鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

【特集】ワールトーア編の謎、一部ネタバレ?

好評(?)連載中の『アルフェリオン』第51話、主人公ルキアンにかかわる謎が、ここにきて次第に明らかになりつつあります。

ルキアンの「正体」とか、そこに絡んでくる「月闇の僧院」、さらには「石版」の秘密…。

ここらでぜひ、おせっかいな作者からのコメントを(^^;)。え、要らない?

以下、まだ最新話(第51話・その5)まで読んでおられない方にとってはネタバレになりますので、内容が見えないよう、白地の背景の上に白色のフォントで記事を書いてあります。

マウスでドラッグすると、背景から文字が反転表示され、記事が浮かび上がります。

---ここから下をドラッグ---

いきなり核心的な部分から入りますと、ネリウス・スヴァンの以下のひとこと、実はルキアンの正体を暗示しているんですよね。もっと突っ込んで言えば、ルキアンが己の正体を知ってしまったときに取るべき心構えを、スヴァンが今から暗に伝えているのでした。


  《君は何だ》。《ルキアン》。

  いや、その問いは、圧倒的な真実の力の前には無意味だ。
  だから問い直す。

  《君は何でありたい》。


「何だ」ではなく「何でありたい」ってのが問題…というのが重要なところ。
いずれルキアンの正体が分かる時点で、読者様は、あれはそういう意味だったのか!とスヴァンの言葉を改めて思い起こすことでしょう。

スヴァンとルキアンとの関係性も気になります。
なぜスヴァンは、見ず知らず(?)のルキアンに敢えて接触し、敢えて彼の将来を案ずるような言葉をかけたのか。

 ◇

ナッソス城でのルキアンの戦いをニヤニヤ見守っていたゼロツーと、そのお守り役(?)のようなゼロワン。何か思わせぶりな新勢力のキャラかと見せて、実は「僧院」(=月闇の僧院)の関係者らしきことが、今回で明らかになりました。

正式には、ヌーラス01(ゼロワン)とヌーラス02(ゼロツー)というらしいです。
ヌーラスって、何なのでしょう。「僧院」の実行部隊のような感も?
どうも、普通の人間ではないような雰囲気もありますが…。

「石版」の秘密をかなり知っていると思われることや、オーバーテクノロジー的な機体をヌーラスたちに与えていること、さらには「あれ」の存在を知っていることからみて、「月闇の僧院」も旧世界と密接な関わりのある組織のようです。

同じく旧世界と結びつきの深い「鍵の守人」と、「僧院」との関係も気になります。

 ◇

やはり今回、目が離せないのは、偽名「スウェール」ことネリウス・スヴァン氏でしょう。

いきなり「支配結界」を展開しちゃってますけど!?
支配結界は、御子の特殊能力じゃなかったですか。まさか、スヴァンさんも御子?

肝心のルキアンは、まだ現実の世界では支配結界を展開できないんですよね(妄想空間限定 ^^;)。
それなのにスヴァンさんときたら、軽々と、しかも生身で支配結界を…。
そもそも、この人自身が何者なんでしょう。

スヴァンが手にしていた銀の杖、以前に登場した「僧院」のリーダーたちと同じ持ち物ですね。ゼロツーいわく、「ザングノ」と呼ばれている人々が「僧院」を率いているらしいですが。

 ◇

他にザングノのメンバーと思しきは、例の僧院長の「コズマス」と、あの人ですね。「あの人」というのは、以前にコズマスと一緒に出てきた人です。彼が誰かというのは、そのときのセリフの中身からも推測できるかもしれません。

コズマスについては、まだファミリーネームが不明ですが、実は、あのキャラと同じ名字なんですね。いずれそれが明らかになったとき、脇キャラにまで細かな背景や確執があるという、面白い展開になりそうですが。

「僧院」に関しては、よくよく考えてみれば、あからさまに怪しい動きを序盤からしているキャラがいますよね。ルキアンに近しい立場の人で。ルキアンの生い立ちを考えても、この少年と深く絡んでいるような。実はそういう人だったんですね?的な…。その人がザングノの一員。

 ◇

最後に、なんと言っても13年前の事件が気になります。ワールトーアの住人がすべて失踪した日、いったい何があったのか。特に、思わせぶりに出てきたロッタ姉弟の話。

その事件に「僧院」がかかわっていることも、だいたい予想は付くところです。

これらについては、また日を改めて(^^;)。


鏡海
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