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カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

<big>木瓜の花の下で、シマちゃんが二度目の産卵</big>

2011-03-23 22:37:15 | アズマヒキガエル
☆お産はカエルさんにとっても大仕事です


Imgp9021320_10Imgp9358319_1625Imgp9361Imgp936919Imgp9389背中のお婿さんが代わったり、陽気が目まぐるしく変わったり、でシマちゃんは一週間以上も睡蓮鉢の周りを行ったり来たりしていました。

寒い日は、お荷物を背負ったまま鉢の周囲の稲藁に隠れていました。

とうとう、やっと3月19日の4時過ぎに産卵にまで漕ぎつきました。

大仕事だったのでしょう。産卵ご睡蓮鉢の脇で藁に埋もれてぐったりしていました。

翌日の寒波襲来予告と危険な雨の前に、シマちゃんは屋内のタルに戻されました。それからは藁に包まって春眠と言うより産休しています。

「二年目で、二度目のお産ご苦労さま! よく頑張ったわね!」

大地を潤す久方ぶりの雨は、恵みの雨ではありません。放射性物質を含んだ恐ろしい雨!

ああ! 総ての生きもの達の命を蝕む、無情の雨! 

水無しでは生きられない日本の生きもの達は汚染されつつあるのです。

日本から世界中に撒き散らすかも知れない有害物質を発生させた日本の責任は大きいです。

今こそ日本人は、もろもろの便利さを縮小して自粛しないと、地球壊滅・人類破滅に加担することになるでしょう。









<big>ヒキガエルは水の生きもの</big>

2011-02-18 07:17:06 | アズマヒキガエル
☆カエルは驚くべき超高性能な感知装置(sensor) を持っている

今朝がた、我が家の屋根瓦と庇(ひさし)を叩く連続音で目が覚めました。

これは、正しく雨音! 暫く振りの雨! そういえば夕べは何となく温かったのを思いだしました。

直ぐに、私と同室で冬眠中のシマちゃんを見ますと......なんと! なんと!



Imgp8910218_4Imgp891348

シマちゃん用の行水皿に座っているのを見付けました。

予てから浅い皿には水を張ってありました。タル内の湿度を保つ為に。

蓋として桶に被せた粗目の笊に被せた古ぼけた麻地の上に置いてある温湿時計を御覧ください。

気温は10℃を僅かに超え、湿度は60%に達しています。

降り止まない雨模様なので庭の睡蓮鉢に溜った雨水を汲んで、霧吹きでシマちゃんの背中に霧を吹きかけてやりました。

浅い皿にも雨水を補充しました。

蓋をとると、さわら桶の香りが漂います。

厚手の樽って、人慣れしたヒキガエルさんの屋内冬眠用に打ってつけみたい!




<big>室内温度7℃で冬眠中の愛蛙シマちゃんと私</big>

2011-02-11 17:34:59 | アズマヒキガエル
☆寒さに強いヒキガエルのシマちゃん


Imgp8895_28_901_3Imgp8896_simatyann_3_2シマちゃんは相も変わらず樽の中。ビクとも動きません。

気温が上がって、室内温度が10℃を越えると、藁から顔を少し出します。

2月8日の朝、樽の上に置いてある温度計の温度が上昇したとき案の定シマちゃんに動きがありました。

部屋の中には、的もな暖房器具がないので室内温度は屋外と、そう変わりません。

私は寒さに根負けして、昨日とうとう値下げになった電気膝掛けを二枚購入しました。

今日は雪降り。寒い部屋の中で電気膝掛けを膝に掛けたり、肩に巻いたりして寒さを凌いでいます。

「シマちゃんは、強いなあ!」。カエルさんは寒さにヘコタレないのですね。


<big>シマちゃん、空気穴から顔を出す</big>

2010-12-23 07:31:41 | アズマヒキガエル
☆シマちゃんは気温と湿度に超敏感、オバサンは超神経質





Imgp8447_4Imgp8442_2Imgp8446_3Imgp8444_2Imgp8454               オバサンの大切なもの、好きなものが台所の壁に吊り下げられています。

