<風煉ダンス「まつろわぬ民」>をより深く楽しむために
参考書(*印)と用語の解説をいくつかします。
民俗学の立場から東北の「なまはげ」や「鹿踊」などの芸能とまつろわぬ精神をまとめたのが*「東北学」赤坂憲雄著で赤坂がテキストとしたのが「雪国の春」柳田国男著です。柳田はヤマトを代表する大学者ですが赤坂が大学者に独自の理論を展開し挑んでいます。そこがなかなかおもしろいです。
主に東北地域に住む人々(もちろん沖縄の人々もそうですが、ここでは触れません。この舞台でも後半部分でちょっと関わりますが。)は8世紀の征夷大将軍坂上田村麻呂の侵略以来ずっとヤマトから「まつろわぬ民」とされています。田村麻呂とエミシのアテルイとの戦いについては*「火怨」高橋克彦著が小説としては大変面白くまとまっています。ちなみに舞台上の片付けの業者役の3人は「坂上」「田村」「丸尾」さんです。
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