べんがらちゃんの目

日本の美を伝えたい

日本の美を伝えたい 585

2022-05-25 14:12:36 | Weblog

日本の美を伝えたい 585

階段室2階からの見下ろし。

 

2階フロアの一部を吹き抜けとし

そこに階段室を嵌め込む。

撮影位置の2階背面にも開口部があり

そこは東に面しているが、隣家に反射した

西日の明かりもそこからはいってくるので

階段室はひがな明るい。

 ベンガラ塗装の階段踏板は夜間、

踏外さぬようノンスリップの溝に

蛍光テープを埋め込んでいる。

踏板にべんがらを塗らず、白木のままに

しておけば、そこまで気を使う必要はないが、

落ち着きを欠いた賑やかさに通じ、

ここでは階段室と一体の空間にある

客間の落ち着きを優先させている。

 

 

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日本の美を伝えたい 584

2022-05-20 12:45:06 | Weblog

日本の美を伝えたい 584

階段室

 

踊り場から階段全体と、ガラスを通して

外部中庭を望んだ写真です。

階段の蹴上、踏面、階段下通過の際のゆとり

などを勘案しながら、その下にあり

隠れて見えない地下への階段をデザインします。

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日本の美を伝えたい 583

2022-05-19 14:20:46 | Weblog

 

階段から客間上段の間

 

階段手摺部と窓際に柱があるので上部の壁を

受ける梁も手摺の位置に合わせればよいが

敢えてしていない。

 梁も含めた2階壁が客間側に入り込む。

すると1階の白壁と2階のそれがずれ、空間に

動きが出る。

ただ、柱を見せると壁止めになり、

その効果はなくなるので白壁部は柱を覆う。

 

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客間-階段方向

2022-05-17 17:35:19 | Weblog

日本の美を伝えたい 582

客間-階段方向

 

客間の光、明暗の程度は

このくらいがいいなぁと思う。

フィンランドの家庭で

夕食をごちそうになった際

テーブルの真ん中に

ろうそく1本の明かり、

何を食べてるか

目が慣れるまで分からない。

これは夜の話で

極端かもしれないが

現代の住まいは明るすぎ

昼でも落ち着かないのは一般的な傾向と思う。

 

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日本の美を伝えたい 587

2022-05-13 14:27:44 | Weblog

日本の美を伝えたい 587

上段の間-脇床

 

右手、上段の間へは一段下がった「畳床」から上がる。

家具が入り始め、好みの空間に施主は仕立て上げる。

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日本の美を伝えたい 586

2022-05-12 15:09:13 | Weblog

日本の美を伝えたい 586

腰貼-畳-床上がり框

 

コルクの床からこの畳に一旦上がり

右手の「上段の間」へと移動。

上がり框と地板の幅は炉に合わせ、

漆喰壁と腰貼りとは黒竹の半割で見切る。

 左手の壁面は床の間的にも使用するので

黒竹は

上がり框を取り込んだ位置とする 。

 

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日本の美を伝えたい 585

2022-05-11 14:04:14 | Weblog

日本の美を伝えたい 585

ガーデニングのコッテイジを高齢者も住む多世代住宅へ

「上段の間と客間のベンチ」

 

炉の脇の手摺についてコメントし

「背あて」にもなるとしました。

上段の間とベンチとはこのような段差があり、それは

座布団を置いて高さに少しゆとりがあるくらい。

 上段の間エリアは床の框材が矩折りに二方向に回り

その上段の間として一段上がった状態を

客間側からみせるべく、ベンチと段差をつけ

手前のコルク床から上がる畳も1段下げています。

 上段の間には、手摺、炉、壁見切り、障子の組子

腰張りなど直線のデザインが集中しています。

ずらしや透かしで全体をコントロールしてゆきます。

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日本の美を伝えたい 584

2022-05-09 13:57:02 | Weblog

日本の美を伝えたい 584

―ガーデニングのコッテイジを多世代住宅に変容

「上段の間」手摺その2

 

前回とは逆の客間側から手摺を見ています。

 障子を通した豊かな拡散光で部屋全体が

包まれています。

 その為、手摺は薄い紙がカットされた

シルエットとして映ります。

 床のコルクも黒、天井も濃紫色で

強調された白壁の中に

炉の天板の胴と青畳の赤い縁、

そして灰色の腰張りが浮かび上がります

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日本の美を伝えたい 583

2022-05-06 11:59:04 | Weblog

日本の美を伝えたい 583

ガーデニングの小さなコッテイジを増築し多世代住宅へ

 

もう一つの要素はこの手摺

奥に見える水平や階段なりに上がってゆく

斜めの手摺と同様に、空間を限定する

確定する、そして制約する要素としてある。

 この「上段の間」の手摺は高さを右の炉と

同じくして2帖を囲むが、炉とはわずかに透かす。

 また客間側と透かし、ベンチと緩く区画

腰掛ける人の「背あて」としても働くなど

双方のスペースに居心地の良さをもたらす。

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日本の美を伝えたい 582

2022-05-02 13:56:20 | Weblog

日本の美を伝えたい 582

ガーデニングのコッテイジを増築、多世代住宅に

 

「上段の間」から客間、階段室を望んでいる画像。

大分、パースが効いているので、

手前の上段と奥の客間が同じ大きさに見えますが、

実際奥は2倍の面積があります。

手前の炉は天板、及び巾木と四隅を、銅で

側面はモザイクタイルで、タイルの上から全体に

目地セメントを塗った後、

タイル面の現れ具合を脇で見て調整している。

炉やベンチ、階段手摺、などが室内の構成要素であるが

もう一つ加えるものがある。

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