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きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

秋吉台(12日)

2010-11-13 17:07:55 | きのこ
霧の秋吉台・・・と、ロマンチックに書き出したいところですが、どうも霧とは様子が違います。そういえば昨日の天気予報で黄砂予報が出ていました。それが原因かどうか分かりませんが、昨日から鼻水が出てティッシュが手放せません。季節はずれの黄砂、年々酷くなっています。テレビの黄砂予報では「・・・お気をつけください。」と言ってましたが、どうゆうふうに気をつけたらよいのでしょうか、まぁ、愚痴はさておき、久しぶりに秋吉台を歩きました。めっきり、きのこの姿は少なくなっていました。


ヒラタケ Pleurotus ostreatus

車を止めた目の前に”熊出没注意”の看板が! 前回,来た時は出ていなかったはず。丁度、家族村の管理をされている方がいらっしゃったのでお聞きすると、「山大の学生が設置した定点観察のカメラに熊が写っていたらしいのです。」との事。
先日も県北部の徳佐のりんご園に立ち寄った時、「今年は熊の目撃が多くてマツタケ狩に行けなかった。」とお聞きしたばかりでした。


ハタケシメジ Lyophyllum decastes

最近は一眼デジと三脚を持って歩くのが億劫になり、もっぱらコンパクトデジカメを手持ちで撮影、コンデジ用の小型三脚を買わなきゃね・・・と、思いました。



Pholiota sp.



クリゲノチャヒラタケ Crepidotus badiofloccosus Imai



ヒイロチャワンタケ Aleuria aurantia



きのこ料理試食会

2010-11-07 18:01:43 | きのこ
佐々並できのこ料理試食会がありました。
素材のきのこは、全て市販のものを使う事が原則です。(私は、何故?野生のきのこは使わないの?とマークをつけていますが・・・。)
持ち寄りも可能ですので、私は、野生の茸入りきゅうりの佃煮を持って行きました。
アラゲキクラゲ、ハタケシメジ、ウラベニホテイシメジ、シイタケ等が入っています。


クリフウセンタケ(ニセアブラシメジ) Cortinarius tenuipes

料理班が料理を作っている間に、近くにお住まいの会員の方の持ち山へ案内していただきました。きのこの姿は少なかったのですが、クリフウセンタケの姿はかなり見る事が出来ました。

早速、試食会場に持ち帰り、ニンニクと一緒に炒め、塩コショウと焼肉のタレで味付けしました。美味しかったかどうかは、作った本人の口には入りませんでしたので分かりません。

皆さん、席について箸を持って待っていらっしゃるので、フライパン2つを同時進行で、クロカワの炒め物も作りましたが、これも味見出来ずでした。空になったお皿を眺めるばかり・・・です。


ウスムラサキフウセンタケ近縁種



ムラサキフウセンタケ Cortinarius violaceus



Cortinarius sp.

ブナ林

2010-11-04 20:37:12 | きのこ
久しぶりにブナ林を歩いた。
例年だと、ブナは葉を落とし、笹は雪でなぎ倒され見通しが良くなっているはずだが、今年は背丈ほどの高さのままで見通しが利かない。熊の出没が多いと聞くと登山道を外れて笹の中を歩く勇気はない。




不明

ブナの木の地上から70cmほどのところから発生していた。
時々、地上性のきのこが幹の途中の苔やゴミなどの堆積したところから発生している事があるが、この子実体は直接木の皮から発生していた。



ブナシメジ Hypsizigus marmoreus



ウスキブナノミタケ Mycena luteopallens



ナメコ Pholiota nameko



Pholiota sp.


          
          Psathyrella sp.



ブナハリタケ Mycoleptodonoides aitchisonii


県央部(27日)

2010-10-28 19:53:52 | きのこ
秋のきのこも終息に向かいつつあるようですが、昨日はたっぷり雨が降った事だし・・・と県央部の山を歩きました。


ウスヒラタケ Pleurotus salmoneosteamineus L.Vass.



アカヤマタケ Hygrocybe conica



ハタケシメジ Lyophyllum decastes



オニタケ lepiota acutesquamosa

オニタケ特有の三角錐の小突起が見られないですが、前日、強い雨が降っていたので雨に流されたのでは・・・と判断しましたが・・・。


           
           キララタケ Coprinus micaceus


県西部の山

2010-10-27 20:19:07 | きのこ

ナラタケ Armillaria mellea

県西部に位置する桜山はヒラタケの山と名づけているほどヒラタケの多い山ですが、昨年はヒラタケの発生は非常に少なく、その代わりにナラタケが爆生していました。今年は如何かなと行って見たら、殆ど黒くなり見る影もありません。辛うじて上の写真を撮る事が出来ました。


