アシリアペ    「アシリアペ」とはアイヌ語で「新しい火」。住所は茨城県常陸太田市大中町3486-2

営業日等:土日の10:00~17:00 臨時営業もあり。天然酵母パンやオーガニックの食材などを取り扱う。

「チーム・オベリベリ」

2020-09-04 15:48:43 | 本棚
本の紹介


「チーム・オベリベリ」 乃南アサ著

私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければこの土地は、私たちを容易に受け入れてはくれない
宣教師たちが開いた共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。明治15年(1882)年、23歳になったカネは女学校を卒業し、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。


「アイヌの権利とは何か」

2020-09-04 15:46:24 | 本棚
本の紹介


「アイヌの権利とは何か」 テッサ・モーリス=スズキ、市川守弘著

2007年、「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が満場一致で可決され、アイヌ先住権をめぐる新たな時代が始まったのです。2008年に小川隆吉エカシが北大にアイヌ遺骨に関する文書の公開を請求し、先住権の行使としての遺骨返還のたたかいが始まったのは偶然とは思えません。
 政府は2019年、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(「アイヌ新法」)を成立させ、翌2020年、「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のオープンを迎えたのです。これにより、アイヌが求め続けてきた先住権はどうなるのでしょうか。それが、この本が読者に届けようとするテーマです。