シマちゃんの冬眠用樽に被せられていた旧い篩(ふるい)が、今朝から旧い笊(ざる)に代わりました。

篩には所有者だった方の使用初め年月日が毛筆でしたためられています。

使用メドがないけど、伝統の細工物が好きで好きで、京都に住んでいたとき骨董市で買いました。

篩は、普段は台所の天井に近いところの釘に引っ掛けられています。

数ヶ月前に北区十条の小鳥屋さんで見付けた藁製の小子鳥かご(?)。庭のカエルさんの緊急避難所用として購入。

今朝は明け方5時過ぎに気温が10℃を超えました。

ギョッギョッ!! シマちゃんが藁から顔を出していました。

むかし生け花修行をしていた時に使っていた携帯用小型霧吹きで5回、周りの藁に霧を吹き掛けてやりました。

更に、篩を笊に変えて風通しを良くしてやりますと、気温が下がって、シマちゃんは又もとの、藁の下の方の、樽底ちかくに潜りました。

霧吹き前に確かめたとき、一瞬シマちゃんと目が合った気がしました。

それで、オバサンはシマちゃんに、いつもの挨拶をしました。オバサンお得意のカエル鳴きを3回......。

効果てきめん! 今またシマちゃんは冬眠を続けています。

ああ~ッ! まるで、人間の赤ちゃんみたいなシマちゃん!


<big>アズマヒキガエル♀4歳シマちゃんは今どうしているかな~</big>

2010-12-17 07:13:20 | アズマヒキガエル
☆ シマちゃんは完全冬眠中、でも不完全場所です


Imgp8389_2Imgp838613直径37cmで高さ36cm、30年位前に90歳近かった桶師の作品です。

それから、長い間ちょっとした重要書類入れにしていました。

徘徊するシマちゃんの一時勾留場所に良いかな、と思いついたのは最近です。

桶の木の厚みは2cm強。糠味噌樽として注文しましたので、厚い椹(さわら)の木で出来ています。

今朝の庭の温度は4℃でした。シマ子が家のなかの樽の中に居て良かった!

でも、我が家の居間の温度は冬を通して10℃以下です。

此の部屋に全館暖房装置はありません。

在るのは、半畳の掘り炬燵だけ。昨晩、今期初めて炭火を入れました。脚が暖まって極楽、極楽!

我が家の床下は土という時代建築。いつも何処からか隙間風が入ってきて寒いのなんのったら。

今朝の室内温度は6℃以下でした。吐く息が白かったですよ。

シマちゃんの冬眠用の樽は居間の一隅に置かれていて夜休むときは、彼女との約束どおり私の近くです。

*写真の説明:

樽の上に「古いフルイ」を被せた上に、私のカシミヤ100%の薄手大判襟巻きを掛けてあります。

桶の中の藁の真ん中の穴がシマちゃんの空気孔です。シマちゃんが自分で作りました。






<big>半纏を着たシマちゃん</big>

2010-11-18 21:53:10 | アズマヒキガエル
☆半纏木(ハンテンボク)の落ち葉を羽織ったシマちゃんは暑がり屋さん


Imgp0014Imgp0024Imgp0028Imgp0031_3ヒキガエル♀4歳のシマちゃんは、気温が10℃を超えたので冬眠用ネグラから出て来て、古瓦の上で休んでいました。半纏(はんてん)を引っ被って。

昼下がりの快晴陽気を楽しんでいるようでしたが、目は眠ったままです。

夕方になると、瓦の下のネグラに帰って冬眠体勢に逆戻りしました。

今日やっと気が付きました。シマちゃんは大の暑がり屋さんなのです。

この気温で、この時期に顔を見せるヒキガエルは唯一シマちゃんだけですから。


<big>ヒキガエル冬眠中</big>

2010-11-17 06:48:16 | アズマヒキガエル
☆気温が6℃に下がって、一気に冬眠に入りました


Imgp0012_841_6Imgp0010Imgp0008_7Imgp0007839Imgp0004_8*  *  *

冬支度した我が家の(=私の)子守地蔵尊に秋の花々を供えました。

隣家屋根の遥か上空をジェット機が飛んでいます。

成田空港から東南アジアを目指していると推定されます。まだ空港に確認していませんが、この辺りは航路になっているのでしょうか? よく見掛けます。遠くから爆音も聞こえます。

植え込みのヘチマ蔓は活力旺盛です。若い糸瓜も未だに生長中です。

斜め向かい近隣家の植え込みにナミテントウを見掛けました。越冬する種類です。緑に映えて、美しい天道虫さん!


