや欠ける人物
洞察力も学習力もなく
図体ばかりが大きくなったような…
坂東平野から
出たことのない弟達の方が
よほど
断然思慮深いのでは?
藤原不比等に
云いように操られる様は
何とも
遣る瀬無い&情けない
小生の思い込みが激しかっただけなのか
思っていた程
勇猛果敢で
限りなく過激で激しい将門を
文体から感じ取る事が出来なかった…
あっけない最期も…
坂東平野を守護する神として
畏怖すら抱かれた平将門
体を求め
坂東平野まで首が空を飛んだという
そこまで激した
凄まじい‘怨念’を
抱くに至る思いを読み取ることが出来なかった
海音寺潮五郎版『平将門』
こちらも読むべきか…