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カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

お地蔵様とキチキチバッタ

2006-11-06 20:59:20 | 絶滅危惧両生類






























「カエル笑む庭」に居た別名オンブバッタが、塀を乗り越えて道路に面して建つ
我が家の子守り地蔵尊の涎掛けに止まっていました。10月上旬のことです。
体色は枯れ葉色に変わると同時に、めっきり弱り何匹かは動かなくなりました。

ある朝1匹のメスバッタが地蔵尊の足下、地蔵尊の真ん前に倒れていました。
「お地蔵様の前に来て、死んだのだ」と思いました。バッタがお地蔵様を分る
筈がないのですが、何匹もの末路を地蔵尊の周囲で見るに及んで、小昆虫
でも仏の慈悲を察知するのかしら? と考えざるを得ませんでした。

玄関先の、今は金魚鉢にしている火鉢の中に、今朝6時前、一匹の小ガエルが
びしょ濡れでホテイアオイの上に座っていました。どうやって鉢に入ったのか?
どこから来たのか? 彼女の体の濡れ方は普通ではありませんでした。

冷えきった体を私の左手の掌に載せると、ジッとしていました。乾いた柔らかい
タオルで丁寧に体を拭いてやりました。暫くすると元気になったので「笑む庭」
のユリの木の落ち葉がイッパイの片隅に放してやりました。

夜9時過ぎて小雨が降ってきました。気温は11月にしては高めの19℃。
カエルの完全冬眠は未だです。お陰でカエルさん達と、もう暫く遊べます。

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カエルいろは川柳

2006-11-04 20:55:38 | 絶滅危惧両生類
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 ー  イボよろい  夏冬晴雨用  ゴアテックス  ー






アズマヒキガエルは腹部を除いて、体中イボだらけです。
ヒキガエルを嫌いな人々は、このイボが嫌いなのでしょう。
でも、ヒキガエルにとってイボは生きて行くために重要なのです。

イボのある皮膚は、体の内部を守って呉れます。
ツルッとしているより頑丈なのです。突起のある兜の方が強いように。

狭い所を潜るとき、イボは凹んだ皮膚を守って内臓を保護します。
イボだけが、損傷を受けるのです。

地中に居る時イボは、体と土との間に空気の隙間を作って呉れます。
カエルは皮膚呼吸をしているので、体の周りに空気が必要なのです。

お尻で土を掘ります。お尻にも細かいイボが沢山あります。
カエルは腹部で水を飲みます。雨降りの水溜まりに座って水を飲みます。

暑い時や乾燥時には「カエルの行水」をします。ナガーイ行水をします。
水を入れた皿か浅い丼を、カエルが出る庭の片隅に置いて上げて下さい。
溺れないように、必ず木片・葉っぱ・藻などを、浮かべて上げて下さい。

皿や丼の中で、手足を伸ばしたり、体を左右に揺すったり、ただ座っていたり。
水の中で、とっても気持ち好さそうです。
そして何よりも、皿や丼の水の中での、色々な仕草の可愛いことったら!!!