          
          ツエタケ Oudemansiella radicata


          
          ツルタケダマシ Amanita spreta



シロテングタケ Amanita neoovoidea Hongo



ルリハツタケ Lactarius indigo

ルリハツタケの発生場所を2ヶ所発見です!
比較的珍しいとされていますが、色のわりには見つけにくい(目立たない)、というのは落ち葉に埋もれている事が多いからではないでしょうか。たまたま萩の花を撮ろうと三脚をセットしている時に足元の落ち葉の間から僅かに瑠璃色が見えました。気が付かなかったら踏んづけていた事でしょう。



タヌキノチャブクロ Marganella polymorphum



マイタケでした。

2010-10-25 17:42:52 | きのこ
23日、市内の山で観察したトンビマイタケに似たきのこは、マイタケでした。
一見トンビマイタケに似ていたので思考がトンビマイタケから離れず、思い込んでの失敗、思い込みで失敗する事ってありますよね。最初からマイタケだぁ~と思えばすんなりいくのに・・・・。

           
          マイタケ Gritola frondosa 

マイタケは、公園の広葉樹の根元などに生える事もあるそうです。近くの山に生えていたって不思議ではありませんね。       

近くの山で

2010-10-23 19:00:38 | きのこ
ルリハツタケが気になり近くの山を歩いた。ルリハツタケは、2箇所で合わせて20数本生えていた。ただ、2週間も雨が降っていないので色がやや褪せている。その他のきのこも、2週間、雨が降っていないというのに夏のきのこも混じりボチボチと生えていた。


カキシメジ Tricholoma ustale


シロテングタケ Amanita neoovoidea Hongo

           
           カバイロツルタケ Amanita fulva



オオワライタケ Gymnopirus spectabilis


オオワライタケ

かなり大型のオオワライタケ、シイの根元に生えていた。



ウラベニホテイシメジ Entoloma sarcopum Nagasawa & Hongo



モエギアミアシイグチ Tylopilus nigerrimus



ルリハツタケ Lactarius indigo


ルリハツタケ


          
          マイタケでした。(25日記)

どう見てもトンビマイタケにしか見えない。しかし、発生場所は山口県西部の標高100mにも満たない所、しかもシイの根元。トンビマイタケは傷つけると黒変すると書かれているが、このきのこは傷つけても黒変しない。柔らかくて美味しそうな香りがしている。
右下に大きなヤマナメクジが潜んでいる。




県央部の山

2010-10-22 18:38:11 | きのこ
里山でもきのこが大発生していたが、かなり雨が降っていない。期待をせずに(ほんのちょっぴり期待している。)県央部の山を歩いた。
きのこの姿は少なく乾燥したものや崩れたものなどが目につく。一週間早かったらなぁ・・・。

          
          Amanita sp.

          分かりそうで分からない。

          
ササクレシロオニタケ Amanita cokeri(Gild,& Kuhner) Gilb.f.roseotincta Nagasawa & HOngo


ニガクリタケ Hypholoma tasciculare


ウラベニホテイシメンジ Entoloma sarcopum Nagasawa & Hongo


ショウゲンジ(幼菌) Rozites caperata


チャナバ Cortinarius corrugatua Peck

                 ↓ 幼菌





アワタケ属 Xerocomus sp.

                  ↓ 切断面




市内の山で

2010-10-20 19:02:41 | きのこ
ネット上ではきのこが爆生していると書かれており、心が急くものの僅かな時間しか取れないので、近くの山を歩く事にした。近くの山でも爆生の兆候は残っていた。乾燥したもの、黒くなったもの、カビが生えているもの等など。


スオウシロオニタケ Amanita timida Coener & Bas ver.suouensis

                  ↓ ひだ、つばの様子





シロオニタケ Amanita virgineoides Bas



ヘビキノコモドキ Amanita spissacea Imai


             
             コタマゴテングタケ Amanita citorina



コテングタケモドキ Amanita pseudoporphyria Hongo



アカヤマドリ Leccinum extremiorientale

コガネヤマドリかなとカメラを覗いたら・・・うっ?  引っこ抜いたらアカヤマドリでした。



アカダマタケ Melanogaster intermedius


市内の公園で(18日)

2010-10-19 19:39:49 | きのこ
嵐のような3日間(プレ国体のサッカーの試合が当市で開催され、福島県のプロのサッカーチームを引き受けた。)を過ごした。疲れていたが、秋の穏やかな日差しに誘われ市内の公園を歩いた。


HYgrocybe sp.

変色性(黒変)は無いのでアカヤマタケではないようだ。


トガリツキミタケ HYgrocybe sp.


不明

傘の径2cm、コナラ、シイ林の地上に発生。


Laccaria sp. ウラムラサキに似ているが・・。

ウラムラサキかなぁ?2m四方に10数本発生していたものは全て傘の表面は類白色(幼菌も)。ひだの付き方も微妙に違う。検鏡しようと思っているがまだ出来ないでいる。


不明


サクラタケ Mycena pura

           
           コタマゴテングタケ Amanita citrina

下の写真もコタマゴテングタケだとの事(Sさんに教えていただいた)。
個体差があっても的確に同定するには同定ポイントをしっかり憶えないといけない。当たり前の事ですが・・・。

           
           コタマゴテングタケ Amanita citrina


Cortinarius sp.


