べんがらちゃんの目

日本の美を伝えたい

片瀬山の家-玄関アプローチ

2010-06-25 21:11:58 | Weblog
前回の画像をさらに引いてみた。
建物全体像があと一歩のところまで見える。
気を持たせて恐縮だが画像で実物の表現には限界がある。
今回は2階の様子、【一反木綿】の片鱗や玄関脇の造園デザイナーによる
植栽なども見えたりする。
匿名としているため、看板や表札はややぎこちない。
が構成として階段と玄関アプローチが一本の軸線となっている様子は
お分かりいただけるのではないか。
 夜目、遠目、傘のうちのごとく薄暮の写真はきれいに見えてしまうので、
次回は昼間の写真と思うがいいのがないので、そのうち撮ります。
(今回の多くはカメラマンにとってもらっています。)
とりあえず、内観から紹介しよう。


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片瀬山の家ー玄関から回廊

2010-06-18 15:47:30 | Weblog
前回文中の回廊といっても様子がつかみにくいと思い、この画像を選んだ。
正面奥の扉を開けると前回の画像の中庭が見える。
手前の引き分け扉は玄関戸であるが門扉の意味を持ち、奥のドアが本来の住戸玄関の扉。
手前手摺は外部階段のもの。敷地は道路から数段上がっている。
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片瀬山の家2

2010-06-16 17:10:26 | Weblog
前回の画像は突き当たり左奥から見たもの。
後ろに振り返ると玄関があり外に階段、道路と続く。
つまり道路からこの中庭まで一本の軸線になっている。
細長い回廊は玄関、住居入り口、中庭テラス手前、中庭テラス外と4箇所で仕切られる。
 セキュリティーと仕事と住居のゾーンを分ける観点からだ。
 この画像は中庭テラス手前のドアを開け放ったところであるが、外壁沿いに網戸兼用の格子戸がつきその様子は前回画像に見る事が出来る。
 このように建具を開け放てば光や風も通る豊かなスペースとなり、小さな庭でも建物と有機的に結びつけて快適な環境を作る事が出来る。
 回廊は東西を結ぶが、南北を結ぶと風の流れは更によくなる。
 夏の暑い南側とひんやりする北側に開口部を設ければ温度差で風を呼び込む。
 昔の民家は田の字型の平面のプランで南北に大きな開口部を配していたため風の通りが実によい。
 北庭の広がりや豊かな樹木も役立っているが、北を開けることを戦後の住宅は忘れているようだ。風の通り道を作ればおのずから各部屋の空気も引張られ換気もよくなる。
効果に疑問が残る24時間換気の法規制もさることながら、基本的なことを押さえては如何だろう。
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片瀬山の家1

2010-06-02 20:05:34 | Weblog
タイトルの住宅はその後の新規開設HPで更新しているが
このgooブログでも引き続き更新してゆこうと思う

日本の伝統建築は庭とのつながりが強く、建物と庭とが一体化していた。
今まで設計してきたなかにも庭を意識した建物は多い。
しかし都会の住宅密集地ではなかなかそうも行かないがそこはひとつ根性で
やってしまう。

この片瀬山の家は住宅密集地と異なり、1960年代に開発された
比較的区画が大きい分譲地に立つ。
が駐車場が敷地の多くを占めるため庭と呼べるスペースはごく少ない。
画像の外壁と隣地境界とは1メートルほどしか離れていない。
が日当たりはこのようにあるので緑のスペースを作った。
右奥にはテラスがありちょっとした憩いの場所ともなっている。
このように脇からの写真ではなく次回は緑を正面に見た物を登場させよう。
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