べんがらちゃんの目

日本の美を伝えたい

番外編-建て方の醍醐味

2010-02-27 07:59:07 | Weblog
「ほぼ1日で建物の骨格が現れる建て方。その光景はいつ見ても、何度見ても、躍動感にあふれている。多くの人が群がるようにしてことをなそうとする様は見ているほうもわくわくし役割を超えて手伝いたくなる。しかし実際は落下事故を伴う危険性もあるだけに安全性には絶えず気を配ることも重要である。
朝から開始した作業も日の沈む頃には縦横の直線によって構成されたデザインが空を背景に浮かび上がる。その後は屋根がかかって空が見えなくなり、側面も壁で囲まれて次第に箱状になり、いつの間にか「普通の」建物になってゆく。直線が浮き上がる建て方の光景。実は建物が一番美しい時のプロセスを楽しむ機会でもある。そして設計者の醍醐味とは建て方時の美しさに勝る完成品を世に出すところにある。」
以上はエクスナレッジから出版された「世界で一番やさしい 建築材料」で執筆した部分。画像は一昨日の厚木の現場、建て方直後のもの。今回は二日にわたった為、屋根下地まで完成、空に抜けていない画像だが夜景が殊更美しい。
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大和の家外観北側

2010-02-19 19:25:50 | Weblog
大和の家の外観、かなり変化に富む。
したがい東西南北をグルッと回って歩くと形が刻々と変化し、面白い。
北側屋根の納まり方、樋のあり方、北側の緑を眺める大型窓、
玄関の格子戸、などの様子が分かる。1階外壁はいつものようにきずり板
ベンガラ塗装であるが、今回は耐候性により配慮した油性のものを使う。
従い本来のベンガラとは多少離れる。
屋根はガルバリュウムで、鼻隠しを延長してそのまま下屋の様に下げた。
その下部に板金を立ち上げて樋としている。
完成まじかの画像で外まわりの工事はまだなされていない。
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大和の家バルコニーの詳細

2010-02-12 16:45:35 | Weblog
手摺の出来栄えをほめたが前回の画像では、はっきり伝わらないと思い
今回はかなり近くで眺めた画像。継ぎ目が分からぬ程の仕上がり状況が
お分かりいただけると思う。
 屋根の張り出し部を支える一本柱とバルコニーとの関係、ベンガラ塗装の状況、バルコニー床格子の隙間から漏れる光の様子、階下の明るさの程度なども分かる。

 だが3Dの映画ならばともかく、画像には限界があり臨場感の表現までには至らない。

 先日メールを戴いていた新築予定の施主をお連れして2箇所の仕事を見ていただいたが
ホームページやブログの画像と実物とはかなりの開きがある、現場を見て良かったとのこと。
 やはり実物の前に立ち、眺め、ベンガラの壁に触れてみるのが一番大切なことだ。
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大和の家バルコニー

2010-02-05 20:08:40 | Weblog
2階バルコニーからの眺め。
ご覧のように那須リゾートに建つ家!といってもおかしくない環境。
神奈川の県央地区となればこのような緑の多い地域も残っている。
その緑を満喫するようなバルコニーである。
広さは10畳大。南に回りこんだ部分も入れると12畳半となる。

階下にもコンクリートのテラスがあるのでその採光も兼ね床は格子にしている。
また夏の午前中一時的だが床の格子の隙間から1階の居間に直射光が入る方向に
透かしている。

白い帯状の部分はバルコニーの骨組みの梁にかぶせたガルバリュウム鋼板。
床に幾何学的な変化をつける。
手摺はスチールのフラットバー。左官仕上げの外観と、スチールとでは同じ白でも
素材が違えば色味は異なり、スチール部は2度塗装している。
鉄ゆえに手摺は重く、近くまで車を寄せて機械で持ち上げたがいちどきにセットできず、
幾つかに分けて固定した。
が継ぎ目が分からないほど優れた仕事をしてくれた。この手摺模型段階では
乳白色のパネルであったが透かす事で結果的にゴージャスな印象になっている。
軒裏や床など木部は現代のベンガラ塗装。

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大和の家西側外観

2010-02-01 18:10:39 | Weblog
前回の写真は正面南側から見たが今回は横西側から見た画像。
2mの軒の出のイメージやそれを支える一本柱の様子が分かる。
道路に面しているので、この西側は閉鎖的なつくりとなり
1階の窓の所在が分かりにくい。
ベンガラ塗り大和張りの板をそのまま格子に見立てているせいだ。
良く見るとガラス部分は黒く光っている。
むろん夜間となれば室内の光が格子の隙間から漏れ、淡く周囲を照らす。
左端の奥に抜ける部分が玄関ポーチ。その上の雨樋は厚手のアルミアングル。
先端で少し薄手のアングルをかさね、さらにはねだし雨水を外壁から遠ざけている。
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