怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

ナバの穴

2011年01月10日 | Weblog
<1月9日(日)>

日の陰る朝の青畳はひんやりした空気が広がり、裸足の怪人クンを鈍化させた。その場にいた人々も声をそろえて「冷めてぇ」を連発。動けば解消するはずだ。持ち技をかけ合い体を温める。
「踏み込みが浅い!」
「ダーッ!」
3連休のど真ん中。春に備えて猛特訓。彼のアドバイスを素直に聞いて四方背負い落としに再トライ。ほかにも押し倒し、引き倒し、腕固め、肘車などを入念にチェックしていく。
9時30分からみっちり2時間半。いつしか体が温まり、柔道場の冷え込みも気にならなくなっていた。中締めのあとは剣を握って形稽古だ。胴着を脱いだのは12時15分を回った頃だった。

今宵は日曜教室の2011年、最初の練習だったけど欠場。さすがに電磁切れ。
まだまだ体術の動きにも硬さが目立つ。剣術はとくにボロボロ。赤ランプ点滅状態が続く。本番はあっという間にやってくる。けど、いいもんだね。無謀でもなんでも〝一歩踏み出す勇気〟でチャレンジするってのは。
帰りの車内。
「でもさ、よく受験する気になったよね? 断ると思ったもん」とナバ。
「うん。こんな状態の怪人クンでも声をかけてくれたことへの感謝もあったし。『やりません』ってのは簡単だもん。ひと言で終わるわけだから。でもやっぱ猪木イズムが許さないでしょ。『やる前からあきらめる』のはムフフ…、やだよね。結果はさておいても、リングに上がって怪人クンなりのファイテングポーズはとりたいよな」

そういえば。このほど静岡にもタイガーマスク、伊達直人が現れて施設に現金10万円を寄付したというニュースがあった。日本各地で心温まる話だ。
そのタイガーマスクは〝虎の穴〟で鍛えられ強くなった。くしくも怪人クンはいま〝ナバの穴〟で合気特訓を重ね、己との勝負に挑もうとしている―――。


※タイガーマスク、伊達直人(写真)。