アシリアペ    「アシリアペ」とはアイヌ語で「新しい火」。住所は茨城県常陸太田市大中町3486-2

営業日等:土日の10:00~17:00 臨時営業もあり。天然酵母パンやオーガニックの食材などを取り扱う。

「『アイヌ新聞記者 高橋真 反骨孤高の新聞人』 合田一道著

2021-07-29 16:34:49 | 本棚


「『アイヌ新聞記者 高橋真 反骨孤高の新聞人』 合田一道著

かつて『アイヌ新聞』という名の新聞を作っていたアイヌ青年がいた。名前は高橋真。わが民族の立場に立ち、自ら発行する新聞で、差別や偏見を訴え続けた。なぜ、この人物を書くのか。アイヌ施策振興法ができ、北海道白老町に民族共生象徴空間(愛称「ウポポイ」)が誕生して、やっとアイヌ民族の存在に衆目が集まりだしてきたいま、自らの手で新聞を作って社会に訴えたアイヌ記者がいた事実を明らかにしたいと思ったからである。
「北海道旧土人保護法」が九八年間も経過した一九九七年にようやく廃止され、替わって「アイヌ文化振興法」が生まれ、その二二年後の二〇一九年四月一九日、初めてアイヌ民族を先住民族と定めた「アイヌ施策振興法」が誕生した。
高橋真は、この新法を知ることもなく、一九七六年七月、死去した。享年五六。この著書はアイヌ民族で初めての新聞記者が、自己の信念を貫き通した魂の記録である。(本書「はじめに」より)


「ハルコロ (1)(2)」 石坂啓[漫画] 本多勝一[原作] 萱野茂[監修]

2021-07-29 16:33:24 | 本棚


「ハルコロ (1)(2)」 石坂啓[漫画] 本多勝一[原作] 萱野茂[監修]

今からおよそ600年前、和人が本格的に侵入する前の豊かな自然の中で、アイヌの人々はどんな暮しを営んでいたのか。「いつも食べる物がある」という意味の名をもつアイヌの少女ハルコロが成長していく中で出会う、さまざまな出来事、心ときめく青春の物語を通じて、アイヌの世界を生き生きと描く。(1)

厳しくも豊かな自然のふところに抱かれたアイヌモシリの暮しに、ゆっくりと戦乱の予兆が忍び寄る頃―――。アイヌ女性のハルコロの生涯を軸に、日常の中の手仕事や狩猟の様子、盛大な祭りや、誕生と死にまつわる文化を、イメージ豊かに描き出す。一人息子パクセルの冒険譚のゆくえはいかに?(2)


まつろわぬ民 2021 更地のうた

2021-07-29 16:18:08 | 日々の出来事
27日、いわき市湯本温泉で行われた表記の朗読劇&ライブの公演を見てきました。震災から10年経った東北の心情を歌い上げています。最後は出演者全員が舞台から降り、迫力ある歌と踊りで締めくくりました。感動しました。やっぱり生で見るのはいいですね。


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