家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

家具の学校への手紙その2

2016年04月13日 | Weblog
中級からの続き


中級では、機械加工がメインでスツール等を作りましたが、
チークの椅子を修理した事が一番心に残っています。
私は、夜会人一年目に、家具の販売員をしていたのですがその時からいつかチークの椅子が欲しいと
思ってました。
それから9年の月日が経ち、まさか自分が修理をする機会にめぐまれるとは思いもよりませんでした。
この椅子は、00さんがという女性の方が以前キープしていたのを、Sさんが譲ってくれたものです。
修理自体は、たいした破損もなかったので塗装を落としてから、オイルで塗り直して革を張っただけですが
9年前に私が夢見た通りの椅子が出来た時は本当に嬉しかったです。
ミシェルの時そうでしたが、ダニエルでものを作ってるとたくさんの人とのつながりがあってもなが
作られているのだなーと感じます。
人とのつながりといえば、11期生の仲間は、わたしにとってかけがえのない人達です。
同期の00さんが、レザークラフトの講師している事もあり、休みの日は、ときどき集まって、みなで
レザークラフトをしてます。(今後は、別のものづくりにも挑戦する予定有)
先月も、ダニエルのイベントで販売するものを作る為に集まりました。
その時同期の00さんに、革にライオンの絵を描くように、頼まれたので描いてみる事にしました。
人の事を思って、ものを作るというもの自分では選ばない色や柄 デザインが思いつきます。
完成したライオンの絵は、大変満足のものでした。自分のためのものづくりでしたら、描けなかった
絵だと思いました。
誰かの為に何かをする事が自分の幅を、少しだけ広げる、人の成長はこういうことかもしれないと思いました。
思い返すと、ダニエルに関わった多くの人が、私にたくさんのものを与えてくれたと思います。
ダニエルに作りの知識や技術を学ぶこと以上に、大切なことをダニエルでのものづくりと人との出会いを通じて
、改めて学び直した気がします。
次は、学んだことを生かしながら、きちんとものづくりに携わる仕事を探そうと思ったのですが、
たくさんの人に後押しされたのでもう一年だけダニエルの上級で勉強をさせてもらいます。
少し長くなりましたが、本物のものづくり学ばせてもらいながらたくさんの素晴らしい体験、
素敵な仲間たちにめぐり会えたののは、全てダニエルの場所があったからだと思います。
このような素敵な場所を創って頂き、本当に有難うございました。
改めてまして、また一年間よろしくお願いします。

     11期生 Y,Y