所長日記

現場での出来事、日々思うことをつづっていきます。

HP新登場千葉T邸

2006-08-09 23:56:43 | Weblog
千葉T邸
「泊りがけでいらしてください!」
先日新居の完成祝いに招待されました。
これはとてもうれしいことです。
Tさんは毎日のように
ベンガラを塗りに来たせいでしょうか
住宅が出来上がってゆく様子をつぶさに観察でき
そのことが評価につながった?と思っていました。
一緒のテーブルを囲んだのは、Tさんご夫妻、私の他に
大工さん、材木屋さん、造園家、茅葺職人。
「皆さん!今だから言えること、
感想でも何でもいいから順番に話してください。」
ご主人からそう言われ、思うが沢山ありすぎて収拾が付かない!

完成引渡し、
ましてそのお祝いとなると娘を嫁に出すときの父親の気持ちかな?

施主との出会いがあって、数回の打合せでイメージがわき、
プランが生まれ、何回か変化成長を遂げて全体像が決まる。
図面が完成すると、見積もりを出し予算内に収まることは
まずないので七転八倒のここでも「生みの苦しみ」。
新たに工事関連の人たちが加わり着工、
プランを私の指揮のもとに形として生み出してゆく、
その後ふさわしい衣装たる造園を纏い引き渡される。
このプロセスが嫁ぐ姿とダブるのだけれど
 費用をはじめ、環境の変化、そして難問だった遠隔地工事監理でも、
日本建築家協会保存問題千葉大会で稗田さんという建築家と出会い
施工ルートが確保されたことなどプランを生み出す過程で、
もろもろの壁にぶち当たってきたことが走馬灯のごとく蘇ってくる。
だから人に渡したくない、いとしすぎて嫁になんか
出したくないお父さんの気持ちに近いのではないか。

などと考えていたとき最後に私の番。
そして皆が話し終えた後、さらにすばらしいプレゼントが
われわれを待ち受けていました。
「ほんとにいい人たちにめぐり合えた!」
とご主人が感極まっていらした事です。
仕事の評価でのご招待というより人の、、

情熱は伝わるもの、建築家の情熱が施工する人々に伝わり
結果いいものが出来る、が、
実は建築家は施主の情熱で動かされている
のが正直なところです。







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