緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

ミスト発生装置を設置しました

2011年07月01日 21時21分54秒 | 地球環境保護・省エネルギー・温暖化

   平成23年7月1日(金)

 猛暑の日々で、毎日、熱中症には特に気をつけてすごさねばなりません。

皆様、お変わりございませんか?

 幼稚園でも、紫外線対策や暑さ対策に心がけて、木陰で遊んだり

適宜、こまめに水分補給したり、毎日の安心安全な保育に配慮しています。

でも、とにかく暑い!

そこで、6月29日(水)午前中、晴天。朝から暑い日でしたが

たんぽぽのお部屋の前に、ミスト発生装置を取り付けました。

戸外で遊んでいて、暑さで気分が悪くなったりしないように

子ども達が、ひとやすみする場所の上部に 

ミスト発生装置を取り付けました。

足洗い場付近の上部です。

 

ドライミストは、水を微細な霧の状態にして噴射し、

蒸発する際の気化熱の吸収を利用して主に地上の局所を冷却する装置。

水の粒子が小さいため、素早く蒸発し、肌や服が濡れることもない。

 

ミストとは霧のことであり、「噴霧」「霧散布」「ミスト散布」とも呼ばれる。

英語では「mist spraying」と言われています。

「ドライミスト」は能美防災の日本における登録商標です。

霧による冷却はエアウォッシャー(Airwasher)を備えた蒸発冷却として、

古くは千葉県庁(明治43年)や東京大学六角講堂(大正3年)に採用されたと言われる

ドライミスト発案者は当時名古屋大学教授の辻本誠さんです。

2002年に参加した屋上緑化に関する会合の際に、

手間もコストもかかる屋上緑化の代替手段として

直接水を散布し気化熱を利用する方法を思いついたそうです。

その後、経済産業省の地域新生コンソーシアム研究開発事業を利用し、

名古屋大学、清水建設、能美防災、中部電力、川本製作所、トーキンとの

共同開発を経て実用化にこぎつけたのです。

2007年には、一般住宅向けの小規模設備も開発されています。

 

冷房効果

能美防災によれば、ドライミストは周辺の気温を2-3度下げることができ、

必要なエネルギー消費は家庭用のエアコンの約 1/20 という。

 http://www.nohmi.co.jp/product/drymist.html

霧の散布量は

 必要なエネルギー消費は、家庭用のエアコンの霧の散布量は

クスノキ林の真夏の蒸散量(7.5cc/分/m2)を目安に開発されたと言われています。

実際の散布量は、

要求される冷却効果と

設置施設の特性

(人体に霧を接触させるか否か、滴下の可否など)

を勘案して決定される。

 

噴射される霧の粒径は 16μmで

(噴射ノズルから 50mm の位置でレーザーによるフランホーヘル解析、ザウター平均値)。

散布に必要なエネルギーは 20.3リットル/分で 3.35kW、

上記 7.5cc/分/m2 で換算すれば、

1平方メートルあたり 1.24W 程度が、設計上の最小値。

 

主な設置場所は

街頭に設置されているドライミスト装置(写真は東京都武蔵野市・伊勢丹吉祥寺店。2009年8月)

東日本

地方自治体としては初めて補助金を設けた東京都では、

これを利用して

秋葉原クロスフィールド、六本木ヒルズ、新丸ビルなどに設置されている。

 

2007年8月16日に国内最高気温を74年ぶりに更新した埼玉県熊谷市では

2008年6月16日からドライミスト(冷却ミスト)の自動運転を開始した。

設置場所はJR熊谷駅正面口(北口)、南口、ティアラ口(東口)。

また、常設ではないが熊谷うちわ祭の期間である7月20日から7月22日や

2008年(平成20年)度の高校総体の期間にあわせた

7月26日から8月2日にはそれぞれ仮設の冷却ミストを設置。

 

西日本

名古屋大学東山キャンパスにて2カ所、鶴舞キャンパス(医学部)1か所

また名古屋駅前ミッドランドスクエア・サンクンガーデン、オアシス21などに

いちはやく設置されている。

 

大阪市水道局は「ドライ型ミスト」の普及活動として

サポート制度を2008年から行っている。

 

愛・地球博のグローバル・ループで使用されたものが、

閉幕後愛知県の安城産業文化公園 デンパーク

および豊田市駅前に移設されている。

 

日本国外でも

シンガポールの空港および

市内で設置されているファンと噴霧ノズルの組み合わせ、

フランス国鉄マルセイユ駅の天井部に設置された噴霧ノズルなどがある。

 

家庭でも

一般住宅の庭に設置出来る製品が現在開発されている。

 

ご参考に↓