家具の学校

家具の学校を開設し15年目になります。初級、中級、上級、30人が頑張ってます。

ブログ17 平成22年夏 7期生所感

2011年08月15日 | Weblog
日本建築専門学校
5月20日、0:20、NHK総合の「ふるさと一番」をチェック。長男と同期のアナウンサーが進行する回かどうかの確認のためだ。今日は静岡放送局。「静岡に同期はいないけど、タイトルは『棟梁を目指して』か・・・大工さん?」。ゲストとアナウンサーの後ろの絵には木造建築が並んでいるし、大工さん風なお兄さんたちがいっぱい映っている。これは見るでしょう。だって、鉋がけや、カンカンと木を打つ音や、東屋を建てているんですもの。
 4月以前なら絶対に見ない番組。絶対にあり得ない視聴行動だ。家具の学校で鉋を初めて引いたり、鑿を触ってみたりしてからの私の興味を持つ範囲に明らかに変化が生じている。
 例えば、チャンネルサーフィンをしている時に鉋、それも寺社を建てる時に使う細長い鉋が出ていると、思わず見入ってしまう。あるいは、ダッシュ村の農村生活でアイドルの男の子が丸太に鉋を掛けている。ハッとして見つめてしまう。この子ではなくて、手元を見たいがためだ。気に掛かりだすと、けっこう、鉋って映像の中で見る機会があるものだ。
今日の日本建築専門学校からの中継は20分ちょっとの放送。学校では「技・統・礼」の精神で棟梁を作りだすことを目指している。番組も学校のモットーに沿って進められた。まず、自分で道具を作る技術で、鑿の研ぎ。次は道具を使う技の墨付け。本物の墨付けの実演も。技の最後に鑿打ちを上級生と下級生が行う。腕の振り上げ幅が経験によってまったく違う。
統は、統率力のある職人を作るということで、実際にチームワークを育みながら東屋の棟上げを行う若きリーダーに話を聞き、その采配ぶりを見せた。最後は礼。礼節の礼で、日本建築がもたらす独特の空間を堪能し、味わうことを目的とした茶室や茶の湯の稽古を見せた。
多分、番組ディレクターも大工仕事などしたことがないのではないかと思うような感じの仕切りだったが、ゲストの滝田栄さんのおかげで、日本建築の伝統や技術を伝承することの素晴らしさを感じることができた。滝田栄が仏像を彫ることに精通しているのでゲストに選んだのだろうが、やはり、自分で手ずから物を作っている人のコメントはイイ。
日本建築専門学校という場や、全寮制(昔の徒弟制度のように寝食を共にして技術と精神を身に付ける)で学んでいる学生の姿など、興味深い題材だった。

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