快適な団地生活を求めるブログ人

府中日鋼団地での快適な団地生活を続ける為の、ノウハウあれこれ。

 建替え検討案説明会(2012.6.24開催)に参加して~説明会出席のお勧め

2012-06-30 09:44:08 | ニュース

6/24(日)午後に開催された「建替え検討案説明会」に出席し、今後、「快適な団地生活を求めるブログ人」は、「建替えには断固反対」の立場で活動して行く事を決意しました。

 

     アンケートの扱い方で業者に対する信頼は全く無くなりました。

 当日の説明会では、管理組合からは、理事長・副理事長はじめ、数名の理事や世話人の方が出席されておりましたが、専ら業者の説明と答弁に任せたままで、全く業者へ丸投げの状態でありました。

特に、疑問に思ったのは、「住棟配置検討例の比較」の説明の中で、「我々は、まだまだ皆さんの事を、アンケートで知っている位で、本当に何を求めているのかは、実は判りません。」と言う発言でした。あまりにも正直な発言で、驚いてしまいました。質疑応答で、この事を質してみましたが、本人は頷かれるだけで、この発言についての訂正は無く、取り纏めの方がいろいろ弁明しておられました。

今回はボイスレコーダで全て録音してありましたので、聞き間違いがあるかと何回も再生してみましたが、間違いありませんでした。これに対しての業者の答弁は、「こちらで、かつてやられたアンケート・資料については、我々の方で、この1年かけて中身を充分精査させて頂いております。使えるものについては使って行こう、使えないものについては、改めて調査するなり、さらに検証して行くという事をやっております。」との事でありました。

さすがに、これがプロの営業マンの答弁かと感心させられましたが、言っている事とやっている事のあまりのギャップに、業者に対する信頼は全く無くなりました。これでは今後の行く末は明白ではないでしょうか。しかも、この間、管理組合の方々にも意見を求めましたが、全くの沈黙状態でありました。

     建替えの意識高揚を図る為、目新しいスローガンを作りたいのでしょうか?

今回の説明会は何の為に行われたのか、私なりに振り返ってみますと、「エレベータのある住居への期待や団地のゴーストタウン化への対応などと言う、建替えの大きなスローガンを失なった今、新たなスローガンを創出する為に、6項目の基本構想案に住居者の「コミュニティの再生」などを勝手に追加して、これを大きく膨らませて一大スローガンに仕立てようとしたのではないか」との結論を得ました。答弁の通り、「コミュニティの再生」も確かに必要ですが、先ず6項目をベースに構想を立て、付帯事項としてこれを取り込むのならば異論はありませんが、全く本末転倒の計画案で、正に、住民の意識からかけ離れたところで無駄な作業が進められているとしか考えられません。

     組合員の負担を軽減する、「斬新な建替え案」は、全く期待出来ない事が判明しました。

最も皆さんが関心を持っておられる負担額については、終始、「今の段階では提示出来ない」の一点張りで、具体的な話には程遠く、びっくりする様な名案が提示されるのでもないので、やはり、又同じ道を歩まなければならないのかと覚悟させられました。

そう云えば、アンケートの必要性を強調されておられた割には、今回のアンケートでは、質問内容に、負担額の欄は無く、希望する住居の面積や階数、駐車場の台数の他はほとんど必要の無い設備の選択項目のみでした。個々の希望は多少縮小するにしても、今までのアンケートの結果で充分推測出来る筈なのに、この程度のアンケートから何か新しい構想を引き出せるとでも考えているのでしょうか?

今までは、僅かな希望であった、「斬新な建替え案」など、全く期待出来ない事が明確になった事に加え、東山道の遺跡調査や土壌汚染の対応等で、数年は仮住まいが延びる可能性が極めて高い状況ですので、今後は、「建替え断固反対」の立場で、この計画を早急に中止させ、無駄な負担を最小限に留める様に活動を展開して行きたいと決意しました。

     説明会に出席して、当日のアンケートに「建替え反対」の意思を示しましょう。

皆様も、6/30(土)に2回開催される説明会に出席して、ご自分の目で見、耳で聞いて、この実態を正しく知って頂きたいと思います。ただし、あまり急に出席者が増えますと、「建替えの熱気が再現か?」などと云う勘違いをなさる方も出るといけませんので、当日のアンケートでは、「建替え反対」を明記しておく事をお忘れなく。

又、「建替えについてのアンケート」を出されておられない方は、世話人に遠慮する事なく、提出拒否か明確な反対意見を記載して提出される事をお勧め致します。(今後、これらの資料の回収率が賛否のバロメータになりますので、明確に反対の回答を出して、数値に表れる様にする方がより有効と思われます。)

     今回の説明会の録音を聞く事が出来ます。

尚、今回の生々しい録音内容を聞きたい方は、連絡して頂ければ、視聴可能です。又、スカイドライブ(無料でつかえる、大容量オンラインストレージ):「kaiteki-nd-kai」にアップロードの準備中ですので、ご希望の方は連絡願います。(「個人情報」には充分配慮して、個人名等はカットし、希望された方のみに参照許可を出す様に管理してありますので、ご安心下さい。)


