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カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

花物語(1)-夏-

2007-07-22 17:37:38 | 植物
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 今どき流行りでない草花で、花魁草(おいらんそう)又は花キョウチクトウと言います。他府県では二回草とも呼ばれているとか。
独特の淡い芳香があります。6月から年に二回咲きます。亡き父のお気に入りの草花でした。

天の邪鬼な私は流行りものが嫌いで、此の傾向は周囲の動植物にまで及んでいます。自然のシジミ蝶は流行りなんて無視、せっせと蜜を吸いにきます。
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Imgp368877Imgp3917722 7月7日の朝、子守り地蔵尊横の鬼百合が今年初めて咲きました。

私が1979年まで四年間住んだ京都の洛北から、一緒に帰って来た野生の百合です。
戦災を受けていない此の地域には古い家屋が多く残っていました。茅葺き屋根をトタン板で覆った或る古家の周りに、手入れをしてない鉢植えがイッパイ転がっていました。手入れ主は高齢で病身だとか。それで娘さんが鬼百合とハンゲショウの鉢を私に下さったのです。
地蔵尊の隣の植え込みに植えたところ毎年一本ずつ増えて、いまでは十本にもなりました。お地蔵さまの目があるのに、今年は茎が一本、見事に鋏で切り取られてしまいました。残念でなりません。

鬼百合の球根は食用となり美味ですが、とてもとても勿体なくて食べる気になれません。
上の写真は21日に撮りました、7日から2週間以上経っています。

取り立てて世話をせずとも毎年路行く人々の目を楽しませてくれます。アゲハ蝶は美しい舞を土産に蜜を吸いにくるだけなのに-花泥棒に罪は無いとはいえ-人間は心無いことをするものですね。