緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

8歳までの乳幼児教育

2011年07月16日 21時22分55秒 | 教育

平成26年7月16日(水)   のちのち

 最近、日本では高齢化、少子化と騒がれています。が、

世界では毎分154人の新しい生命が誕生しているそうです。

その新しい生命は、日本でも同様に誕生しているのです。

 

そして、誕生した子どもたちは、生まれてからすぐに、

もともと持って生まれた能力を実用化に向けて、いろいろなことを学習していきます。

 

人生における長い学習期間の中でそれぞれの発達における学習内容は

それぞれ必要なことですが、最近、世界中で合意されていることは、

8歳までが大切であると言われている所以は、

習慣・道徳的価値観・知性や創造的才能の基礎などの形成を考えた場合、

その人間の将来を決める重要な時期だといわれているからです

 

 ユネスコでは、このような考え方から

就学前児童の養育と教育に関する世界会議を開いています。

 

その第1回は、モスクワで行われました。

それは、

ロシアの教育学及び心理学の専門家達は、

人間の中に人間的な素養を育て育んでゆくという、アプローチこそ、

教育において最もふさわしいものと捉えているために

その実践について考えてみようという意図もありました。


 英米仏の就学前の考え方が問われている中、

社会教育伝統国である北欧型の就学前教育が見直されていると同時に、

ロシアにおける就学前教育の伝統も見直されています。

 

それは、ロシアにおいても、

最も重きが置かれているのは、

子どもの感受性を高める事であり、

なぜ感受性が重視されるかというと、

その後に来る初等教育において、新しい知識を吸収したり、

新鮮な感動を受けたり、内なる世界を形作ってゆくための

好ましい土壌となるからです。


ロシア科学アカデミー・ヴォログダ科学センターの心理学者で、

児童早期教育の専門家エレーナ・コズィナさんは

どの子供にも、生まれつき才能が与えられている。

肝心なのは、将来、才能が花開く可能性を見抜くことだ。

自分達の仕事の一つは、

いかに子供達の能力を引き出すかにある

子供達が持っている才能を早いうちから

いかに伸ばすかというのは、全世界において最もアクチュアルなテーマだ。

人間の潜在的能力の形成は、乳児の頃から、

あるいはもっと早く母体にいる頃から始まる。」

と言っています。

早期教育の考え方を話しています。

そして、親としての態度についてこうも言っています。

「現在、非常に多くの早期教育のメソードが存在しているが、

多くの点で子供達の未来は両親次第であり、

小さな子供の始まったばかりの人生に

両親が一体どれだけの責任を持っているかにかかっている

 

そして両親に任された主要な仕事は、

子供の才能を伸ばし最高の成果が収められるような

前提条件及び必要不可欠な諸条件を整える事である

しかし、その際指針とすべきは、

教育学や心理学の主な原則などでは決してなく、

言うまでもなく、自分の子供に対する深い愛情だ。」


 よく、日本でも保育大会が行われます。

そこでは、さまざまな取り組みが発表されます。

 

世界大会となると、

さまざまな国における伝統と風土の中で育まれた子育て観、

教育観が存在しています。

 

それは、養育の目的と言うのは、確定されたことではなく、

どのような社会においても変化するものだからです。

社会機構のシステムや社会の関係性が変われば、

その目的も変わり、

国により社会制度が違えば、アプローチも異なります

しかし、その違いを議論したり、

自分の国のやり方がいいのだ、ということを声高に主張したり、

また、それぞれのやり方をただ認め保障したりすることではありません。

 

頭が良いだけではなく

人間としてすばらしい新しい世代を育てる事として、

幼い子ども達の生活条件や教育条件を改善し、

 

より高めてゆくことが、

ユネスコの定めた万人による教育プログラムである

すべての人に教育を

につながり、

それに向かっての試みの経験交換の素晴らしいチャンス

として開催されたのです。

 

 今、日本全国の保育所(園)・幼稚園は、

平成27年度からの『こども・子育て支援新制度』により、

大きく変わりつつあります。

 

それは、戦後の日本の高度成長を支えたとも言われている

『6・3・3・4制度』を変えるかもしれないともいわれています。

 

8月の下旬には、北九州市でも 市長もご参加で、

広く市民の意見を集めるタウンミーティング

小倉北区であります。

良かったら市民の皆様のご意見をドンドン今回、お寄せください。

在園・卒園生がいるいないを問いません。

参加するには、申し込み方の詳細が、北九州市のHPにあります。

 

子ども達にとって、その心身の発達の為には一番何が望ましいのか?

 

一体全体『新制度』とは?何でしょうか?

待機待ち児童の解消の為に、加速度的にシステムを変えて

子育て中の保護者にも、共働きでも安心して自信を持って

子育てが出来るように…  

         

また、一方、こどもの立場からは、

どのような環境が一番望ましいのか?

よく考えて、

ほんとうに子ども達のためになるのは?

を探って心から、夢を語れるように、お祈りしています。

 

さあ、明日は、先週の台風8号で、臨時休園になり、急遽中止になってしまった

『たのしい英語タイム』の公開保育です。

10時~年長4クラス、各30分ずつ保育参観していただきます。

リチャ-ド先生も楽しみにしていらっしゃいます。

お忙しい中とは存じますが、是非とも、園へお運びください。

そして、子ども達にその頑張りを賞賛する励ましの言葉かけをお願いします。

 

 

 

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