オオミノクロアワタケ Boletus griseus


キチチタケ Lactarius chrysorrheus Fr.


きのこ狩りと秋吉台の自然に親しむ会

2010-10-17 17:52:07 | きのこ
今日は、秋吉台家族旅行村で”きのこ狩りと秋吉台の自然に親しむ会”が開催されました。山口なばの会はそのお手伝いです。
開催時間中はゆっくり写真は撮れませんので少し早めに行って駆け足で回りました。


ハタケシメジ Lyophyllum decastes


ホンシメジ lyophyllum shimeji

最も多く採取されていました。


タマゴタケ Amanita hemibapha

ホンシメジの次に多く採取されていました。


タマゴタケ Amanita hemibapha


Pluteus sp. キアシベニヒダタケに似ています。


オニタケ Lepiota acutesquamosa

        
        カラカサタケ Macrolepiota procera

これも多く採取されていましたよ。


Scleroderma sp.


近くの山

2010-10-14 20:33:33 | きのこ
ルリハツタケが生えているかもしれないと近くの山へ行ってみました。ウラベニホテイシメジも・・・と、現地に着くまでは期待が大きいのですが、4,500mも歩くときのこの発生状況が大体分かります。やはり期待に反してきのこの姿は全く見当たりません。あんなに雨が降ったのにときのこ好きは諦めが悪く歩を進めます。諦めかけたところにテングタケの大群生。あまり嬉しくはありませんが無いよりはマシと写真に収めたました。ルリハツタケやウラベニホテイシメジの姿は見られなかったけれど、テングタケをきっかけにきのこの姿がチラホラと見られました。


カキシメジ Tricholoma ustale




不明

アカキツネガサだと思って写真を撮った後良く見るとつばが無い、脱落した形跡も無い、更に傘の中央がへこんでいる。アカキツネガサは傘の中央が中高・・・一体何だろう?



ヒメカバイロタケ Xerompharina campanella

         
         テングタケ Amanita pantherina



ナカグロモリノカサ Amanita praeclaresquamosus


ノウタケ Calvatiacraniiformis


ホコリタケ Lycoperdon perlatum


日本菌学会愛媛フォーレ

2010-10-13 19:33:22 | きのこ
10月9日~11日の3日間、日本菌学会愛媛フォーレに参加してきました。
菌学会のフォーレの参加は2年ぶり2度目の参加です。日本菌学会と聞くと堅苦しく感じますが・・・勿論、菌学専門の先生方も多数参加されていますが、アマチュアーのきのこ好きさんの方が圧倒的に多いのです。きのこ界ではお名前の知られている方達も多く参加されていました。お名前は存じ上げていてもお顔を拝見するのは初めてという方も多く大変刺激の多いフォーレでした。


Hygrocybe sp.


ナナイロヌメリタケ Hygrocybe laeta


クロゲシメジ Tricholoma squarrulosum Bres.


チシオタケ Mycena haematopus


サクラタケ Mycena pura


ハタケシメジ Lyophyllum decastes


スズメタケ Dictyopanus gloeocystidiatus

スズメタケは発光性のきのこで子実体は3mmととても小さい。大分のSさんがスズメタケでしょうとおっしゃったが、?マーク付きの同定でした。

きのこ旅・4

2010-10-05 20:20:13 | きのこ


まだ若い白樺の林、林床では小さなきのこの姿が多く見られた。
分からないきのこばかり・・・。

      

乗鞍に別れを告げ、一路(?)ではなく道草を食いながら帰路につく。目は両脇の林の中、きのこの発生に適したところと見るや車を止め林の中へ・・・。ハナイグチやキノボリイグチ等を目にした。道草の途中出合った猿の一団。
ハナイグチらしいきのこの入った透明の袋を下げたおじさんにも出合った。

         
         カラカサタケ Macrolepiota procera


きのこ旅・3

2010-10-03 17:59:21 | きのこ

ミネシメジ Tricholoma saponaceum(Fr.)Kummer

2種のきのこの様に見えますがどちらもミネシメジだとの事、右は典型的なミネシメジですが、左はミドリシメジとして区別する事もあるようです。
10月1日のブログの3枚目にアップしているきのこが幼菌です。


ウスアカヒダタケ Hygrophorus calophyllus P Karst.


アカヒダササタケ Dermocybe semisenguinea


ジンガサドクフウセンタケ Cortinarius rubellus


シロアシフウセンタケ(仮称) Cortinarius crassus


ムラサキヤマドリタケ近縁種

えっ! って驚いたきのこの一つです。次も同じく・・・。


Boletus pseudoseparaus


ウスカワホウキタケ Ramaria ephemeroderma



このような台が3つ、同定をしながらきのこ汁うどんが振舞われました。
ぶち、美味しかったです。 ごちそうさま。