「逆ソクラテス」(伊坂幸太郎著)から
敵は、先入観。世界をひっくり返せ! 「僕は、そうは。思わない」
<安斎くんと土田くんの会話>
「ピンクの服を着たからって、女だとは思わないよ」
「ピンクは女だよ」
「それならフラミンゴはどうなるんだよ。大体、女みたいだって、別にいいじゃないか」
「男なのに女なんて変に決まってるだろ」
「土田はそう思うんだろ。ただ、俺は、そうは思わない。女みたいな男だろうが、男みたいな女だろうが、おかしくはない。地球に人間、何人いると思ってんの。いろんな人がいるのが当然だろ。土田みたいな人間もいる」と言葉を一つずつ、相手に噛んで含めるようにして、しっかりと言った。俺は、変だとは、思わない。
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