家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

塗装の講師 瀬田さんがインタビュー

2012年01月25日 | Weblog


・家具の学校に関わってみて生徒の傾向に変化を感じますか?
「僕は家具の学校で教える立場になって7年になりますが、みなさんの家具に対する熱心さは変わらないですね。休日しか出来ないとか、家では出来ない人がほとんどなので、土曜日の講習を楽しみしてくれている人が多いと思います。講習を楽しむと共に、技術を習得しようと必死になっている気持ちがすごく伝わってくるんですよ。だから、僕らとしても少ない時間でも、出来る限りのことを覚えていただこうと精いっぱい頑張って、それに応えなきゃという気持ちになります。実際に、ご自分で塗装をする場合は水性塗料などの履け塗りが中心だろうと思います。学校を開設した当初は皆さんに身近な履け塗りの講習も考えたのですが、講習日数に制限があるのと、塗装ブースが使えるので、ラッカ―やウレタンを使って本格的とまではいかなくても、スプレー塗装の触りを体験して頂くのもいいのではないかと。正直、スプレー塗装は皆さんも、教えるほうも大変なんですが・・・。講習ではスプレーガンの扱いよりも、工程とか塗装の基本を特に覚えておいて頂きたいと思います」

・有福さんが、定規を使って測るのとは違って、塗装は感覚を研ぎ澄まして塗ると言ったのが印象に残っているのですが。
「初級の皆さんが、延べ1週間の塗装講習を受けて塗装に対しての気持ちがかなり変わったのではないかと思います。加工と違って、塗装はどちらかというと絵を描いたりする感覚に近いかもしれません。着色では何色も混ぜて目的の色を作るなんて久しぶりの方もいらっしゃるのではないかと思います。また、着色だけのとカラークリアーを掛けたのでは、感じも変わってきます。色って定規では測れないし、色相(しきそう)、明度、彩度とか、もう感覚しかない!みたいな所があります。だから、木工と塗装は別物というか、別の分野だと思います。それから着色する物と道具が離れているスプレーガンは随分と難しかったのではないかと思います。僕なんか、未だに流してしまうこともあるくらいですから」

・興味の方向も、経験もまったく違う20人相手というのは、大変かな・・・。
「大変というのではなくて、どうしたら満足感を持って帰っていただけるかと。
初歩の初歩から始める人を対象に授業や説明をやるように心掛けているけれど、それだけだと経験のある人には満足してもらえないかもしれない。その辺のバランスをどう取るかです。僕らとしては技術を少しでも多く教えたい、覚えてもらいたいけれど、延べ1週間位しか講習日数が無いので、技術云々より塗装ってこんなに楽しいんだ、って思って頂ければ嬉しい。手を挙げて質問できない方もいらっしゃると思うので、出来る限り皆さんの間を歩き回って、一人ひとりと話すようには心掛けてはいます。20人だと、なかなかそうもいかないので、皆さんには大変申し訳なく思っています。

・7期生19人に何かお言葉を。
「今年は急きょプリントを作り直しました。実技は毎年同じなのですが、工程が進んでいくと、全員揃って頂いて質問を受けながらの講義が出来ないので、6期生迄で特に多かった質問内容を少しですが取り入れてみました。手書きなので読みにくくてすみません。怖いお姉さん(?)やお兄さんもいなくて、7期生の皆さんの講習は大変楽しかったです。ありがとうございました」











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