べんがらちゃんの目

日本の美を伝えたい

鎌倉の家玄関ホール2

2010-12-29 19:21:18 | Weblog

石の上に載った階段を紹介しましたが周囲の様子を少し紹介します。

玄関ホールは土間になっていて、その中に階段が降りてきます。

階段を上ると以前紹介したリビングルームへとつながります。階段の後ろは

プライベートな玄関、木の部分はベンガラではなくワトコオイルで生地仕上げにしています。これは1階の光の量が少なめのせいで光の量が多い2階はベンガラ塗装を主体にしています


鎌倉の家 玄関ホール階段

2010-12-17 17:53:40 | Weblog

いきなりですが

靴脱ぎ石の上にのしかかった階段が玄関の大戸を開けると現れます。

石の独特なカーブを写し取って木材の先端を加工する-建築では、光付け‐

てりつけと言います-という複雑な作業ですが大工さんは何とかこなしています。

玄関ホールの有効巾から石の大きさが限定されていて、葉山の石屋さんでようやく見つけた

ものですが、画像のように板の載るところが外側に傾いているので技の見せ所、大工さんは

楽しんでいました。


鎌倉の家和室3

2010-12-09 20:47:53 | Weblog

前回茶室の落ち着きを持った障子の構成、と書きましたが実際はこんな感じです。
 障子部分はそれぞれ2枚組みの建具に見えますが、全体をひとまとめにした一枚戸で、それぞれ右と左の壁に引き込み、庭やデッキに向かって全開し、外部との一体感をもつ設計としています。
 天井は茶室のように、立てば人の頭が着く程、低くはないので、外の見える部分を下に限定し、重心を低くして、落ち着いた、たたずまいにしています。
天井は杉の板ですが木目の方向を隣同士反対にして張り市松状にデザインししています。

分離発注メモ4
木製建具を建具屋さんにオーダーして作るということが少なくなりました。
枠とドアがセットになり多くは塩ビ製木目プリント、カンナも掛けられない。
それもひとつの文化なのですが、寂しい気もします。
画像のような無垢の木でしかもすべてオーダーの建具は贅沢かもしれません。
が直接建具屋さんと交渉する分離発注なら手に入りやすいといえます。

詳しくはhttp://www.kamakobo.com/

 

 

 


鎌倉の家和室2

2010-12-08 22:54:55 | Weblog
前回画像を和室の西面とすれば今回は反対の東面です。
 上部はガラスをはめ込んだ格子窓、下は左側の壁に引き込みフルオープン
となるガラス窓になっています。
 格子部分も引き込み更に庭との一体感を出したいところですが、屋根の出を支える方杖(つっかえ棒のようなもの)との関係でやむを得ず上下に分けた経緯があります。
 けれども、窓の形が黄金比にちかく美しいプロポーションになったこと、右に続く窓のとのコンビネーションで茶室の落ち着きを持つ障子の構成が出来たことなど、よい結果を生んでいる。これは当初の想定に無かったことでした。

鎌倉の家 和室

2010-12-03 21:35:44 | Weblog
襖のデザインは柳柄で柳部分は白とシルバーの二判刷り、引き手は桜です。
制作担当会社はその名も「襖Design」.
http://fusuma.ti-da.net/d2009-10.html
縁取りを行わない「太鼓張り」の襖で、脇にも柄が回る美しい画像が紹介されています。
また襖Design さんには強羅の家、腰越の家、港南台の家などでも、別の柄ですが制作してもらっています。
床の間のない和室が多くなった昨今、ここも例外ではありませんが襖に特色を出すことで床の間の装飾性を補うことが出来ます。

鎌倉の家パウダールーム

2010-12-03 21:33:05 | Weblog
画像正面は鏡ですが右はガラスでバスルームの壁が連続しています。
仕上げの素材も浴室と一体化させて、檜の板を壁に使い、カウンターや腰壁には十和田石を貼っています。
洗面陶器は水ハネに対応したバックガードつき、水栓も壁付けで接続部の汚れ落しが楽なタイプです。

鎌倉の家パウダールーム

2010-12-01 20:37:20 | Weblog
前回まではバスルームの紹介でした。
画像正面は鏡ですが右はガラスでバスルームの壁が連続しています。
仕上げの素材も浴室と一体化させて、檜の板を壁に使い、カウンターや腰壁には十和田石を貼っています。
洗面陶器は水ハネに対応したバックガードつき、水栓も壁付けで接続部の汚れ落しが楽なタイプです。