以前、知人が「私はお料理をしている時、アルファー波が出ているような気がする。」という話をしていました。
私の場合は何をしている時にアルファー波がでるでしょう。お料理もそうですが、意外にお花を生けた後、アルファー波が出ているような気がします。
生け花という程のことはできませんが、母が生け花を少しやるので、暇な時には母に教わって、花を生けます。
やり始めた時には、なんともみょうちきりんな生け方しかできませんでしたが、最近では、何とか一発OKが出るようになりました。母は、「これも慣れだから」とよく言います。
生け花って、バランスが命ですよね。高さや位置が、たった数ミリ変わっただけで、また、葉の数が一枚少なくなっただけで、全体の雰囲気がガラッと変わります。だから、花を生けている時には、本当に何も考えず、集中して生けています。だからでしょうか。花を生けた後は、脳がスッキリしているような気がします。
でも、花材によっては思うように生けられなくていらいらすることも…よくあります。細い茎の花、折れやすいもの、堅い木、なかなかここというところに収まってくれません。実はうちのの剣山はとても古いもので、さびさびで、花材がうまくささりません。その度に母が、「いい剣山ならもっと楽に生けられるのにねぇ。」と言います。
私もたまにしか花を生けないので、ああそうだねで終わってしまうのですが、さて、いい剣山ってどこに売っているのでしょう。高いんでしょうか。
この間、意を決して、母に剣山を買いませんかと提案してみました。母も気にはしていたらしく、では買いに行きましょうということになりました。母と検討した結果、花器を売っているところなら、もしかしたらあるかもしれないということで、近所の陶器屋さんに行ってみると、ありました。高いものでも3000円ほどで買えます。
とりあえずその一番高いものを購入して、早速花を生けてみると、まあ生けるのが楽だこと。今まで何年も苦労していたのがうそのよう。やっぱり、道具はきちんとしたものでなければだめですね。
それにしても、なぜもっと早く剣山を買わなかったのでしょう。3000円で、それもこんな近くで買えるのなら、もっと早く買えばよかった。今までの時間を無駄にしたような気がして、少し、悔しく思いました(笑)
これからは、もっとアルファー波が出る機会が増えることでしょう。
剣山が新しくなったからといって、生け花の腕がすぐに上がるわけではありませんが…。
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