今月の営業日 2021-12-03 10:44:10 | お店から 12月は、4日(土)5日(日)、11日(土)12日(日)の4日間営業します。 その後は2022年3月中旬まで冬季休業となります。よろしくおねがいします。 <春を待つ新芽> ミツマタ ヒメコブシ
「沖縄と色川大吉」 三木健編 2021-12-03 10:43:13 | 本棚 「沖縄と色川大吉」 三木健編 最初、私が沖縄に関心を持ったのは、学問上の同期からではない。アメリカの植民地状態に置かれていた同じ日本国民としての沖縄の人がどの状態にーーーそうさせている米・日・両政府に墳懣やる方なかったからである。 だから、沖縄人民の“祖国復帰”運動や、“反復帰”・“沖縄自立化の動き”に敏感に反応せざるを得なかった。(序――沖縄の文化・精神・友情に触発されーーから)
「樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声 ペーター・ヴォールレーベン著 長谷川圭訳 2021-12-03 10:41:19 | 本棚 「樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声 ペーター・ヴォールレーベン著 長谷川圭訳 動物のように動かず、声を出さないため、モノ扱いされることもある樹木。しかし、樹木には驚くべき能力と社会性があるのだ。子どもを教育し、コミュニケーションを交わし、ときに助け合う。その一方で熾烈な縄張り争いをも繰り広げる。音に反応し、数をかぞえ、長い時間をかけて移動さえする。ドイツで長年、森林の管理をしてきた著者が、豊かな経験と科学的事実をもとに綴る、樹木への愛に満ちた世界的ベストセラー!
「砂に埋れる犬」 桐野夏生著 2021-12-02 09:42:53 | 本棚 「砂に埋れる犬」 桐野夏生著 小学校にも通わせてもらえず、日々の食事もままならない生活を送る優真。母親の亜紀は刹那的な欲望しか満たそうとせず、同棲相手の男に媚びてばかりだ。そんな最悪な環境のなか、優真が虐待を受けているのではないかと手を差し伸べるコンビニ店主が現れる。ネグレクトによって家族からの愛を受けぬまま思春期を迎えた少年の魂は、どこへ向かうのか。その乾いた心の在りようを物語に昇華させた傑作長編小説。
「ハヨンガ ハーイ、おこづかいデートしない?」 チョン・ミギョン著 大島史子訳 2021-12-02 09:33:33 | 本棚 「ハヨンガ ハーイ、おこづかいデートしない?」 チョン・ミギョン著 大島史子訳 友達というのは人の命を救うこともできる存在なんだ。 キ・ファヨンは取るに足らない者ではない。 何にでもなることができる。誰にでもなることができる。 誰であれ、私の体を 私の許しもなく見たものは ただじゃおかない。
「翡翠色の海へうたう」 深沢潮著 2021-12-02 09:28:39 | 本棚 「翡翠色の海へうたう」 深沢潮著 契約社員、何者にもなれない「私」。 戦時中、穴として使われた「わたし」。 それでも私は、わたしはーーーここにいる。 誰からも必要とされず、冴えない日々を送る葉奈。人生逆転を賭けて小説家デビューを目指すが、新人賞の最終選考でテーマが凡庸だと酷評される。そんな中、応援しているK-POPアイドルの投稿が大炎上。彼が元慰安婦女性や虐待被害者を支援するブランドを着ていたためだという。戦争に弄された、声なき哀れな女性たちーーーこれこそが書くべき強いテーマだと感じた葉奈は沖縄へ飛ぶが、取材先の女性から「当事者ではないのに、なぜ書くのか」と覚悟を問われ・・・・・