「カエル笑む庭」に居た別名オンブバッタが、塀を乗り越えて道路に面して建つ
我が家の子守り地蔵尊の涎掛けに止まっていました。10月上旬のことです。
体色は枯れ葉色に変わると同時に、めっきり弱り何匹かは動かなくなりました。
ある朝1匹のメスバッタが地蔵尊の足下、地蔵尊の真ん前に倒れていました。
「お地蔵様の前に来て、死んだのだ」と思いました。バッタがお地蔵様を分る
筈がないのですが、何匹もの末路を地蔵尊の周囲で見るに及んで、小昆虫
でも仏の慈悲を察知するのかしら? と考えざるを得ませんでした。
玄関先の、今は金魚鉢にしている火鉢の中に、今朝6時前、一匹の小ガエルが
びしょ濡れでホテイアオイの上に座っていました。どうやって鉢に入ったのか?
どこから来たのか? 彼女の体の濡れ方は普通ではありませんでした。
冷えきった体を私の左手の掌に載せると、ジッとしていました。乾いた柔らかい
タオルで丁寧に体を拭いてやりました。暫くすると元気になったので「笑む庭」
のユリの木の落ち葉がイッパイの片隅に放してやりました。
夜9時過ぎて小雨が降ってきました。気温は11月にしては高めの19℃。
カエルの完全冬眠は未だです。お陰でカエルさん達と、もう暫く遊べます。
