家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

若葉便り30-1-17

2018年01月17日 | Weblog
正月も終わり、成人の日も終わり、家具の学校の宣伝も終わると
   次は節分 バレンタインデーと続く。  時の流れは 早くて 何も
   しない内に 季節は過ぎて行く。   春の到来も近いだろうな。
  ・トピックス
  竹中道具館 刃物研ぎ教室参加報告
  運良く参加出来たので 目新しい事だけここに紹介します。
  私が得た新たな情報
  (1)錆止め 研ぎ水にこの炭酸ソーダの粉を入れると錆びにくくなるそうです。
      ハンズに売ってるという。 

  (2)裏研ぎ  裏研ぎ時は替え先から刃先にかけて全体を砥石に深く
      掛けて研ぐ。 この時に 刃先側を研ぐ意識で 研ぎ上げる。 裏足が
      きれいに出て捻じれの無いようにして置く必要が有る。
  (3)金盤は 厚みが20ミリ位ある分厚い物を使う。 GC#1000の
      粉を金盤に置くが、刃先の研ぎたい部分にだけ研磨剤を置く。
      研ぎたくない替え先部分には研磨剤が付かない様に出来るのが
      金盤のメリット。  刃は金盤に深く掛けると安定する。(替え先まで)
  (4)砥石 荒砥 朝日虎印 細目が砥石の面直しに良い。
          中砥 教室はキングデラックスを使っている。 べスターも良いが
          硬さにバラツキが有る様だ。 宮越と言うメーカの#1000が良い。
          仕上砥 キングS1(#6000)を使っていた。 一般には
          この程度の番手で十分。 嵐山#6000も良いらしい。
  (5)ダイヤモンド砥石  面直しに壺萬 アトマ#140を使っていた。
      アルミ台と砥石本体が分かれ交換可能。 アルミ台を砥石で擦って
      精密な平面を出してからダイヤ砥石を貼ると良い。 ダイヤ砥石も全面に
      両面テープが付いた特注品が有りこれが良い。 一般の筋張りは精度が
      落ちる。 
  (6)鑿の研ぎ 一分から三分程度の幅の狭い鑿の裏研ぎは 横研ぎで無く
      縦研ぎした方が 平面精度高く研げる。 鑿は両手で保持して 往復研ぎ
      でなくて 片方向研ぎで手で押すのでなく体全体で押す様に研ぐと良い。
  (7)裏出しは ヒッターを使う方が安全で確実。  但し指導員は金床で三層に
      強さを変えて打ち出していました。
    
      この刃物研ぎ教室は定員10名で 随時募集している様です。 受講者の
      レベルはかなり高いです。 やはり木工関係の仕事の人達の様です。
      指導員は元宮大工さんの様です。 この教室は大手ゼネコンの傘下に有る
      為か 道具も機械も良い物を揃えている。 うらやましい限りだ。

 ・活動状況

      上級在籍の女性 kさんが来て 3級試験の前練習を行っていました。 
      F島さん
      文机は 一分を組立しました。  部品に精度の出て無い所が有り 再加工
      して来週 全体の組立を行う様です。 もう少しですね。 

      N岡さん
      本立を作ると言ってました。 欅材を挽いて角材を作ってますが、欅材に
      くせが有るのと 鋸刃が切れない為か 材料取りが難航しています。
      材の内部応力が解放されて 切るとそこから反りかえる様です。 

      M口さん
      何か材を加工して 作ってます。 聞き漏らしました。

      S枝
      昨年暮れ整理した 廃材を纏めて今日 焼却処分しました。 これで
      少しすっきりしました。 

     ・次回の予定

      次回は1月 20日(土)開催予定です。  中級の方が ペーパーコード椅子の
      加工組立を行っています。 多分機械は 使えるでしょう。
      利用希望者は ご連絡お願い致します。

                                        以上
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする