緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

今年の漢字は「変」でした

2008年12月30日 21時09分16秒 | 近頃思うこと・政治・経済・時事問題

平成20年12月30日(火)

いよいよ、明日は大晦日です。一年をふりかえってみると

また、今年も、子どもが犠牲になる痛ましい事件が目立ちました。

今年の漢字は『変』でした。

http://www.kanken.or.jp/kanji/kanji2008/kanji.html

政治の変:日本の首相の交代、

       アメリカの次期大統領の「change(変革)」。

経済の変:世界的な金融情勢の変動。

       株価暴落や円高ドル安などの大幅変動。

生活の変:食の安全性に対する意識の変化。

       物価の上昇による生活の変化。

気候の変:世界的規模の気候異変による、地球温暖化問題の深刻化。

       地震やゲリラ豪雨などの天変地異。

未来に向けた変:スポーツや科学の分野での日本人の活躍に時代のいい変化が。

  来年はよりいい年に変えていきたい。

 

2008年今年の子育て重大ニュースとして

『子連れでチャチャチャ』の浜砂編集長さんが挙げられたのは、以下でした。

●医療崩壊!妊婦救急車たらいまわし、里帰りで産む産院が無い!
●産科医不足解消につながるか?産婦人科裁判と産科医療保障制度
●子どもが犠牲になる事件、無くならず
●学力低下の反動?新学習指導要領で授業増、教科書もページ増、
   英語の先生が足りない!?
●無保険の子ども3万人!救済法案が通過
●学校に携帯電話持込禁止
●文部科学省、教育委員会、日教組・・・政治家や知事の暴言相次ぐ
●どうなる?定額給付金・・・早くしないと18歳になっちゃう!
●金融危機のあおり受け保育園が突然閉鎖!
●福岡県では全国に先駆け、「認可外保育園」改め「基準適合届出保育施設」へと名称変更

こうしてみると、

国をあげて対策を講じているはずの少子化問題ですが、

まだまだ環境整備には課題が山積みです。

その上、昨今の100年に1度という経済状況の悪化で、

ワークライフバランスどころではない

というムー ドが強く出てくる可能性が大きいのです!

http://www8.cao.go.jp/wlb/

浜砂さんは、

子づれに優しい街にしたい願った。

その想いが、

育児情報誌「子づれDE CHA・CHA・CHA

http://www.frau-net.com/cha3/index.html

の自費出版につながったのです。1993年のこと。

それまで子育て情報誌が無かったのです。

子育て中の母親に絶大なる支持を得ました。

母親たちの想いが行政や企業を動かし、

子育てしやすい街へと変える原動力となったのです。

http://www.hamasuna.net/index.html


浜砂さんは、常に女性ならではの視点を生かし、

地域や社会、教育現場などに提案を打ち出してきました。

内閣府が起業や社会活動で輝いている個人や団体に贈る

女性のチャレンジ賞」の特別部門賞を、

浜砂さんが九州で最初に受賞した由縁である。
 

1日から、福岡市地下鉄に「のりつぎベビーカー」が誕生しました。

「天神駅」から「天神南駅」まで約550メートルもあり、

子づれでは不便なことから、ベビーカーを無料で貸し出しているのです。


このベビーカーは、実は浜砂さんが

「子づれDE CHA・CHA・CHA」の15周年を記念して寄贈したのです。

双子用2台と1人用6台の計8台、しめて50万円分という。

浜砂さんが創刊当初から言い続けている言葉があります。

「経済効率のみを優先させるA面社会と、

母親が閉じ込められるB面社会。

そのひずみを埋める手段が必要なのです」。

15年前と比べると埋められつつある社会のひずみではあります。

だが、今回、また一歩、社会のひずみを埋める行動へと出たのです。

「のりつぎベビーカー」を借りていた母親が、地下鉄の駅員さんに声を掛けていた。

「浜砂さんは『ママの味方』です」と。


ピンチをチャンスに変え、

子育て環境をしっかり整えながら、

社会的課題を解決し、

なおかつ経済状況の回復を図るような、

世の中の大改造が

世界的な規模で求められているのではないでしょうか。

今年後半は、「就職内定取り消し」「リストラ」

「派遣切り」「雇い止め」など 弱い立場の人には

ますます厳しい年の瀬になっています。

浜砂さんは、

「不便や不安…ここにこそチャンスがあり、チャレンジがいき、チェンジできる」
という理念を実践してきて、

やはり「主婦」や「女性」の力を
今後どんどん活用できる場面を創造していき、
生活者の底力で地域を活性化することを創出していきたいと考えているそうです。

たとえば・・・

子育て中の女性も仕事と育児の両立が可能になり、

少子化対策に有効であると同時に

家計にとってもダブルインカムが実現するような。

たとえば・・・

介護や保育、教育、学童保育など、

現在ボランティアに頼っている分野を職業として確立させ、

そこにも人材を投入し、

雇用確保と収入増につなげていくようなことも考えられます。


NPOの下請けや、使い捨て も見直して欲しいところです。


また、仕事と家庭の両立を図るためのサービス業、

たとえば家事サービス、安心安全な食事の提供、

子どもの安全確保、教育整備など、人材の必要な分野は

まだまだ創りだせるはずです。


地域社会には足りないものだらけ、

知恵を出せば

ソーシャルビジネスのシード は転がっています。

従来の公共事業やハコモノに頼るのではなく、

本当に必要なところに必要な予算を投入し、

そこでうまく回っていくような社会の仕組みを作り、

その中に、中学生や高校生、大学生も戦力として

社会経験を積めるような形を取り入れ

キャリア教育まで視野 に入れて

長期的に人材育成を行っていく・・・

そんな未来像も描いています。

今年、濱砂編集長は、

子どもと家族を応援する日本」の功労者として表彰されました。

http://www8.cao.go.jp/shoushi/kaigi/ouen/index.html

創立以来55年間、

この間コツコツと積み上げてきた経験やノウハウを、

これからのために活かし、

ますます子育て環境改善に尽くし、

貢献していきたいと語っておられます。

 

今年の漢字は「変」でした。

まさにチャンス!

チャレンジ!

チェンジ!

が求められています。


来年もこの精神で、がむしゃらに

しなやかに頑張りたい

と濱砂さんは決意しておられます。

        

いよいよ、明日今年も終わります。

来年はどんな年になるのでしょうか。

世の中は不況だと騒がれています。

先行きが不安になることもあります。

そんなときには、広い、雄大な空を眺めてみましょう。

人間は、大きな夢を持てる生き物です。

大きな空を眺めて、壮大な物語を語り、

寒い夜でも、そこに瞬く星の美しさに感動してきました。


 来年は、世界天文年で、丑年です。私は「年女」です。

夜空に輝く おうし座の背の「」を見つめていると、

いくつかの星の集まりが美しい光を作っている

これと同じように

子どもたちが

それぞれの光を放ちながら、

その集まりがより美しい光になるようにと願ってやみません

         

                      

どうか

日本の未来が、

少しでも今年より明るいものになりますよう、

願わずにはいられません。

 

来年も

ご指導ご鞭撻賜りますよう、

重ねてお願い申し上げます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。