べんがらちゃんの目

日本の美を伝えたい

西欧建築行脚*ウイーン四日目その9

2005-08-08 21:20:03 | Weblog
ハウプト広場から直線距離で1キロほど南東にこのグラーツ工科大学生化学、生物工学部(1991シスコヴィッツ+コワルスキー)が見えてくる。周辺街区と道路、緑地とがどのような関係を持っているのか興味があった。五差路の交差点に建つこの建物は交差点に向かってハの字型に開く平面形をしており、その中央の通路を抜けると大学キャンパスに出られ、ゲートとしての役割もこなしている。
四階建ての建物は街区建物のスケールを壊さぬようボリュームを分け屋根もいくつもの形に分節されている。緑地は道路側に膨れるように出、五差路に優先順位をつけるのに役立つ。壁ばかりの街区を歩いてくると周囲は急に開けホッとする空間にしている。
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西欧建築行脚*ウイーン四日目その8

2005-08-06 18:31:46 | Weblog
ムーア川を渡り旧市街のハウプト広場にあるトラム停車場。
第一日目のウイーンの薬局もそうだがグリーンのガラスがよく目に付く。
奥を通るトラムと統一?
横浜市内でも最近ガラス張りのシャープなバス停を見かけるようになったが
これはフランス製との事。
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西欧建築行脚*ウイーン四日目その7

2005-08-06 18:14:22 | Weblog
ムーア川の島内部のカフェ。
球体を上下半分に割って下部を野外劇場として使い、上部は隣り合わせておかれドーム状のカフェになっている。しかしそのような形は周りの建物から俯瞰しない限りわからない。立体トラスのネットで覆われた繭のようだ。
これはそのインテリア。
訪れたのは4月だが今頃は川面を渡る風を受けてさぞ居心地がよいだろう。
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西欧建築行脚*ウイーン四日目その5

2005-08-05 15:09:12 | Weblog
タイトルはウイーンだが実際はグラーツに日帰りできている。
さてこれが「ムーア川の島」である。
川の真ん中にオブジェのようにメタリックな「島」が浮いている。(実際は強固に固定されているが)これもクンストハウスと同じく2003年欧州文化首都の際の建築。ニューヨークのヴィトア、コンチのデザイン。二つの球体を水平に切って上の部分をそのまま横に置いた平面形をしている。両岸から歩道橋が伸び「若人と老人」「新しいものと、古いものの」出会いを意味している。
球形を利用した野外劇場、カフェなどがある。ライトアップされた夜景が見事?

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西欧建築行脚*ウイーン四日目その5

2005-08-05 14:04:54 | Weblog
画面には出ていないが写真左側にはムーア側が流れ、向こう岸にはクンストハウスを眺める。
この建物(デパート、シスコビッツとコワルスキー設計1995)は手前から先に行くほど新しいが一階部分に共通したショウウインドウと日よけを用いることで統一性を図っている。
川を挟んで、片やこのように伝統との融合を目指した建物、片やクンストハウスのように伝統と決別した建物両者が対峙する。それがグラーツだ。
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西欧建築行脚*ウイーン四日目その4

2005-08-04 20:06:43 | Weblog
クンストハウスへのアプローチ
近くのトラム停車場付近からチラッと奥に球体がのぞく。
この写真右側にムーア川がながれる。
かなりあたりの建物と違和感があるが、「その時代の芸術を、芸術に自由を」と
入り口に掲げたウイーンの分離派舘もその時代の建物とはさぞ違和感があった事を思いやれば、クンストハウスは後に登場するムーア川の島同様、時代を顕著に表現している建築と言えるだろう。
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西欧建築行脚*ウイーン四日目その3

2005-08-04 19:47:56 | Weblog
ウイーン南の中心都市グラーツは2003年度欧州文化首都に選ばれている。
この作品はその際建てられたもの。ニックネームは「フレンドリーな宇宙人」。
この建物を最初に写真で見たとき、コラージュ?と思うくらい非現実的にみえた。
UNESCOの世界遺産に指定されている都市に総ガラス張りの球体で屋根部にはタコの吸盤さながら天窓が付く建物が、、実際そこに、あった。「伝統と現代の統合」がグラーツのトレードマークとはいえ芸術にはずいぶん寛容だ。
ちなみに欧州文化首都は1985年アテネで始まり、2005年はアイルランドのコーク、多分今頃、文化的なイヴェントに花が咲いている事だろう。
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