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鏡川の名勝地「平家の滝」の案内役

2010-05-12 | 鏡川流域の見どころ・自然・四季
歴史を感じる名瀑 「平家の滝」・・ 鏡川の名勝地のガイド



高知市鏡横矢にある鏡川の名勝地「平家の滝」は、知る人ぞ知る名瀑である。国土交通省四国整備局が「四国のみずべ八十八か所」を選定しているが、その1つである。そして、そこの案内人として選任されているのが川村貞夫市議である。

 平家の滝は鏡川の名勝地として、さまざまなパンフレットや冊子などに登場する場所である。しかも、この滝は平家落人伝説を今に伝えている。それだけに由緒あるところだ。

 この日も旅館業の女将さんたちがこの滝に足を運んだ。丁度雨上りで、水量も多く、訪れた人たちは盛んに写真を撮っていた。



この滝の傍で川村市議は次のように解説をした。

平家の滝伝説
 源平の争いがいよいよ最終局面を迎えた1185年。屋島の合戦に続いて壇ノ浦の合戦で平家は敗れた。その後、源氏の追手を逃れるため、平家は西国を中心に逃散することになる。この滝の上にあった横矢村池河内に平家の女官とおぼしき女、子供48人が移り住んできた。

 殿(しんがり)を務める男は遅れてくると言ったが、まだ到着しない。心細い中で過ごすことになった。ある満月の夜、対岸の敷ノ山の集落を見ると、源氏が白旗をかざして来るではないか。平家の落人たちは「もはやこれまで」と覚悟を決めて滝壺に身を投じてことごとく果てたのである。

 四十八人が投身自殺をしたのである。
 しかし、実は源氏の白旗とみたのは、タカキビが夜露にぬれて、月の光で白く見えたものを見誤ったのであった。

 このことが言い伝えとして広がるなかで、この淵に来るものは俄かに病に罹るということで、人々は恐れ、滝近くに滝神社を建て、懇ろに弔った。貴船大明神である。

 ある年、滝の近くの横矢村が日照りが続き、このままだと飢饉の恐れがある感じた庄屋が、去坂観正寺の坊さんを呼んで雨乞いの祈祷をすることになった。すると、ほどなく雨が降り、奇瑞を得た。そこで村人は喜んで、神社を建て直したとある。棟札にそのことの表記が見られたことから、1754年には、平家落人伝説が多くの村人の話題となっていたのである。

 こんな話を川村市議は平家の滝の水先案内人としてしているのだ。 
 

 その後、この淵近く来た者は、にわかに病に罹ると恐れられるようになった。平家の落人の霊を慰める必要があると、貴船大明神を祀ってその霊を慰めるようにした。

 ある年、横矢村が旱魃で飢饉となろうとした時、庄屋の西川貞右衛門が去坂村の観正寺の住職を呼んで、雨乞いの祈祷を行った。すると俄かに雨が降って五穀が収穫できた。そのことを喜んだ村人は、滝神社を建立して感謝を表わしたのである。

 そのことが1754年の記録として残っているだけに大変由緒のある滝である。という平家落人伝説を語っている。




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あきりんの鏡川ぶらり旅 Part1 平家の滝

2010-05-12 | 鏡川流域の見どころ・自然・四季
ゴールデンウイークに鏡川支流の的渕川上流にある平家の滝に行ってきました。



今年は雨が多く水量があり,美しい新緑とともに素晴らしい景色でした。

これほど美しい平家の滝は今まで見たことがありません!!



この平家の滝は,二段の滝からなっていて,近くの遊歩道から一段目の滝壺にアクセスできます。下の写真が一段目の滝壺です。



その昔,平家の落人48人の婦女子がこの地に逃れたが,ある秋の夜,対岸にキラリと光るタカキビの葉の夜露を源氏の追手の長槍と見誤り,もはやこれまでと次々にこの滝壺に身を投じて果てたという悲話があり,平家の滝と名づけられたと言われています。

近くには駐車場も整備され,水遊びに,散策に絶好のポイントです。



新緑や紅葉につつまれた平家の滝は絶景です。みなさんもぜひ訪れてみてください。

場所はこちら


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by あきりん



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