家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

上級特派員便り2011年9月17日

2011年09月23日 | Weblog
上級特派員便り

2011年9月17日 @伊勢原校  曇り時々雨 

機械加工によるほぞ製作の続きです。
ほぞのある部材は、帆立妻桟上下、棚口上下、中棚口、裏桟上下、扉裏桟上下。
これらの部材を、横切盤で正確に長さを切り、昇降盤で材の直角方向に溝を切り、ほぞ切盤で材の繊維方向を切り落とします。
加工機械は精度よく、また効率的に作業が進みますが、機械の設定が肝心。
横切盤では、材の長さを決めるストッパーの位置調整。目安は設計値プラマイ0.05mm(ノギス精度)。昇降盤では、回転刃の出っ張り高さとガイドの位置調整。この精度も目安は同程度。ほぞ切盤は、材の高さ中心と回転刃の中心を目見当で合わせ、ストッパーの設置と加工ガイドの調整。この精度もノギス最少精度の0.05mm。
これらの設定の多くを生徒自身に任せられ、これはたいそう良い経験になる。
それにしても、なぜ横にわたす桟を妻桟と呼ぶのだろう?ご存じの方教えてください。

機械加工のほぞ製作を終え、鉋でホゾ先の角を落とし、鑿で細かな調整をほどこす。
そこで佐宗おやつタイム。本日はマンゴーゼリー。マンゴーは筆者の好物です。
昔、フィリッピン出張からの帰り、書類をはねのけスーツケースいっぱいに旬のマンゴーを詰め込んで持ち帰り、無事成田検疫通過。子供たちに大いに喜ばれました。
筆者は懐古趣味のオジサンです、勘弁。
でも、マンゴーは本当においしい!

来週は休講です。
放課後、塗装の有福先生と伊勢原のそばや関野で一献。楽しいひと時とともに塗装の勉強も出来ました。感謝。

堀江 記

写真1: 正野先生にほぞ切加工の極意を聞く

写真2:ほぞ切盤の加工設定

写真3:ほぞ加工中の桟たち これらに扉の妻桟が加わる

写真4:みなでおやつのマンゴーゼリーを堪能

写真5:有福先生、本坊先生を囲んで

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