2月14日のブログ画像でいいますと建物左側に回り込んで撮ったものです。
突き当たり左側の門のような部分、左の建物は今回の計画とは関係ありません。
デッキ下は法面で土手になっており、敷地の有効利用を図るため、その上部にデッキが
幅広く敷かれています。左手が海側になります。
2月14日のブログ画像でいいますと建物左側に回り込んで撮ったものです。
突き当たり左側の門のような部分、左の建物は今回の計画とは関係ありません。
デッキ下は法面で土手になっており、敷地の有効利用を図るため、その上部にデッキが
幅広く敷かれています。左手が海側になります。
職人について
最近、建売住宅の現場監理のみを依頼された。
現場監理といっても、私達は設計を行っていないので要所要所、手抜き工事がないか見張る業務だ。結果、お客さんからは大変感謝されたのだが、疑問が残った。
屋根下地となる野地板の一部、巾3センチほど白木のままの合板が帯状に出ていたので(画像上部の白木部)塗装しないのか、との質問に、建築会社の監督は「当社の基準には塗装工事そのものがありません。塗ると追加費用をもらう。」
なるほど私たちの感覚だと木目印刷、貼り物のセット品ではなく外壁や木製建具、ドアの枠などは杉や檜など無垢の木を使用するので必ず塗装工事が発生する。
安く、クレーム少なく効率よく建物を売りさばくには塗装工事をなくす。
すると塗装職人の数が減る。同様に左官職人も減りつつある。クレームの出やすい業種が減っていく。
人の住むところに、建て売る「商品」とは違う職人の手間、手作り感があってほしいと思うのだが。
道路斜線の建築制限もあり屋根を大きく出来なかったが
奥深い二階のバルコニーや外壁一階周りのひさしによって
海からの風や雨などから建物を保護しています。
画像左側の遠方に海。
晴れた日には伊豆半島。
あとは富士山が、となりますが
敷地の手前、東端に建物を設置して
屋上レベルから何とか富士山をながめる軸線を探求、が
手前の庭がつぶれる事になり計画途中であきらめています。
前回画像で道路側の外観を紹介しましたが右端に位置するのが
このカーポートです。
カーポートの屋根というと普通は建物と別に作ることが多いようですが
ご覧のように建物本体の屋根が壁から3メートル近くはねだしています。
そのためしっかりした構造が求められます。
海側のバルコニーとあわせ両側でバランスを取る
天秤棒の考えでこちら側に張り出しています。
神社やお寺のように構造体をそのまま現し力強さの表現にもなっています。
いままで内部インテリアで語ることの多い建物でしたが
ようやく、外観の紹介です。
道路からの景観。階段に続く格子戸が門となり開けると前回の場面になります。
2階バルコニーは吹き抜けており遠方に海を見下ろします。
海の方向以外は小高い山々に囲まれている「谷戸」に建っており
この鎌倉の地形的特色が静かな環境を作り出しています。