<big>♪ シ~マちゃん、遊びましょ ♪ </big>

2010-10-16 04:07:45 | アズマヒキガエル
☆ 遊びましょ ♪ い~ま行くから待ってゝね ♪


Imgp72093Imgp72163Imgp7220Imgp72223Imgp72233Imgp7225_356Imgp7226_3_2                   『仲間がアタシを呼んでいるわ、行かなくちゃ ♪

遊ぶ広場に行くには、あの大石を乗り越なければならないので、肥り気味のアタシには大変! 

意を決して......あらよっと!

あらあら? こんな所に、きれいな落ち葉が。 オオムラサキツツジの落ち葉でしょう。何て美しい色だこと!

雨が降ると庭木も庭石も庭土もカエル達も濡れて綺麗に見えるし、地面は歩き易くなるし、草や木から良い匂いがするし、大好物のミミズも出て来るし、ここは天国みたい!』

『シマちゃ~ん ♪ 早く、いらっしゃいよ~! アタシたち待っているのよ~ ♪ 』

『は~い、もう少しよ。さっきまで壺庭に大遠征したので疲労困憊なのよ。ほんとうは遊ぶどころじゃないのよ。でも、仲間に会えるのは嬉しいわ。』

『シマちゃ~ん ♪ アタシタチの大先輩 ♪ アタシ達の知恵袋 ♪ どこへ行ってしまうの? 一緒に遊びましょうよ ♪
ここには赤い落ち葉もあるのよ ♪ 』

『ああ~、もう限界なの。物陰で一休み、しますから失礼 ♪ また後でね ~♪♪♪』


<big>やっぱり高い所が好き</big>

2010-10-10 11:18:18 | アズマヒキガエル
☆ 雨に濡れると登り易くなるから?


Imgp70242002Imgp7026Imgp7027丸めて木に立て掛けておいた古簾の上に、子ガエルが! こんな高い所に、どうやって!

簾(すだれ)のテッペンは地上から1メートル近くあります。

『ああ~、いい眺め!』と言いたげな表情をしていますが。内心は『困ったな、どうやって降りたらよいやら』と緊張気味。

暫く観ていますと『カエルおばさ~ん、助けて! ボクを此処から降ろして!』という声が聞こえました。

掴まえても全く抵抗なし。降ろされた庭石から簾のテッペンを見上げて『我ながら良く高い所に登ったもんだ!』と誇らし気でした。


Imgp7046_10_806Imgp7048_2Imgp7049_2成ガエルが、カメの蓋をした中型鉢の上で得意満面の畏まった姿勢をしています。

『お山の大将われ一人! 後から来るもの突き落とせ~!』

人間の私さへ寄せ付けないくらい、面構えが立派な♂の成体です。

たやすく降りられるでしょうから写真を撮っただけで、手助けはしませんでした。




<big>寄らば......庭石・竹筒・ブロックの蔭</big>

2010-10-09 06:37:15 | アズマヒキガエル
☆ ヒキガエルの幼体と成体


Imgp70188Imgp7006_8Imgp7007108Imgp7014829Imgp7017_821Imgp7002_08Imgp701933_2昨日は気温湿度ともに快適範囲内でした。

子ガエルの妖ちゃんは庭石の蔭に隠れています。石を体で支えているみたいにも見えます。

もう一匹は竹筒の中から外を伺っています。

長い竹筒は「カエル道」に位置し、路地植え日本春欄と隣家塀との間です。

三匹の仲好し♀ヒキガエル達は井戸端会議中と言ったところ。さしづめ黒ダンゴちゃんは音頭取り。

寒熱を遮るブロック塀用のセメント塊の下で、勾玉の珠子ちゃんは居眠り中。ここは耐震なので安心!

