べんがらちゃんの目

日本の美を伝えたい

日本の美を伝えたい 581

2022-04-28 17:13:20 | Weblog

日本の美を伝えたい 581

ガーデニング用の小さなコッテイジを

増築拡大して多世代住宅に

 

奥の通称「上段の間」と手前、客間のベンチとは

ご覧のごとくつながり、グレーの腰張のめぐり方

も上段の間から伸びてきて客間と結ばれます。

天井は鈍色に光るべんがら塗装。

ラーチ合板もべんがらを塗れば木目が浮き出

銘木に見える。

床はさらに鈍い光を放つコルクタイル、

接する床の巾木はアルミ、

炉の巾木、及びコーナーは銅板。

これらの素材は光の当たり具合で

煌めくか、

おとなしく僅かにその存在を主張するか。


日本の美を伝えたい 580

2022-04-27 13:24:44 | Weblog

日本の美を伝えたい 580

ガーデニング用の「小屋」を

 多世代住宅にリノベーション

 

ベンチのある手前が客間のゾーン、

奥が通称「上段の間」

かといって別に皇族の方が見えるわけでもありません。

ただここは居心地がいい。

南と西に開口部を持ち風も通りもよく、

ここを開けていると

二階の通気や奥のコッテイジ棟への通気も促進される。

障子を開けて

外のひじ掛け窓に腰を掛け、風を体に受けるのもよい。


日本の美を伝えたい 579

2022-04-26 13:31:19 | Weblog

日本の美を伝えたい 579

ガーデニング用の「小屋」コッテイジを

           増築して多世代住宅に

客間スペースの写真です。

近隣の方々も集まれるように壁周囲にはベンチを設置。

左手に見えるのは畳が敷かれた通称「上段の間」

右手は階段室の踊り場になります。

床はコルクタイル、壁のグレー部分は「上段の間」

から続く腰張りを延長して、ベンチに座る方々の背中

を保護します。

 前回前々回などの写真では、

かなり陰影が効いた画像でしたが上段の間側と

階段室側とで十分な採光がえられています。

開口部の開け方は近隣の家々の窓との関連、

道路側の道行く人の目線なども合わせ検討して決めます。


日本の美を伝えたい 578

2022-04-25 13:24:46 | Weblog

日本の美を伝えたい 578

ガーデニング用の小屋を増築し多世代住宅へ

 

前回とほぼ同じ位置で撮影した写真です。

ガラス器などオーナーの趣味のものが飾られ、

中庭と階段室、手前の客間との視覚的なつながり、

2階階段室からの光、

これは西日を受けた隣家白壁の反射したもの、

などが見て取れます。

右手奥の白い壁は玄関ホール、

さらにキッチンへとつながります


日本の美を伝えたい 577

2022-04-22 13:57:58 | Weblog

日本の美を伝えたい 577

ガーデニングのコッテイジを増築して多世代住宅に

 

写真の右端に、階段下に地下への入り口ドアが見えています。

 階段は増築部にこの一か所、コッテイジ棟に1か所で、

相互に2階での行き来ができます。

 画面右手の北壁と西面の白壁とをガラス面で寸断し、

べんがら塗りの屋根をそのまま外まで連続させ、コーナーの

開口部を際立たせています。

 中庭の緑と既存のコッテイジ棟で暮らす人々を、ここから

眺めることになります。

 また隣家からの視線を気にしなくともよいように、コッテイジ棟では

三角の屋根を低く下ろしましたが、増築部はこのように壁を下げて

低い位置に開口部を設け、客間での落ち着きを確保しています。


日本の美を伝えたい 576

2022-04-21 14:59:16 | Weblog

日本の美を伝えたい 576

ガーデニングのコッテイジを増築して多世代住宅に

 

どこの写真か分かりずらいかもしれません。

571の写真が参考になります。。

客間への入り口で、トイレの斜めの壁に

導かれるように階段下をくぐって入る、

その様子を見ていただいています。

 障子のある最奥が「上段の間」と呼んでいるスペース。

その手前が客間、白い扉はトイレ、その手前は収納

になっています。

 右手の階段下にも扉があります。

ここは地下収納への入り口。

コンクリートで囲まれ

地下シェルターとしての利用も考えられます。

 

そういえば、

アルバーアアルトが設計した建築を体験しに

40年ほど前、フィンランドを訪れた際、

車窓から見える、住戸の庭に地下への入り口らしきもの

が地上に突き出ており、聞けば地下シェルターがあるという。

また首都ヘルシンキには岩山を刳り貫いた

巨大核シェルターがあり市民が避難できると聞きました。

フィンランドはロシア(ソ連)からの侵略受けた歴史があり、

核戦争となるであろう第三次世界大戦は起こると信じ、

その時は半ば聞き流していましたが、

いまロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにして

それはより現実味を帯び、フィンランドの人々の心境を

さらに身近に感じざるを得ません。

 

日本の美を伝えたい 575

2022-04-19 13:12:50 | Weblog

日本の美を伝えたい 575

ガーデニングの為のコッテイジを

増築して多世代住宅に

 

増築したキッチン部ですが、

既存のコッテイジ棟側から見ています。

 前回の写真にありましたがコッテイジ棟の

屋根の先端が窓右端に見えています。

カウンターはステンレス、既存棟への

移動が楽になるべく端部は角度をつけ

カウンター幅を絞っています。

 キッチン奥に玄関ホール、

白い扉はトイレ、そして客間へと

抜けてゆきます。

 キッチンは既存コッテイジ棟と増築部を繋ぐ

要に位置し、奥の客間や手前コッテイジ棟

双方にサービスを供しています。

 


日本の美を伝えたい 574

2022-04-18 12:58:14 | Weblog

日本の美を伝えたい 574

ガーデニングのコッテイジを増築して多世代住宅に

 

玄関ホールの北側に位置するキッチン

カウンター越しに中庭を望んでいます。

 造園工事前の画像ですが、まだ藤棚もないため

既存のコッテイジ棟がはっきりと眺められます。

 コッテイジ棟の白い玄関ドア

そして手前には三角屋根を半分に切った

切り口が窓からのぞいています。

 


日本の美を伝えたい 573

2022-04-15 13:26:32 | Weblog

日本の美を伝えたい 573

ガーデニングの為のコッテイジを

増築して多世代住宅へ

 

玄関から道路側にある客間(リビング)と

さらにその奥に「上段の間」を見ています。

右手は玄関格子戸、コルクの床は奥まで続きますが

普段は右手のべんがら塗りの扉で

玄関ホールと区切られています。

奥の白壁部手前は収納、奥となりに

レバーハンドルが見えますが

そこはトイレ。

 建物は南北25メートルの敷地にあり

京町屋のごとく奥行きのある建物としています。

奥に斜めの天井部分が見えますが階段の裏側

でこの下をくぐりリビングへ入る、茶室の

躙り口のようなアプローチです。