家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
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上級特派員便り2011年10月8日

2011年10月12日 | Weblog
上級特派員便り

2011年10月8日 @伊勢原校  晴れ 

今週も引き続きキャビネットの製作。框組みホゾの加工中で、帆立柱 妻桟側のホゾ穴加工と扉の腰押し加工を実施。 
加工は、機械で行うので正確に出来るが、先生の行う機械設定のやり方を良く見てメモしておかないと、後から自分で設定しようとしても難しい。
上級を卒業すると希望者は専攻科に進んで再度教えを乞う機会はあるが、卒業して行く者もいる。出来るだけ機械の設定も、自ら行ってじかに経験し、会得したいものです。

写真1は、帆立柱の妻桟側ホゾ穴加工(小根付き)を行った所

写真2は、扉腰押し加工の途中(これからホゾ穴加工を行う)機械の設定と調整は微妙なので手順を良く理解する必要が有る。

写真3は、3時のお八つに佐宗先生手作りの御菓子をご馳走になる。至福の時間だった。
  
写真4、Yさんが栃の木を加工して木皿の製作を計画。 荒彫りを佐宗先生が行ってくれた。先生個人の木工旋盤を自宅から運んでいただき、実技時間前に外形荒掘りをしていただいた。 感謝。

『お道具拝見コーナー』

今回は佐宗先生が最近入手した鉋の紹介。
二枚刃平鉋 寸八分  銘 剣魂   刃幅73ミリ 全長 105ミリ
台には、「剣魂 健吾」作の墨書有り、台は和秀作。板目取り。

道具曼陀羅にて有名になった碓井健吾氏の製作した物で、氏はすでに高齢で、製作は行っておらず、今後更に価値の上がる名品とのこと。
本製品は昭和57年2月製作の物で、道具曼陀羅に掲載される鉋から10年後の製品で、鉋鍛冶として充実した時期の製品と思われる。
非常に硬い鋼と聞いているが、スゥエーデン鋼か安来鋼(炭素鋼)を使った物と推定するが詳細は未調査。 百錬造 碓井健吾 明恵と刃表に有り有名は夫婦鉋と思う。 百回鍛造したかどうかは別にして丁寧な作りだろうと思う。    

今週は、堀江欠席のため基本原稿・写真を三枝氏に頂き、堀江が編集・若干補筆した。
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