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きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

県央部

2010-05-05 21:02:32 | きのこ
高速道路料金上限1,000円の恩恵を利用できるのも最後の大型連休の為か、昨年9月の大型連休と共に大変な忙しさだった。殆ど3人から5人の家族連れ。10畳和室のある当館は打って付けなのかもしれない。
4月の忙しさの疲れも取れないまま、連休は喧騒の中。
泊りがけできのこ観察とはいかなかった。
漸く今日は日頃の静けさが戻り、疲れを持ったまま県央部の山を歩いた。


ヌメリツバタケ Oudemansiella mucida


ハゴロモイタチタケ Psathyrella sp


Cortinarius sp


Lactarius sp

柄が中実、赤く変色・・・はベニガラチチタケに似ています。
ところが強い独特の匂いがある。北陸きのこ図鑑にはニセヒメチチタケはカレー様の匂いと書かれています。検鏡して側シスチジアを見ればはっきりするのですが・・・。



アラゲコベニチャワンタケ Scutellinia scutellata


ナギナタタケ Ramariopsis fusitomis


オオセミタケ Cordyceps heteropoda


不明

傘の径、5mmほどの小さなきのこです。Hygrocybe spでしょうか。

江汐公園

2010-04-28 17:18:45 | きのこ
つかの間の時間を有効にと市内の江汐公園へ・・・。一昨日歩いたコースとは反対側のコースを歩いた。いつもは、ウオーキングや散歩の人達が多いので敬遠しているコースである。


シイタケ Lentinula edodes

暗い林の中、木漏れ日がスポットライトのように一箇所を照らしていた。遠目にアシグロタケに見えた。行き過ぎようとしたが気になるので、藪を掻き分けて近づいてみるとシイタケだった。



アクニオイタケ Mycena alcalina


キチャホウライタケ Xeromphalina cauticinalis


ウラスジチャワンタケ Helvella acetabulum

遊歩道側の植え込みの下に、10mにわたって群生していた。

                    ↓群生の一部


ウラスジチャワンタケ

明日は雨

2010-04-26 16:19:43 | きのこ
明日は雨・・・忙しい中での野歩き・・・言い訳タイトルです。
きのこ観察をされる方でしたら分かっていただけるでしょうか。


アカヤマタケ Hygrocybe conica



Hygrocybe sp



ウラベニガサ Pluteus atricapillus



カノシタ Hydnum repandum



マルミアリタケ Cordyceps formicarum Kobayasi

松の朽木から2mmほどのきのこが・・・カメラを覗くと虫草でした。朽ちかけた木の皮を剥すと蟻が出てきました。12mmほどの大型の蟻です。



マルミアリタケの生えていた直ぐ下に綺麗な色のアブ君が・・・・。
シオヤアブの仲間・・・というよりはムシヒキアブの仲間といったほうが良いのでしょうか。

3週間ぶりに

2010-04-25 19:09:48 | きのこ
気温はやや低めだが春らしい一日だった。相変わらず忙しさが続いている。忙しさにストレスを感じているより忙しさを楽しまなくてはね・・・と思うようにしているが、なかなかそうはいかない。寸暇を作ってストレスを発散しなくては・・・と3週間ぶりに県央部の山を歩いた。


Hygrocybe sp

傘の径は1cm、肉質は脆い。この時期から6月にかけて、この登山道脇には赤い色をしたHYgrocybeは少なくとも2種類発生する。もう1種は一回り大きく肉質もしっかりしていてひだが垂生している。



ハゴロモイタチタケ


ハゴロモイタチタケ幼菌


         
         Cortinarius sp

曲がり角の斜面で、「チャナバに似ているなぁ」・・・と思いつつ写真を撮っていると「きゃっ!!」と女性の悲鳴。曲がり角を曲がった途端、私が這いつくばっていたので驚かれたらしい。「驚かせてごめんなさい!」
麓にお住まいで、ご夫婦で筍を掘りに来られたらしい。掘りたての筍をいただいた。


Cortinarius sp

フタイロニセフウセンタケに酷似している。



ニセヒメチチタケ



Ramariopsis sp


         
         オオセミタケ

前回観察した菌の側に新しく発生。前回の菌はまだ残っていた。








ハルシメジ観察会

2010-04-11 17:37:54 | きのこ
今日は光市の冠梅園でハルシメジの観察会だった。家を出ようとしたら、バケツをひっくり返したような雨が降り出した。光市まで高速道路を2時間弱走らなければならない。観察会の後、ギフチョウの生息地に案内していただく事にもなっていた。もし到着して中止でもなったら泣くに泣けない。念の為、出発前に副会長に電話をしてみると雨は降って無いとの事、願わくばこの雨が東に移動しない事を祈りながら車を走らせた。
幸か不幸か現地は小雨が降ったり止んだりの状態だった。