昨日の朝、午前8時過ぎの「カエル笑む庭」風景でした。




<big>無料個人別行水桶・「カエル笑む庭」提供</big>

2010-05-04 11:44:38 | アズマヒキガエル
☆ 好きな陶器製オケが選べる


Imgp3255x54_4Imgp32733気温が上がったので昨日カエルが好きな行水皿を庭に置きました。

今朝は4時少し前、いつものように夜明け前に起きて庭を覗きますと...

何と、何と! X君が行水中。お皿の水にドップリと、気持ち良さそう!

暫くのあいだ、シゲシゲとX君に見とれていましたら、ヒョイとアタシにお尻を向けました。

Imgp3259_54_434Imgp326854_442勾玉の珠子はタマ子で、おととい骨董市で購入した軍国趣味的なドンブリ桶に、とうとう入っていました。

海軍の国旗? 普通の日の丸そして君が代なんて描いてあります。今日は憲法記念日なので、このドンブリは違反!

地が厚くて安定性があるのと、藍の色が綺麗なのでカエルさん用に買ったのですが。

骨董市の仕舞い際まで、このドンブリ一個だけ売れなかった訳が分かりました。

Imgp32495Imgp323853_9我が贔屓筋のシマちゃんは、昨夜行水する気分になっていました。

考えに考えた末みたいに、とうとう桜小皿にドップリと。『どうも、この小皿はアタシに小さ過ぎみたい』。

折から、手元にハラリと落花したオオムラサキツツジを一輪、彩りとして置いたのは今にんげんのアタシ。

「この先は、女湯で~す」。

Imgp32632Imgp3277居候の金ちゃんは、睡蓮鉢に入るかどうか、たっぷりと思案しました。

古い鬼瓦の上でヨクヨク考えた末に断念したようです。

そしてシマちゃんが縞子用の小皿で行水するのを、長~い間みていました。

『ボク専用のオケがな~い!』そう思ったに相違ありません。

「金ちゃん用のドンブリを買わねば...」

今にんげん、だけど、昔カエルだったアタシは、「金よ、お前の気持ちがよ~く分かる」。

金ちゃん用のオケ購入を、カエル言葉で金に約束したのでありました。


<big>気候条件に合わせて居場所を変えるカエルたち</big>

2010-05-03 08:32:51 | アズマヒキガエル
☆気温・湿度・風・雨・雪・霙・全てに合わせる


3221_52Imgp321030Imgp322010Imgp3222_52_13気温が20℃を超えて、空気が乾燥しています。

5月2日のことです。

勾玉の珠子ちゃんは、水が満杯の睡蓮鉢とカメと庭石の蔭に、隠れています。

金ちゃんの下半身は土の中です。(実は、手前の土管に掛かっていた簾の下にいたのを、私がスダレをずらしたとき見付けて写真を撮りました)

シマちゃんは体を乗り出して、行水皿の方を向いています。(このあと、シマちゃんは長~い行水を愉しみました)


<big>ご褒美のミミズを貰ったシマちゃん</big>

2010-04-30 01:07:18 | アズマヒキガエル
☆ 約束だったミミズ一本 

Imgp3184Imgp3182_10Imgp3185_2昨日は暫く振りの暖かさでした。

出芽が紅いアオシダレの盛りです。色よし、枝振りよしの手頃な庭木です。

奥のオオムラサキツツジが咲き始めました。

植え込みの大型カタバミも...。例年より遥かに遅い春爛漫です。

Imgp3193_2Imgp3196Imgp3190シマちゃんが生んだ卵から孵ったオタマジャクシが、この睡蓮鉢の何処かに居る筈です。

数は少ないけれど...。

今年は気候不順で多くの卵が死滅しましたし、無精卵も多かったのです。

昨日の昼間、シマちゃんに生きているミミズを一本上げました。六ヶ月振りです。    約束の御褒美です。

美味しそうに飲み込みました。飲み込んだあと、いつもの泥吐きゲップをしました。一本でも、満足そうでした。

夕刻になってネグラを見ると、土にもぐって落ち葉から顔だけ出していました。細いボケの幹上方の引っ込んだ所がそうです。また寒くなることを予感していたみたいです。

二匹いる♂ガエルの上方の、鬱金色がシマちゃんの元旦那さん。で、もう一匹は公園に返す手筈のオスちゃん。アタシを見掛けると直ぐソッポを向きます。   まるっきし、馴染みがないので。