家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

中級生徒さんの感想文

2009年08月14日 | Weblog
 中級の生徒さんの感想です。
 家具の学校2年目(中級)に学んで

ほとんど経験と知識の無かった手道具の扱いや家具作りを初歩から学び、あっという間に1年が過ぎて、2年目の木工機械を使った作品作りに入っている。座学や実技で家具に対する知識を少し学べたので、家具売り場で商品を見る目も違ってきた。テーブルがあれば下から脚の付け方を眺めたり、天板の音を確かめたりしたりしているとすぐ店員が寄ってくるのが迷惑だか。
 初級では用意された椅子の材料を組立て完成させたが、中級の課題であるスツール作りでは、原寸図作成、木取りから加工、組立、仕上までの一連の木地屋の作業を丁寧に教えて頂き、本格的な家具作りを実感した。
木工機械を使った製作は、正確で早くて綺麗で、且つ楽ではあるが、機械の扱いに油断すると一瞬にして大怪我の危険もはらんでいるので緊張の連続である。しかし未経験の技術が学べるので楽しい。
機械を使った加工はもっと簡単で楽かなと想像していたが、0.1mmの精度を求められるそれは段取りも含め非常に手間がかかっている事が分かった。後工程の塗装や張りを含めれば完成までには相当の時間と手間を費やす。これを考えれば家具は粗末に扱えない。永く大切に使わねばとつくづく感じるこの頃である。入校時にお聞きした高橋社長や島崎校長の家具に対する思い入れに共感を覚える。
実技に於いては手道具の調整からちょっとしたコツまで、熟練した腕前の講師の先生方からの丁寧な指導を受け、又面倒見の良い事務方の前野事務長からは時々差し入れを頂いたり、同期の仲間とは切磋琢磨しながらの授業は本当に楽しく、家具の学校に学んで良かったと思う。現段階は家具造りの入口をくぐったあたりと思うが、更に知識と技術習得に精進していきたいと思う。

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