石の上に載った階段を紹介しましたが周囲の様子を少し紹介します。
玄関ホールは土間になっていて、その中に階段が降りてきます。
階段を上ると以前紹介したリビングルームへとつながります。階段の後ろは
プライベートな玄関、木の部分はベンガラではなくワトコオイルで生地仕上げにしています。これは1階の光の量が少なめのせいで光の量が多い2階はベンガラ塗装を主体にしています
石の上に載った階段を紹介しましたが周囲の様子を少し紹介します。
玄関ホールは土間になっていて、その中に階段が降りてきます。
階段を上ると以前紹介したリビングルームへとつながります。階段の後ろは
プライベートな玄関、木の部分はベンガラではなくワトコオイルで生地仕上げにしています。これは1階の光の量が少なめのせいで光の量が多い2階はベンガラ塗装を主体にしています
いきなりですが
靴脱ぎ石の上にのしかかった階段が玄関の大戸を開けると現れます。
石の独特なカーブを写し取って木材の先端を加工する-建築では、光付け‐
てりつけと言います-という複雑な作業ですが大工さんは何とかこなしています。
玄関ホールの有効巾から石の大きさが限定されていて、葉山の石屋さんでようやく見つけた
ものですが、画像のように板の載るところが外側に傾いているので技の見せ所、大工さんは
楽しんでいました。
前回茶室の落ち着きを持った障子の構成、と書きましたが実際はこんな感じです。
障子部分はそれぞれ2枚組みの建具に見えますが、全体をひとまとめにした一枚戸で、それぞれ右と左の壁に引き込み、庭やデッキに向かって全開し、外部との一体感をもつ設計としています。
天井は茶室のように、立てば人の頭が着く程、低くはないので、外の見える部分を下に限定し、重心を低くして、落ち着いた、たたずまいにしています。
天井は杉の板ですが木目の方向を隣同士反対にして張り市松状にデザインししています。
分離発注メモ4
木製建具を建具屋さんにオーダーして作るということが少なくなりました。
枠とドアがセットになり多くは塩ビ製木目プリント、カンナも掛けられない。
それもひとつの文化なのですが、寂しい気もします。
画像のような無垢の木でしかもすべてオーダーの建具は贅沢かもしれません。
が直接建具屋さんと交渉する分離発注なら手に入りやすいといえます。
詳しくはhttp://www.kamakobo.com/