家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

家具の学校への手紙その1

2016年04月12日 | Weblog
今度上級に進級する生徒さんの手紙
本人の了解で掲載します。尚学校関係者を除き生徒さんの名前は、マジックで
消してます。


見づらい部分があるので文書を記述します。
ダニエルの皆さんへ
2年間大変お世話になりました。
私がダニエルに来た理由は、今の仕事がいやだった事と転職回数が多い中で好きだった事が家具の修理
(パテ埋めや簡単な塗装)売場のPOP作りなど、物を作る事だったからです。
少しでも経験を積んで、技術を磨けば何か変わるかもとワラにでもすがるような気持ちだったと思います。
 そんな迷子のような私に、ダニエルは、たくさんのことを教え、与えてくれました。
いくつか、印象に残った事を書かせて頂きます。
 初級では、ミシェルに釘を打ち込む事と布を張る事が印象に残りました。
初級では、ミシェルに釘を打ち込む事と布を張ることが印象に残りました。
 なかなか木に打ち込めず困っている私の前で、私の前で、吉田先生は釘うをガンガン打ちこんでくれました。
そして笑顔で「どうせ自分のじゃないしね」と言ってくれました。
その姿を見て、硬い木に素人が釘を打ち込むには木枠に傷つけたくないとか考えずにとにかく思い切って
叩くしかない無いんだなと思いました。
 また、布をまっすぐ張ろうしても上手くいかず山之口さんに修正してもらったり柄物やストライブを
まっすぐに張るのが難しいとは、自分でやってみるまで分かりませんでした。
ミシェルを作って、私は椅子を作る事と人の人生は、似ていると思いました。
自分を大切にすぎると、悩み、考えすぎて思い切れない。
思い切って飛び込まないと新しい場所に行けない。
まっすぐに生きていくのは、難しい。
私のミシェルの出来は、個人的には、失敗だと思います。
理由は、私の創造以上の出来になったからです。塗装は、とうしょの予定より濃くなり高級感が増しました。
布も偶然ですが、大変素晴らしい布を提供して貰いました。
自分のミシェルを見る度、自分が未熟だと思い増すが、失敗しなければここまで素晴らしいと思える椅子には
ならなかったとと思います。
いつの時期もダニエルの生徒は、失敗した時、同じ事を言ったのではないでしょうか?
「これも味だ」と。こういう風に考える所も、人の人生も同じなんだと思います。
続きは、明日のブログ

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