ハルシメジ (広義)

グアヤクチンキでの呈色反応は陽性。

2箇所でハルシメジの菌輪が見られたが他のきのこの姿は見られなかった。硬質菌も僅か数種、綺麗に手入れされた梅園なので立ち枯れや倒木などは片付けられているからだろう。


観察会の後、副会長のSさんの案内で絶滅の危機に瀕しているギフチョウを生育し放蝶されている方を訪ねた。ナベヅルの渡来で知られている八代にお宅はある。明日は近くの小学校で子供たちと一緒に放蝶されるとの事、生憎の雨だったが今日が最後のチャンス、自然の中の姿では無いのが残念だが、初めて見る蝶なので傘をさして撮らさせていただいた。


ギフチョウ


ギフチョウの卵

幼虫の食草でもあるカンアオイの葉裏に生みつけられた卵。

秋吉台

2010-04-04 19:27:07 | きのこ
籠から解き放たれた鳥のように今日も秋吉台を歩いた。新しく購入したカメラの試写を兼ねてセンボンヤリを撮りに行った。ところが何故かピント合わせが効かない。首をひねりながら撮り続け、最後の一枚の時に設定間違えに気づいた。初歩中の初歩のミス。センボンヤリの写真は全滅、どうも頭も疲れているらしい。


ハラタケ Agaricus campestris


不明

写真ではHygrocybe spのように見えるが、実物を見ると違うように見える。
傘の径は2cm~3cm、柄は中実、独特の臭気がある。

江汐公園(3月29日観察)

2010-04-03 17:43:40 | きのこ
忙しいという字を分解すると心を亡くす・・・まさしく心を亡くしたような状態が続いた。
3月29日は、そんな中寸暇をつくり市内の公園を歩いた。そこそこにきのこの姿はあったが心を亡くした状態が癒えず更新する意欲を失っていた。


クヌギタケ属 


アクニオイタケ


マツオウジ


オオチャワンタケ


フクロシトネタケ


ササタケ


不明

広葉樹の倒木に無数発生、傘の径は2cm~4cm。

ベニヤマタケ(8日観察)

2010-03-13 18:22:56 | きのこ
8日の月曜日、寸暇を作り秋吉台にベニヤマタケの観察に行ったものの更新する暇も無いまま6日が経ってしまいました。明日(14日)の観察会の下見でしたが、今年のベニヤマタケの発生は極めて良好、8日以降も雨や大雪が降っているので、明日は期待大です。


ベニヤマタケ Hygrocybe coccinea


ベニヤマタケ


ベニヤマタケ



一ヶ月前(2月14日)に山焼きされた秋吉台は、まだモノトーンの世界ですが、地面では色鮮やかなベニヤマタケが、黒い土をかき分け顔を覗かせています。

久しぶりに

2010-03-07 19:02:26 | きのこ
繁忙を極めていたが漸く一息つける状態になった。息抜きに久しぶりに県央部の山を歩いた。忙しくしているうちに梅の花は終わり、菜の花やミモザアカシアの鮮やかな黄色が春を知らせてくれた。


ヒラタケ Pleurotus astreatus

昨年も確認していた立ち枯れの木の根元に雑巾のようになったヒラタケが木を取り巻くようにくっついていた。



ヒラタケ



アクニオイタケ 



ヒメアジロガサモドキ Galerina helvoliceps


ヒメアジロガサモドキ



Galerina sp



キクラゲ Auricularia auricula


アラゲキクラゲ Auricularia polytricha


ヒメキクラゲ Exidia glandulosa



ハチノスタケ Polyporus alveolarius

                   ↓ 傘表面


オオザラミノシメジ

2010-02-25 19:55:07 | きのこ

オオザラミノシメジ Melanoleuca grammopodia

真冬の林床に信じられない光景が・・・。オオザラミノシメジが5,6本。よく見ると、まだ他に枯葉を被った10本近くのきのこが半径3m程の菌輪を作っていた。数本採取して持ち帰り、一本だけ試食をしてみた。不味い。歯ざわりも悪い・・・重量感のある美味しそうな形をしているのに・・・。


