家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

ブログその10 ( 7期生)

2011年06月23日 | Weblog
6月12日 ガンウーマン@伊勢原
 塗装の授業に入ったので伊勢原へ初めて行く。この2カ月、毎土曜日通っていた岡野町のダニエルに行かないのは物足りない感じがしたので、13日の日曜日に散歩がてら、学び舎、ダニエル工房へ行ってみた。
帷子川の対岸から工房を眺める。住宅街の中、背の高いマンションに挟まれている佇まいだが、ダニエルカラ―とでもいうのだろうか、深みのあるブルーの社車が整然と並び、整理整頓が徹底された館という感じだ。労働環境の良し悪しが労働災害と密接不可分だということを取材した記憶がよみがえる。
マンションに挟まれた工房とは打って変わって、伊勢原南工業団地のダニエル工場に初めて足を踏み入れたのが12日。工業団地の中、しかも、工場に入ることは人生初めてだ。ダクトのようなものや、ここかしこに置かれている家具の山、種々の機器に目を奪われる。
3人の色使いの達人の先生が指導してくださる。最初に中級と上級科の先輩たちの作業場へお邪魔する。その後、道具箱の塗装の順序のビデオで説明を受ける。きっと、事前に録画のために時間を割いてくださったのだと思う。岡野町でも思ったのだが、録画画面での講師の実演は何なくスイスイと進んでいくので、ついラクそうと思ってしまう。これは大いなる勘違い。私でもやればできる?なぁんて大間違いも甚だしい。
15ページからなる教科書「家具の学校 塗装プリント」をいただいた。これが素晴らしい出来なのだ。適宜、図が入り、かつ、細かな説明が口語調で繰り広げられる。ちょっとしたヒントやコツ、さらには、コーヒータイムの絵なども入っており、和み系資料だ。
資料は和み系だが、塗装場の室温環境はけっこう厳しかった。梅雨入り前の晴れた日ではあったが少し蒸していた。そのせいか、塗装場の暑さに少し参った。しかも、有機溶剤を使うのでマスクをすると、いっそううっとうしい。
多分、お仕事で使う場合は部屋の管理状況が違うのだろうなと思いつつ、塗装場を眺めて回ると、壁に面白いものを見つけた。題して「5Sチェックリスト」五つのSとそれぞれの注意項目が書かれている。整理(6項目、以下同)・整頓(6)・清掃(10)・清潔(4)・躾(4)で、特に目を引いたのが、最後の「躾」。『掲示物の曲がり、汚れ、期間切れはないか。あいさつはきちんとされているか。靴は安全靴、または指定靴をはいているか。指定の作業服をきちんと正しく着用しているか』の4つの躾項目だ。「しつけ」という表現が抜群のセンスだ。
抜群のセンスに溢れた環境の中での塗装授業の午後の部が始まった。スプレーガンの難しいこと。「手先でやっていて体を使っていない」。「体が硬い。初めてとはいえさ、まだ分かんないかなぁ」。スプレーガンとの苦闘は次週へ。

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