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
築30年以上のマンションが全国で73万戸あるという... ( )
2012-06-30 10:04:42
築30年以上のマンションが全国で73万戸あるという中で、建て替えを実現したのはわずか129件といいます。
しかもその中で大規模団地の建替えというと、実現した件数はごくわずかだと思います。

また、府中ですと遺跡調査の問題もあります。
かつて府中の伊勢丹を建築したときに遺跡調査で大幅に工期が遅れたように、日鋼団地ほどの広い敷地を遺跡調査すればかなりの時間がかかることが予想されますし、何かしら遺跡が見つかれば工事はさらに大幅に遅れるはずです。
そうなれば仮住まい期間が延びるだけでなく、居住予定者にかなりの負担がかかります。
果たして、建設に関わる事業者は、費用の追加負担や工期延長を居住予定者に負担を負わせないと確約できるでしょうか?
事業者側のリスクとしてもそのような約束はできるはずもないでしょうから、いくら建替賛成派が負担額や工期を提示してもそれを大幅に上回る可能性があります。
建替賛成派はそういったリスクをしっかりと説明しているのでしょうか?

建替賛成派の配布物やアンケートでは、そもそも建替反対の議論につながる説明や選択肢を意図的に排しています。
修繕案が引き合いに出されることはあっても、アンケートや配布物の構成を見れば、結局は修繕案も建替推進のための対案に利用しているだけだと感じられます。
建替委員会の構成員がすべて賛成派で占められているのでそうなってしまうのは仕方ないのでしょうが、全住民の意見を反映した公平な議論とはとても言えないでしょう。

現時点で建替に賛成できる住民は、比較的貯蓄に余裕があったり負担額の支払いの見込みがついている方たちが多いのではと思います。
ですが、不況が続くこの社会状況の中で、負担額の支払いの見込みがつかない方たちや、安価な修繕によって現在の居住空間をより早く確実に快適にしたいという現実的な見方をされている方たちも多いと思います。
特に、年金生活をされている方たちなどは、先の読めない建替の不安より、負担が少なく早期に快適さを確保できる修繕案の方が、経済的にも時間的にも身体的にもより安心できるのではと思います。
修繕案は居住者それぞれの状況に合わせたリフォームを行えるというメリットもありますし、確実な修繕を行えばかなりの期間の快適な居住性を確保できるでしょう。
実際、私もすでにリフォームを行っており居住の上では全く問題を感じていませんし、経済的な理由からも不透明性からも建替には賛成できません。

建替委員会の選出や予算・議案の決定など、日鋼団地の運営についてはかなり不透明だと感じています。
具体的には、全住民ではなく一部の意見が偏重されて反映されているように感じています。
果たして、この強引な建替推進の動きは全住民の意見が反映されているのでしょうか?
日鋼団地で空室になっている分など、不動産業者などの組織票も大きく影響しているのではないかと思っています。

非現実的な建替議論が続くかぎり、早急に居住空間の快適さを図りたい住民の方たちもなかなかリフォームに踏み切りづらいでしょうし、この状況が続くこと自体が全住民に大きな不利益を与えていると思います。
今まで建替推進のために無駄になってしまった予算をもし共益部分の修繕に使っていたとしたら、と思うと非常に残念です。
先の見えない不確実な建替議論に振り回されるより、各住民が自分の予算に合った修繕を施すことで、早期かつ長期の快適性を得る方がはるかに現実的で負担も少ないはずです。
このように考えておられる住民の方たちも少なからずいるはずですが、こういった意見が真剣に議論される場がないということ、また取り入れる姿勢が感じられない建替委員会の偏狭さ、これらが公平で現実的な議論を妨げていると感じています。

建替委員会の方たちはこのままのやり方を続けていくとしたら、住民が被るリスクにどう責任を取るのでしょうか?
無駄に失われたお金はどう責任取るのでしょうか?
過去の責任追求を逃れるために、頑なな姿勢を誇示し他の意見を排除しているようにしか思えません。
一部の意見の押し付けではなく、もっと公平かつ現実的に住民の安寧が得られるようにしてもらいたいと思います。

長文失礼しました。
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そもそも立替に賛成したり反対したりできる基準は... (住んでいない区分所有者)
2012-07-04 15:19:11
そもそも立替に賛成したり反対したりできる基準は法律には明記していないのではないか。区分所有者で居住していない者が居住しているものの権利を侵害するような基準で賛否をとることはおかしい。権利の濫用ではないか。すんでもいない不動産会社でも居住者の権利を侵害できてしまう。
返信する
こんなに素晴らしいブログがることに感謝している... (Unknown)
2012-07-05 01:31:39
こんなに素晴らしいブログがることに感謝している団地住民です。
ただ、ただ、ただ
感謝でいっぱいです。
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管理組合のいままでと変わらない、建替え前提の無... (Unknown)
2012-12-19 23:48:26
管理組合のいままでと変わらない、建替え前提の無駄使いの強弁に飽いていたところです。合理的な見解を示していただいて、とてもここまで専門的な意見を言えないものとっては、なるほどと思います。ありがとうございます。
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