セリ

忙しさから開放されたと思う間も無く次の仕事が押し寄せてきた。ストレスに押し潰されるれる事の無いように僅かな時間を作り近くの緩衝公園を歩いた。
明後日は久しぶりに友人達と食事しながらのだべりタイムも待っている。豪華な食事より山菜や野生のきのこを使った素朴な料理が喜ばれるかもしれない・・・という事でまず自称セリ畑へ直行。料理に使うには理想的な柔らかさ、セリご飯、胡麻和えと想像をめぐらせる。
近くに綿毛を被ったツワブキの新芽が出ていた。これも採取。さてどんな料理ににしようかな。

久しぶりに

2010-02-21 18:02:06 | きのこ
漸く忙しさから開放され、久しぶりに県央部の山を歩いた。朝は空気も冷え込んでいたが太陽が上がるにつれ、春の訪れを思わせる陽気になった。絶好の散策日和だ。今日は秋吉台の山焼きだったらしく(忙しさの為すっかり忘れていた。)遠目に上空には白い煙が漂っていた。そろそろベニヤマタケのシーズン到来、来週あたり覗いてみなくては・・・。


センボンクヌギタケ Mycena laevigata


チャムクエタケモドキ Tubaria fufuracea


Psathyrella sp


不明(ヒメムキタケ属?)


クチベニタケ Calostoma japonicum


猪のお食事の跡

優れた嗅覚で地中の筍を掘り当て、上手に皮を剥いて食べています。

エノキタケ

2010-02-07 17:05:25 | きのこ

エノキタケ Flammulina velutipes

小用が重なり何となく心せわしい日が続いている。ストレス度はかなり高い・・・その上、前日は風邪のせいか、お腹がせきこみ一日食事を受け付けなかった。・・・という事で多少体の不具合は残っているが近くの緑地公園を歩いた。


エノキタケ

某石油会社の緩衝として作られた公園であるが、一部は元々あった林を利用しているので自然度は高く、芹畑と名づけている場所は南側が工場のフェンス、北側は照葉樹林に囲まれ誰も近づく人はいない。最奥に数年前の台風時に倒れた大木(樹種は分からない)が横たわっている。その大木に今年からエノキタケが生え始めた。最初に見つけたのは七草採りの時・・・あれから一ヶ月、もしかしてと行ってみたら、上の写真のような状態のものや、黒くなったものが10数株くっついていた。遅かった!残念!


ヒラタケ Pleurotus ostreatus


県央部の山

2010-01-30 17:31:42 | きのこ
今年初めての県央部、車を降りたら空気は冷たく沿岸部との温度差を感じるが、風も無く優しい日差しをあびて歩いているうちに、出る前に躊躇した事は吹き飛んでしまった。

重点的に観察していたこの山も、きのこの種類、出る時期、場所などが分かってきて観察も間遠になっていたが、昨年、図鑑に載っていないベニタケの仲間(リュウコクヒナベニタケ 仮称)を観察、まだまだ目の離せない山である。


Hygrocybe sp ?

切り通しの苔上に発生、傘の径は1cm。


センボンクヌギタケ Mycene laevigata

この時期は、アクニオイタケと共に針葉樹の切り株等で普通に見られる。傘の重なった部分や傷ついた部分が赤く変色し、根に白い毛を生ずる。



ヒラタケ Pleurotus ostreatus


マツオウジ Neolentinus lepideus

夏から秋にかけて、この場所で時々観察していたが、今の時期の観察は初めてである。



カノシタ Hydnum repandum


クロチャワンタケ Pseudoplectania nigrella

近くの公園

2010-01-27 18:34:58 | きのこ

フユヤマタケ

手入れの行き届いた公園は倒木や切り倒した木は片付けてしまうので、ヒラタケやエノキタケはあまり期待出来ない・・・という事でもっぱら苔の中に生えるきのこを見てまわった。


フユノコガサ

斜面に這いつくばって写真を撮っていたら「苔の写真ですか?」と声をかけられた。液晶に移っているフユノコガサをお見せすると感嘆の声をあげられた。6,7mmの小さなきのこ・・・ほんの少しの話題の主になった。


アクニオイタケ

松の切り株に苔が生えて・・・アクニオイタケの勢揃い。

近くの山

2010-01-26 18:47:08 | きのこ

ツバキキンカクチャワンタケ

寒い日が続いていたが、今日は多少気温も上がり風も穏やかになった。
昨年の同じ日に、ツバキキンカクチャワンタケの写真を撮っているので久しぶりに近くの山を歩いた。


ツバキキンカクチャワンタケ

昨年より発生は少なく僅かに2株だけ確認できた。


            
            センボンクヌギタケ


            
            ムササビタケ



クロゲシジミタケの仲間

クロゲシジミタケの仲間は胞子の違いから数種あるようだ。はっきり同定するには検鏡する必要がある。